前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
オオサンショウウオが肉食?である事に一抹の不安を抱いたが、ワカモが彼(仮)と話をつけてきてくれたので、安心して配信を続ける事が出来た
そんな訳で愉快で楽しい時間は過ぎ去るのも早く、あっという間に冬休みは終了し 大学受験本番が秒読みを始める
久しぶりに制服へと袖を通して、ダイニングで たまたま非番だったニッコニコした母に髪を梳いて結って貰いつつ、つけっぱなしのテレビから流れる天気予報を眺める
「へえ、快晴か」
「良かったわね、カナリア」
「そうだね」
僕の髪をセットして御満悦の母の相槌に頷いておく、雨や雪はバイクの敵だからね、雨は兎も角 雪は本当に怨敵と言っても過言じゃない
基本的に面倒くさがりで散髪をしていないだけの伸び伸びした髪を結って貰い、母のママ力が爆発する前に自宅を後にする 学校に遅刻する訳には行かないからね
そう言う訳で 新学期とあって道が混み気味で 普段より多少の時間を要して
「カナリアちゃーん」
「おはよう ニナちゃん」
「あぁカナリアちゃんの香り」
「訳が分からないよ」
何処からともなく現れたニナに抱き上げられ吸われ そんな事を言うニナに遠慮ない言葉を浴びせる、どうせ聞いていないだろうしね?
約3年の付き合いだし、ニナが僕の話を都合よく聞いていない事は分かっているし、今更遠慮する仲でもない
そんな訳で一般人の筈のニナに抱き上げられ吸われながら運ばれ、いつもの様に見せ物状態になる、うん ぜひもないね
そんな訳で僕はニナに抱き締められたまま教室へ入り、クラスメイト全員の注目を集め
「ニナちゃん、ずるい」
「これは厳罰に処す必要が」
「くっ・・・カナリアちゃん、今日も可愛い」
「我等が大天使を独り占めは大罪だぞ〜、恥を知れ〜」
「おはよ〜」
「おはよう、みんな・・・朝から元気、だね?」
クラスメイトの男子も女子も関係なく大騒ぎしてニナを非難したり何かよく分からない事になっている、元気な事は良い事だけどさ?
そんな珍事件が発生したが、先に登校していはハジメにより救出(笑)をされた僕は ハジメの膝に座らされ、長期休暇後 恒例となった
「生八ツ橋 美味しい」
「良かったねカナリアちゃん」
「ハジメちゃんも食べる? はい」
「ありがとう」
爪楊枝で生八橋を刺して食べて呟くと、ハジメが相槌を打ってきたので適当な生八橋を刺してハジメに差し出すと、お礼を言って食べる
やっぱり幸せは分かち合うのが良いからね
それから私も私もと ニナやシホを筆頭に言い出したので食べさせてあげると、幸せそうな表情をしたので 良かった
「あと約2週間で共通テストね」
「そうだねぇ」
「推薦組は、少し気が楽かもね」
「はは、確かに」
生八橋 程度で僕が満腹になる事はなく、沖縄の お土産である塩ちんすこう を食べていると、シホが何故か遠い目をして言ったので相槌を打つ
斑鳩卒業生の大半が進学を選択する訳だけど、斑鳩直系の大学へ進学する人も居れば、やりたい事の為に違う大学へ進学する人もいる
それに斑鳩以外の高校から受験をする人もいるから、絶対に入れる保証はない訳だ
噂によると、斑鳩生は多少 合格しやすいらしいけどね? あくまでも噂だしね
一般的な受験生と言うのは、第1志望 第2志望とか複数候補を決めて受験する物だと思うけど、今回 僕は滑り止めも何もなしに 斑鳩の大学 1本で受験する事にしている
受かれば良し、落ちたら落ちたでスッパリ諦めて 配信者とアイドル活動にチカラを注ぐ事にしよう
将来に備えて大学に進学しておくのも良いと思ったぐらいだし、必ず大学に行かなければならない訳ではないからね、うん