前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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849. れっつ どらいゔ 5

 

 

そんな訳でニナと共にタピオカミルクティー販売店へ向かうと、前回同様 少し並んでいたが迷わず列に並ぶ、回転率が速いので僕は前回美味しかった黒糖ミルクティーを2つ購入し、ニナには紗夜(さや)が飲んで絶賛していたタピオカミルクティーを購入して渡し、三鶴(みつる)が待つ オブジェへと向かう

 

タピオカミルクティー代をニナが払おうとしてきたけど、チケット代と相殺と言って黙らせた、結局 昨日 チケット代を有耶無耶にして受け取らなかった罰と言う奴と納得して貰おうかな?

 

それから慎重に人にぶつからない様に移動して、集合場所であるオブジェの近くまでやってきたのだけど、僕には見慣れた光景が目に映る

 

 

「ねぇカナリアちゃん?」

 

「なんだい? ニナちゃん」

 

「私達、そんなに待たせてないよね?」

 

「そうだね? 10分ぐらいじゃないかな?」

 

「だよね? なんで、三鶴さん 逆ナンされてるのかな?」

 

「さぁね?」

 

 

僕には見慣れている三鶴が逆ナンされている光景を目の当たりにして、ニナが困惑しながら指を差して僕へ尋ねてきたので、知らない と答える

 

我が兄ながら、見た目と頭脳が秀でている事は言うまでもない 頭脳明晰 運動神経抜群 文武両道 容姿端麗と持て囃す言葉を並べ立てる事が出来るぐらいには優秀な人物だ

 

もはや超人の域に居ると思われる我が兄だが、そんな人間にも唯一かつ最大の欠点が存在する、限度を知らないシスコンである事である

 

まぁ外見からシスコンであるか どうかなんて分からないし、三鶴を逆ナンしてるガールズは悪くない、うん

 

 

「どうするの? カナリアちゃん」

 

「どうしようか? 割って入っても良いけど、恨まれそうだしねぇ」

 

「うーん・・・恨まれたくは無いかなぁ」

 

「なら方法は1つ、三鶴ちゃん が僕達に気付くのを待つ」

 

「え? それ、大丈夫?」

 

「大丈夫だよ、三鶴ちゃんだし」

 

「えぇぇ・・・」

 

 

逆ナンを躱し続けている三鶴を見つつニナからの質問に答えると、少し尻込みした様で困った様な表情をしたので、解決策を提示するが 賛同は得られなかった 無念

 

実際の所、三鶴なら 謎のパワーで僕に気付いてくれる筈だからね、シスコンは嘗めてはいけない

 

そんな訳で、黒糖ミルクティーがぬるくなってしまう前に三鶴が僕達に気付く事を祈っていると、逆ナン ガールズを突如として無視して 僕の方へやってきて

 

 

「待っていたよカナリア」

 

「お任せ 三鶴ちゃん、はい 黒糖ミルクティー」

 

「うん、ありがとう」

 

 

ニコニコと笑み僕に話し掛けてきたので、三鶴用に購入した黒糖ミルクティーを手渡す

 

 

「す、すごい睨まれてる」

 

「ニナちゃん、こう言う時は目を合わせたらダメだよ? 良いから 行こう」

 

「確か、ちょっとした公園が有った筈だし、そこで次の予定を話し合う事にしようか」

 

「そうだね〜」

 

「は、はぁーい」

 

 

ニナが逆ナン ガールズからの視線を感じ、そんな事を言ったのでアドバイスをして、兎に角 この場所を離れる事にし 三鶴の先導で公園(仮)の方へ移動する

 

 

「さてさて、次はどうする?」

 

「一応 この先に展望台があるよ? あとは・・・少し先に迂回路との分岐があって 山を迂回して反対側へ抜けて 海鮮丼的なのを出す お店も有るけど」

 

「ん〜〜 ニナちゃん、お腹は空いてる?」

 

「え? ん〜 微妙かなぁ?」

 

「分かった、なら展望台に行って その後は またその時に考え様か」

 

「そうだね」

 

「そうしよう」

 

 

森林公園的な公園で常緑樹が生えているおかげで目に優しい、そんな公園の遊歩道を歩きながら作戦会議を行って、ニナの空腹度合いと相談して ひとまず展望台へと向かう事に決める

 

今年は比較的 晴れの日が多くて雪が降っていない筈だから、前に来た時に積もっていた雪は溶けて 路面凍結などは無い筈だ

 

標高も そこまで高く無いし、多分大丈夫の筈、そう思いたい

 

危なくなったら来た道を戻って大人しく迂回路へと向かう事にしよう

 

 

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