前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で流石に身支度も無しに向かう訳にもいかないので、過去2回 ヘンリにより用意された高級ホテルのスイートルーム並みのゲストルームに寝かされていたので、歯を磨いたり顔を洗ったりする。うん、なんで当たり前の様にアメニティがあるんだろうね?
それから
そうして支度を整えて、寝間着からキチンとした服に換装してヘンリと紗夜に両脇を固められてゲストルームを後にする
そんなこんな歩いて屋内から屋外へ出て、少し歩き なんだか見覚えの有る庭へ到達し、僕や紗夜が簡単には会えないVIPが揃い踏みしていて 困惑してしまう
「お待たせ 兄様、姉様」
「そんなに待ってないよ、ヘンリ」
「なら良かった」
「さぁ、席に着くと良いよ。朝食にしよう」
ヘンリの言葉に、優雅な振る舞いでコーヒーを飲んでいたグンジョウが返事を返し、僕達に席に着く様に促してきたので素直に従う
因みに 当然の様に僕の両サイドにはヘンリと紗夜が座り、紗夜の左隣に いつのにかいた
とりあえず軽く睨んで念を送ってみたが、にっこり と笑み返してくるので微塵も効果がない、無念
僕が三鶴へ念を送っていると、メイドさん により僕達の前に朝食が配膳される訳だけと、見るからに高級そうな料理で 少し尻込みしてしまう
「さ、頂こうか・・・あぁカナリアちゃん、そう緊張しなくて構わないよ、マナーとか気にしないで良いから」
「え? あ、はい」
「ん、なら ぼく がカナリアに食べさせる」
「ヘンリ? 流石に それは看過出来ないよ? キチンと座りなさい」
「はい、兄様」
全員に朝食が行き渡った事を確認したグンジョウが良い、尻込みしている僕に気付いた様で そんな優しい言葉をかけてくれ、ヘンリが いつもの調子で言うと グンジョウが微笑みながらたしなめる とすんなりヘンリは引き下がる、聞き分けは良いよね ヘンリ
そんな事を思いつつ、お腹は普通に空いているので食欲に勝てる訳もなく、ナイフとフォークを持ち パンケーキを切り口に入れる
これまで食べたパンケーキの中で群を抜いて美味しい
一旦 ナイフとフォークを起き、次にヨーグルトの入った小皿? 小鉢?を手に取りデザートスプーンで掬い口に入れる
中にはリンゴとミカンの果肉が入っていて、程よい甘さと酸味で食べやすい、すごい
「口に合った様で良かったよ」
「とても美味しいです、陛下」
「はは、さん で構わないよ? 今日は 公の場ではなく、ヘンリの友人を呼んだ場だからね」
「そうおっしゃるならば、従います」
僕が食べる度に驚いているのを見て、グンジョウが話かけて来たので返事を返すとニコリと笑んで そんな事を言うので素直に従う事にする
分かっては居たけれど、やっぱりヘンリは お姫様なんだよねぇ 僕も それなりに裕福な家の子である自覚は有る、ベルカ貴族の分家だしね?
だから、それなりに良い物を食べて来ているけれど、レベルが違いすぎる
これが貴族と王族の違いって奴なのかな? 多分
「ふふ、遠慮せずに食べてね? カナリアちゃん ヘンリが 食べ尽くしてしまう前に、ね?」
「ははは、確かにな? カナリアちゃん 沢山食べて大きくなるんだぞ?」
「えぇー? カナリアちゃん、ちいさくて可愛いから 今のままでよくなーい?」
「ん、ブリジット カナリアに追加を」
「はい、ヘンリ様」
僕がパンケーキを食べ切った頃、グンジョウが 僕の食事量を察してくれ 遠慮する暇もなくヘンリの指示を聞いたローズレッド色の髪をしたメイドさんが、僕の皿に おかわり のパンケーキを置いていく、仕事が早い
「彼女はブリジット、祖母の代からブリリアント王家に仕えてくれているんだ」
「おばあちゃんはシャルロット様の専属護衛をしていたそうです。私の名前は おばあちゃんから貰ったと、母から聞いています」
「はへ〜」
ヘンリがブリジットについて話てくれ、小学生並みの相槌を打つ
代々王家に仕えるとかあるんだなぁ