前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で兄妹の他愛ない雑談を混ぜつつ行軍を続け、目的地であるタワマンの麓 目前まで到達すると、3mを超える猛禽類の群が襲撃をかけてきたので
「ユウキ君、好きにしていいよ」
「了解っす、カナリアさん」
「んじゃ、行きますか」
「4小隊分 18匹か、
「そうね、これぐらい倒せなきゃいけないわね」
発見から接敵まで距離的に数秒の猶予が有るので、今日は あまり動いていなくて運動不足気味のユウキへ 猛禽類の撃破を許可すると 嬉しそうに返事をし、
さて猛禽類の相手はユウキを始めとした殺る気満々なメンバーに任せるとして、僕は僕の仕事をしないとね?
「それでは・・・先頭の小隊、僕の直衛をお願いします」
「イエス マム」
そんな訳で僕の仕事をする為に UAV シラヌイ部隊の先頭の小隊に指示を出して、猛禽類相手に暴れ始めた紗夜達を置いて僕はタワマンへと取り付き、仕事を開始する
最近は出番が無かったC4をツール用アイテムバッグから取り出して銃剣で切り分け こねたり して一気に粉砕する為に結構広範囲に貼り付けて、信管をセットして起爆コードを繋いで破片が来ない様に5m程 壁際に距離を取り、念の為 障壁で覆い 衝撃を1方向に向く様にする
「点火よーい」
「アイコピー」
「発破!」
いつものパーティ メンバーだけなら掛け声をしないのだけど、今日は同行者が多いので念の為に掛け声をしてからブリーチングしてタワマンの正面入り口を吹き飛ばして、コードを回収して ツール用アイテムバッグへ仕舞って、1階 エントランスへと侵入し モンスターがいないか確認する
「前回 と同じく エントランスには敵影無しっと」
前回と同様にエントランスにはモンスターの気配は無く、一応 危ないガラスの破片をどうするか の方に思考を向ける
魔武器である
「相変わらず手際が良いな? 主よ」
「まぁね、君達が猛禽類を相手してくれたお陰だよ」
「うむ、ではガラス掃除は吾がしよう。 此処に
「そう? それならお願いしようかな?」
「任せよ」
僕がガラス掃除について考えていると、ワカモが現れてガラス掃除をしてくれる事になったので、彼女に一任して 僕は少し休憩させて貰う事にして エントランスに備え付けられたソファに座り一息 つく
「とりあえず、工程の3分の2 ぐらいは終わったかな?」
「お疲れ様 カナリアちゃん、そうね? 此処からショートカットの有る階まで制圧する必要があるけれど、ゴールが見えて来たわね」
「人数がいるとはいえ、階段で移動する事になるからな、実際は1対多数に戦闘はなるな」
「それは分かってるよ 鷹ちゃん、だから僕とワカモで可能な限り 減らして
奇襲には鷹ちゃんや1期生の皆んなに頑張って貰う事にするよ」
「分かった、任せてくれ」
今朝 自宅でタンブラーに淹れてきた黒糖ロイヤルミルクティをアイテムポーチから取り出して飲みながら呟くと、猛禽類の撃破が終わったらしい紗夜が現れて相槌を打ってきて、その後ろから鷹樹や 他の面々もエントランスへ入ってきているのが見え、それなりに歩いていたので 疲れたのか休憩をしている
ザッと見た感じ、人員が欠けている様には見えないので、先程の戦闘で脱落した人はいない様だ
まぁ、これからショートカットを使用して160層へ向かうに、21層で苦戦するレベルでは お話にならない とは思う
特にUAV部隊は、決して安くはない出費になるだろうしね?