前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
「さてと・・・今年は趣向を変えてみましょうか」
【ん? 何をする気だい?】
【キョロキョロし始めたぞ?】
【何か探しとるん?】
【趣向を変えるって?】
晴れてるとはいえ真冬なのだが、我が家のマッチョは寒くない様で せっせと餅米を半殺しにしている内に、折角の縁起物なので若宮ギルドに来訪している視聴者にも餅つき に参加して貰おうと思った訳なのだけど、1人目の犠牲者を決めるのは中々 難しい
可能な限り健康そうな人を選ばないとね?
「ん〜〜 よし、君に決めた」
「え? え?」
【ポケモンかな?】
【隣の隣の人がキョドッとる】
【逆サイドのワイもビビったわ】
イヤホン&タブレット端末で配信を見ていそうな来場者を指差しで指定しると、突然の事で挙動不審になったが 微笑みを浮かべ手招きすると 戸惑いながらも指示通り 歩み寄ってくる
「では、今から僕と餅つきをしてもらいたいと思います。良ければ名前をどうぞ」
「ゆ、
「ではではヒデリ君、短い間だろうけど よろしくお願いします」
「はい! よろしくお願いします!!」
【カナリアちゃんと餅つきじゃと?!】
【くっっ 羨ましい】
【ヒデリ君とやら、随分と嬉しそうじゃなw】
【そりゃ嬉しかろうよ】
僕が
まぁ、現地に居る視聴者は兎も角、配信を見てるだけの視聴者にはモザイク処理がされた姿しか見れていないから、彼のプライバシーは守られているだろう、多分
そんな訳で半殺しが終わるまで まだ掛かりそうなので
「餅つきは体力消費が激しいので、10回 ついたら 交代としたいと思いますので、僕と餅つき したいと言う方は 鷹ちゃん側の方へ ・・・と言っても遠慮して並ばなそうなので、はい そこのヒデリ君の隣の隣の人、そして その逆サイドのアナタも、整列 はりー はりー」
「ひゃい!!」
「いえす・ゆあ・まじぇすてぃ!!」
【おー いつになく強引やなぁw】
【何 笑とんねんw】
【でも、まぁ正解やね】
【サンキュー 犠牲者ネキニキ】
餅つきは体力消費が激しいので 推定一般人の視聴者に完成までやって貰う事は、かなり困難だと断言出来るので 手早く犠牲者 その2と3を見繕い、参加者待機列を形成する
思ったより素直に従って貰えて助かるなぁ うん
そんな訳で 餅つき で そこそこ大変な作業である半殺しを我が家のマッチョ2人に丸投げし、純粋に餅つきをして貰う様にする そうする事で楽しんで貰おうと言う算段である
それから程なくして半殺しが終わり、鷹樹がヒデリへ杵を渡したのだが 彼の想定より重かった様で少しよろける
「ではヒデリ君、君から どうぞ?」
「はい!」
「よいしょー」
【がんばえー】
【ブレとるぞー】
【がんばー】
【カナリアちゃん、音が違うw】
やはり一般人には重い様で、鷹樹の様に綺麗に つけて いないが、充分 頑張っていると思うので、彼に合わせて僕も杵を振り下ろす
一応 掛け声も入れてみたが、テンポを合わせるのに丁度良い様で ペースは一定に安定している
目標の10回を超え ヒデリから犠牲者 その2の女性へと
ヒデリは高校生ぐらいだったけど、重そうにしていたしね?
とりあえず鷹樹にアイコンタクトを取り、女性&子供用の軽い杵を持ってきて貰う
因みに僕が使っている杵は、鷹樹やヒデリの使っていた成人男性用の普通に重い奴だ、パワーとインパクトが違うからね、うん