前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ダンジョンキャンプで中々に面白い人に出会えた週末を超えた月曜日の放課後、僕は例に漏れずステラ・アークの事務所へと足を運ぶ
今日は特に仕事がある訳でもないけど、弾薬用の岩塩を
そんなこんな学校から徒歩で事務所へやってくると、ミーティング区画が少し騒がしい様な気がして、渚が定住しているデスクを見ると爆速で仕事をこなしているのが見えたので、近寄り話しかける
「お客さんですか?」
「うん、そりゃぁもうロイヤルな お客さんだね」
「ロイヤル?」
「そそ、そんでカナリアちゃんの、ね?」
「え? 僕にですか?」
「いえーす」
手を動かしながら渚は言い少し笑う、その様子を見ている訳だが、何と言うか僕 宛のお客さんと言われても心当たりが無いから、対応に困る
「今は先輩が対応してるけど、いやぁあの先輩を圧倒するとはねぇ〜」
「それ、笑い事なんですか?」
「笑い事でしかなく無い?」
そう言うと渚はカラカラと笑う、我が兄の扱いが雑な事に心を痛めるべきか、同意するべきか、悩む所だなぁ本当
そんな事を考えつつミーティング区画のパーテーションから少しだけ顔を出して中を覗くと、金に近い薄い茶色の髪と金の瞳を持つ顔の作りは日本人っぽい美女が鷹樹に向けてリューネ語で何かを語りかけていた
うん、サッパリ分からない、あとヘンリが死にそうな表情をしている
「
「はぁ・・・カナリア、座って貰える?」
「あ、はい」
何か軽く睨まれて何か言われたけど、サッパリ分からずにいると、ヘンリが通訳?してくれたので、彼女達の前の席の鷹樹の横に座る
「
「いい加減五月蝿いよユーカちゃん、ゴメンね? この娘は仕事出来るんだけど、性格に欠陥を抱えてて」
「あ、はい。お構いなく・・・今、首が180度ぐらい回転しましたけど・・・」
「大丈夫、ユーカちゃんは頑丈だし、暫く寝たら元気になるよ」
何か長々と語っていた美女をヘンリが静かに一喝し首に手を掛けてゴキっとして黙らせて、ヘンリは僕達へ謝ってきたので大丈夫か尋ねると、そんな返答が返ってきた
ふむ、リューネ人は頑丈なんだなぁ
「この娘は ぼく の付き人? なんだけど、食糧他色々を持ったまま迷子になってね、危うく餓死しそうになったんだ」
「なるほど、付き人、ですか・・・」
黙らされてテーブルに沈んでいるユウカの肩へドスドスと突き手を繰り出しながらヘンリは説明してくるのだが、目の前の光景のせいて全然話が頭に入って来ない
チカラ、強くない? いや、気心知れた仲なんだろうけどさ? 何か音が重い気がするんだ、うん
「改めて、ありがとう。カナリア、タカキ」
「いえいえ、お気になさらず」
「気にすんな、情けは人の為ならずってな」
「そっか、ありがとう」
僕達の言葉を聞き、ヘンリはフワリと笑みを浮かべる
やっぱヘンリは美少女だと思うんだ、うん 間違いない