前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
蒼髪美少女に生姜焼きモドキを提供すると、本当に美味しそうに食べる姿をを見て一旦安心しつつ、次の調理へ移行する
【四角の黒ベタだから、海苔が動いてるみたいでウケるw】
【本当ステラ・アークの謎技術すげぇ】
【山程有った肉が見る見る無くなってくのスゲェ】
そんなコメントが流れているのを横目に、僕は野菜も必要だと思ったので具沢山のスープを作り始める
「此処で有ったのも何かの縁だし、名前を教えてくれるか?」
「これは失礼・・・ぼくはヘンリエッタ・
「・・・
「
【ん〜やっぱラグ無しのピー音すげぇ】
【どんな技術でやってるんだか】
【リューネ人のヘンリエッタ・・・まさか、な?】
蒼髪美少女の名前を聞き思わず言葉が出そうになった所を鷹樹に止められ、何とか飲み込む
リューネ人でブリリアントの姓を持つのは一家門のみ、リューネ王族だけなのだから、驚いて僕が口を滑らせそうになるのも仕方ないと思いたい
リューネとは元々はアメリカが有った大陸に上書きされた大国で、旧日本基準で今ある超技術の大半を開発した立花 夏月博士が住んでいる国だ
噂によると 立花博士は、今はもう高齢で隠居生活をしているらしいけど
と まぁ大して持ち合わせて居ない知識をフル活用して目の前の蒼髪美少女ことヘンリエッタがリューネ王国の お姫様である事は理解する、まぁ彼女が言った内容が真実ならば、だが
「
「
「え?ワカモ? リューネ語喋れるの?」
「吾は賢いのだぞ? 主よ」
【ワカモ氏、多才過ぎん?】
【流石はワカモ氏】
【ドヤ顔w】
僕の座椅子をして居たワカモが急に口を開きヘンリエッタとリューネ語で会話をし始めた事に驚き尋ねると、ドヤ顔で返してくる
「ヘンリ曰く、ダンジョン攻略をしに来ただけみたいだな」
「そう、なんだ?」
「ヘンリがどこの誰でアレ、腹を空かせてる事には違いないだろ? 俺は鷹樹」
「それはそうだね、僕はカナリア。よろしくね?ヘンリさん」
「うん、よろしく。タカキ、カナリア」
【山積みの料理が次々と海苔に吸い込まれていくw】
【食べるスピードが早くて吸い込まれてる様に見えるのウケるw】
【はっやwww】
自己紹介をしながら全速力で料理を作り続けているのだが、その悉くがヘンリの胃に収まってゆく
僕も食べる方だが、彼女は僕以上に大食漢な様だ、これは作り甲斐が有って結構楽しい
そんなこんなヘンリへ料理を食べさせつつ、自分の分もちゃっかり食しながら料理を作り続け
「・・・底ついた」
「俺もだ」
「お供に荷物持たせてしまってて補填が難しい・・・コレで足りる?」
【ヘンリ氏、機械みたいに平坦な喋り方するなぁ】
【おもむろにデカ目の魔石?を出してくるロイヤルスタイル】
【絶対、時価数十万は固いな、この魔石】
約四日分の食材を使い果たしてしまい、少し途方に暮れているとヘンリが申し訳なさそうな表情と声色をしている・・・機械みたいに平坦な喋り方ってコメントが見えたけど、僕には そうには聞こえないんだけどなぁ?
何と言うか、鈴が鳴る様な澄んで綺麗な声の少しフワフワした感じに聞こえるんだよね、うん
それはそれとしても、食事代としては過剰な物を差し出してきた気がするのだけど、気のせいかな?
多分、気のせいじゃ無いな、鷹樹も驚いた表情してるし、うん