前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
パーティとしてのフォーメーションの確認や、連携の確認 をした最終調整から数日、魔王の遺物 収容作戦の為の事前準備で僕達は21層へとやってきている
「当日の為に準備をしなきゃね」
「そうだの、ユウキを始めとした参加者をバックドアへ到達してもらわぬといけないからな」
「道案内、頼むぞ? カナリア」
「了解だよ、鷹ちゃん」
約1年半ぐらいぶりの21層入口で、参加メンバーが揃っている事を確認する為に見渡し言うとワカモが反応し、
本番である推定160層へ通じるショートカットに到達し、タワマンのワンフロアを制圧して
ダンジョンモンスターは階層間の移動を行わない、100層移行のモンスターなら知能指数的には 階層移動をする と言う考えが浮かぶ程度には知性がある筈なのに、だ
毎度の事ながら、僕達
今回は特に 有り難い、そのおかげでマリアの調査が進んでくれた訳だからね?
「まぁ、それも いつまで 持つかは分からないか」
「ん? どうした? 主よ」
本気の装備を取りに帰国しているヘンリに代わり、僕と一緒に最前衛をしてくれているワカモに尋ねられてしまった、思わず口から出た呟きを聞かれてしまった様だ
「ダンジョンモンスターが階層移動をしない事についてだよ、これだけ異変やイレギュラーが多発しているからね、そろそろ階層移動しそうだな?って」
「あぁ確かにな?
「なるほど?」
ワカモへ 素直に答えると、なかなか 言葉を選ばすに言う 今更だけどなんだか立花博士と面識がありそうな言い方をするよね? ワカモ
そんな訳で、人数が人数なので前に来た時の様に民家に停まっている車を拝借して時短をする訳にも行かないので、ゾロゾロと遠足の様に並んで進んでゆく
「 次の十字路、左右からモンスターだね? 分布的にはゴブリンかな?」
「そろそろ単調な行軍で飽きてきた所だろう? 丁度良いではないか」
「そうだね」
「やれやれ、元気な奴だなぁ」
反響定位に反応を感知して呟くと、ワカモが カラカラと笑って言ったので返事を返し掛け出すと、後ろにいた鷹樹が呆れた様な雰囲気で言う
君、四捨五入したら30歳とはいえ まだ老け込むには早く無いかな??
そんな訳で、僕とワカモで左右から接敵したゴブリン1小隊ずつを撃破したが、歯応えがなさすぎて 少しつまらなく感じる
「やっぱ このぐらいじゃ お前には簡単過ぎるか」
「そうだね? 銃剣のみ使用って縛りをしても、そんなに苦労しなさそう」
「それはそうだろうな? 主のレベルの3分の1ぐらいだからの」
「そもそもカナリアちゃんは回避型でスピードも速いもの」
「実は、暗殺職向きなんじゃ?」
「暗殺職の聖女って、なんか血生臭そうで嫌かな〜」
文字通り秒殺してしまったのを鷹樹に見られて、そんな事を言われ ワカモ
暗殺聖女とか、ニッチ過ぎる気もするしね?
まぁそもそも、僕は聖女らしくは無いから 今更感は否めない気がしなくも無い
何せ得物はトレンチガンだし、特技は投石とC4による爆破 と言う 変わり者
履歴書の特技の欄に間違っても書けない特技だと思う、ワンチャン ダンジョン関係ならセーフかも知れないけどね?
少なくとも大学の願書とかには書けない、書いたら通報されそう
C4は危険物だから収納魔法の中に少量だけ保管して、大部分はステラ・アークの武器庫に保管・管理してもらっている
この辺りは