前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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831. 第1フェイズ 開始 2

 

 

 

なんやかんやで目的のタワマンを目指して行軍している訳だけど、人数が人数なだけに隊列が長くて 後ろの方からも接敵する事案が発生したが、ヤル気満々なトリニティの3つ子が瞬殺して 僕へアピールしてくる

 

やっぱり 僕より長く探索者をしているし、経験値や連携の練度が かなり高いなぁと感じるが、倒すたびにアピールされても困ってしまう

 

 

「今回の作戦、元々 探索者として活動していた1期生は全員参加しているし、2期生もユウキ君を含めて半数が参加しているから、結構 大掛かりだよね」

 

「ステラ・アーク所属の配信者の約半数が 今 同行している事になるしな?」

 

「それに加えて、陽動や直衛を担うUAV部隊も同行しているからな、吾のインベントリも無限では無いから、仕方ないな」

 

 

前回は車を拝借して移動したが、今回は徒歩の為 時間が掛かっているので、気紛れに呟くと 鷹樹(たかき)とワカモが相槌を打ってくれる

 

今回の目的はショートカットが存在するタワマンに橋頭堡(きょうとうほ)を築く事

 

その為には、まずタワマンへ到達しなければならないし、その後 ショートカットが存在するフロアを制圧して、安地を設営する必要がある

 

フロアを制圧後、ステラ・アーク バックアップ部隊が マリアの びっくりドッキリ発明品で転移門を設営して、物資の搬入や 結界を張ってダンジョンモンスターが近寄れない様にする、と言う 結構 大掛かりな作戦を控えているわけだ

 

僕はチラリと後ろを見て、紗夜(さや)の操る UAV オオトリとは違うタイプのUAVが隊列を組み 周辺 を警戒しながら行軍しているのが見える

 

 

「紗夜ちゃんのUAVって普段呼ばないけど、オオトリって名前だよね? あの先行量産型の名前はなんだっけ?」

 

「えーっと・・・なんだったかしら? 」

 

「シラヌイです、お嬢様」

 

「あぁ、そうだったわね」

 

 

ユウキと共に僕達の後ろを歩くUAV(紗夜)に尋ねると、インカム越しに冬彩(かずさ)の声が聞こえてくる、相変わらず仕事のできる人だ

 

今回、相当数のUAV シラヌイが投入されているのだけど、いったい 何処からUAVオペレーターをかき集めてきたのか、結構謎なんだけど 知ってても意味は無いし、なんかやぶへびな気もするから 不用意に つつかない方向で行こうかな?

 

又聞きだけど、金糸雀同盟の支援を受けたステラ・アーク技術部が開発に成功したUAVは、僕が見慣れている陸戦型UAVと偶然型UAVの2種類存在しているらしい、そのうち水中戦型UAVも開発されそうだなぁ

 

 

「UAVって確か躯体と遠隔操作技術を発展させた物だったよね?」

 

「え? えぇ、そうだけれど・・・急にどうしたの? カナリアちゃん」

 

「いやぁ、その技術を応用したら ガンプラバトルとか出来そうだなぁって」

 

「・・・なるほど、その可能性もあるのね」

 

「紗夜ちゃん?」

 

 

僕の何気ない 脳死の言葉に紗夜が何故か長考を始めてしまう、これは余計な事を言ってしまったかな?

 

 

「ガンプラ自体を動かすにしろ、データを動かすにしろ、UAVのコクピットユニットを転用するのが安牌だろうな? 前に試乗した時、めちゃくちゃ 快適だったし」

 

「あ、鷹ちゃんも試乗したんだ、シュミレーター 結構楽しかったよね」

 

「いや、普通に惨敗した記憶しかねーわ」

 

「えー? 鷹ちゃんって、ゲーム下手なんだね」

 

「俺は、お前や 親父みたいに指先微調整は得意じゃねーんだよ」

 

「お父さんは、熟練ヴァンツァーパイロットだからね? 噂によると ヴァンツァーを纏ったままで、パラパラ本格チャーハンが作れるらしいよ?」

 

「なんだそれ? 逆に見て見てぇ」

 

「ほんと、ねー」

 

 

鷹樹が長考を開始した紗夜を見て、そんな事を言ったので 楽しかった と同意を得ようとしたら、どうやら鷹樹には向いていなかったらしく 残念な返事が返ってきた

 

因みに、父の逸話は たまたま会ったヴァンツァーパイロットの人と世間話をした際に教えてもらった

 

 

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