前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で次元断層を抑えていたワカモの疲弊も有ったので、池の辺りで交代で見張りをしながら少し長めの休憩をして体力を回復させた後、本来の目的である35層攻略へと戻る
「ワカモ、大丈夫?」
「うむ、吾は回復も速い故 もう大丈夫だ。昔 愚王をシバく為に
「・・・え?」
【ステラ・アーク名物、ノータイム ぴー音w】
【今日は困惑してばかりだなぁ カナリアちゃん】
【カナリアちゃん、かわよ】
【ガチ困惑やんけw】
僕はワカモに体調を確認する為に尋ねると、ワカモは もう大丈夫と笑い なんとも反応に困る事を言う
バルマバラッド、確か 50年だか60年前に滅んでしまった砂漠の国だったかな?
あぁそういえば、リューネの博物館にあった年表に書かれていたなぁ バルマバラッドとの戦争が、うろ覚えだけど 当時のバルマバラッド国王が私腹を肥やす為にリューネへ宣戦布告したとか何とか
ワカモは平行世界でリューネ王族をしているって言っていたから、それでバルマバラッド王都へと潜入したのだろう、多分
うーん、頑張って飲み込もうとしてるけど、難しいなぁ
「ははは、困らせてしまったか? すまぬ」
「う、うん、別に構わないけど・・・君み大概な生き物だよね?」
「吾は千の時を生きる霊狐だ、一般的な転生者が束になった所で かすり傷も追わぬよ」
「その一般転生者って、大抵の場合は高ランク探索者だったり冒険者なんだけどね? うん」
「ん、ワカモは つよつよ。 母様と同等か それ以上、間違いない」
【まぁワカモ氏が強いのは、お察しだからw】
【確か108の秘密を持つ霊狐だっけ?w】
【まぁ強いよね、9尾だし】
【ん? 尻尾が少なくね? 7本に見える】
僕が困惑している事に気付いたワカモが笑いながら言ってきたので、思った感想を素直に言うと ワカモはドヤ顔で そんな事を言い、ヘンリがウンウンと頷いて言う
まぁ最低でもシャルロットぐらい には強いと言う事は理解している、僕がワカモと戦っても万に1つ、億に1つ の勝機も存在しない
100回戦えば100回負ける、試行回数が千だろうが万だろうがゼロに何を掛けてもゼロ、そのぐらいレベルとかではなく 格と言う物が違う
そんなこんなで僕達は途中 何度かの戦闘と、ブルーバードの実地試験を行いながら順調に進み、特に何も苦労せずに階層ボス部屋まで到達する
「35層は少し趣向が変わって、浅いけど川底に水が流れているね?」
「この先のボス部屋にも繋がっている様だし、少しは違うボスモンスターが出るかも知れないわね」
「そうだねぇ CEO」
「楽しみっすね」
【わくわく】
【えーっと・・・前がアラクネで、その前がライカンスロープだっけ?】
【ユウキ君がタイマンで倒した狼戦士か】
【水もあるし、どうなんだろう?】
乾燥地域の渓谷ではあるけど、乾燥地域だからと言ってカラカラに渇ききってるとは限らない訳で、今回の様に浅くても川が流れている場所も存在する
それに、ボス部屋まで川が流れているみたいだから、これがどう言う風にボス部屋に影響しているか楽しみだ
「それじゃぁ行こうか」
「そうね」
「行きましょう」
「ぼく が攻略した時は乾いてたから、どうなってるか楽しみ」
【おい、ヘンリ姫が なんか言うてるぞ?w】
【まぁ行く以外に選択肢は無いしw】
【まぁのw】
【逆にテンション上がるw】
いつまでも階層ボス部屋前でウダウダと立ち話をしている訳にも行かないし、それでは つまらないので35層 階層ボス部屋へと突入すると、ヘンリがボソッと重要かも知れない情報を呟いたが、変わっていようがいまいが、階層ボスを撃破する事には変わらないので、そのまま進む
どんなボスモンスターが出るか楽しみだなぁ