前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ヘンリの腹も3割程膨れた所で
それから暫くすると夜もふけ、健康優良児のカナリアは寝落ち寸前だったので
「主よ、今日は床に入ると良い、あとは吾が見ておく故な。鷹樹も良いぞ」
「ん〜・・・ありがとワカモ」
「・・・何かあったら起こして良いからな、ワカモ」
「任せよ」
「おやすみなさい」
【カナリアちゃんは夜更かし出来ないんだよねぇ、かわよ】
【おねむ のカナリアちゃん、かわいい】
【ワカモ氏タイムの始まりだ】
フラフラとテントに入って行くカナリアを少し心配そうに見守る鷹樹の背中を見送り、カメラへ目線を送り その先に座る紗夜へ休む様に合図を送ると、前回同様着陸したので、影魔法を使い丁度良い画角に固定する
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【えーっと・・・なんかワカモ氏を褒めたのは分かった】
【ワカモ氏も流暢なリューネ語だぁ】
【ワカモ氏 多才】
鷹樹とカナリアが居なくなったからか、ヘンリがリューネ語へ戻して私を褒めたので、事実を返すが納得いかない表情をしている
本当、感情が表情に出やすい娘だ・・・ただしヘンリを正しく認識出来る者が見れば、だが
このヘンリと言う娘、少々特殊な転生体である為、資格を持つ者以外はヘンリを正しく認識出来ず、無表情・無機質な声色と受け取らざる得ない
人の身に有りながらも人ならざる魂を持つが故の苦労と言う所だろう
そして何故 私がヘンリの事情を知っているかと言うと、彼女の母が私の恩人だからだ
端的に言えば、私が夫と結婚出来る様に助言をし夫に発破をかけてくれたのが、ヘンリの母 シャルロットだったのだ
シャルロットは護衛を伴い隣接する世界へ旅行を行う趣味があり、偶然訪れた私が居た世界で事を成した、そして私は彼女へ恩を返す為、年に数度 趣味の家庭菜園で取れた野菜をお裾分けする間柄になっていた訳だ
だから、私はヘンリとも顔見知りという事なのである
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【全然分からねぇw】
【大人の事情な奴で字幕も設定されて無いからなぁw】
【そもそも日本人以外が出る想定じゃないだろ、このチャンネルw】
ヘンリとの会話に気を取られていて視聴者を置き去りにしてしまったが、笑って許してくれている様で助かる
本当、カナリアの視聴者は民度が高いから感心する
まぁ、荒らす者が現れれば九尾の霊狐パワーで痛い目を見る
カナリアを悲しませる者は私が許さない、絶対にだ