前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんやかんやで目的のタワマンを目指して行軍している訳だけど、人数が人数なだけに隊列が長くて 後ろの方からも接敵する事案が発生したが、ヤル気満々なトリニティの3つ子が瞬殺して 僕へアピールしてくる
やっぱり 僕より長く探索者をしているし、経験値や連携の練度が かなり高いなぁと感じるが、倒すたびにアピールされても困ってしまう
「今回の作戦、元々 探索者として活動していた1期生は全員参加しているし、2期生もユウキ君を含めて半数が参加しているから、結構 大掛かりだよね」
「ステラ・アーク所属の配信者の約半数が 今 同行している事になるしな?」
「それに加えて、陽動や直衛を担うUAV部隊も同行しているからな、吾のインベントリも無限では無いから、仕方ないな」
前回は車を拝借して移動したが、今回は徒歩の為 時間が掛かっているので、気紛れに呟くと
今回の目的はショートカットが存在するタワマンに
その為には、まずタワマンへ到達しなければならないし、その後 ショートカットが存在するフロアを制圧して、安地を設営する必要がある
フロアを制圧後、ステラ・アーク バックアップ部隊が マリアの びっくりドッキリ発明品で転移門を設営して、物資の搬入や 結界を張ってダンジョンモンスターが近寄れない様にする、と言う 結構 大掛かりな作戦を控えているわけだ
僕はチラリと後ろを見て、
「紗夜ちゃんのUAVって普段呼ばないけど、オオトリって名前だよね? あの先行量産型の名前はなんだっけ?」
「えーっと・・・なんだったかしら? 」
「シラヌイです、お嬢様」
「あぁ、そうだったわね」
ユウキと共に僕達の後ろを歩く
今回、相当数のUAV シラヌイが投入されているのだけど、いったい 何処からUAVオペレーターをかき集めてきたのか、結構謎なんだけど 知ってても意味は無いし、なんかやぶへびな気もするから 不用意に つつかない方向で行こうかな?
又聞きだけど、金糸雀同盟の支援を受けたステラ・アーク技術部が開発に成功したUAVは、僕が見慣れている陸戦型UAVと偶然型UAVの2種類存在しているらしい、そのうち水中戦型UAVも開発されそうだなぁ
「UAVって確か躯体と遠隔操作技術を発展させた物だったよね?」
「え? えぇ、そうだけれど・・・急にどうしたの? カナリアちゃん」
「いやぁ、その技術を応用したら ガンプラバトルとか出来そうだなぁって」
「・・・なるほど、その可能性もあるのね」
「紗夜ちゃん?」
僕の何気ない 脳死の言葉に紗夜が何故か長考を始めてしまう、これは余計な事を言ってしまったかな?
「ガンプラ自体を動かすにしろ、データを動かすにしろ、UAVのコクピットユニットを転用するのが安牌だろうな? 前に試乗した時、めちゃくちゃ 快適だったし」
「あ、鷹ちゃんも試乗したんだ、シュミレーター 結構楽しかったよね」
「いや、普通に惨敗した記憶しかねーわ」
「えー? 鷹ちゃんって、ゲーム下手なんだね」
「俺は、お前や 親父みたいに指先微調整は得意じゃねーんだよ」
「お父さんは、熟練ヴァンツァーパイロットだからね? 噂によると ヴァンツァーを纏ったままで、パラパラ本格チャーハンが作れるらしいよ?」
「なんだそれ? 逆に見て見てぇ」
「ほんと、ねー」
鷹樹が長考を開始した紗夜を見て、そんな事を言ったので 楽しかった と同意を得ようとしたら、どうやら鷹樹には向いていなかったらしく 残念な返事が返ってきた
因みに、父の逸話は たまたま会ったヴァンツァーパイロットの人と世間話をした際に教えてもらった