前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳でニナが満足するまで二人羽織状態を続行し存分に熱供給をしてから展望台を後にする
前回と同様に路面凍結しておらず、雪解けで路面が濡れている箇所が有るぐらいの安全な道を降っていく
この辺りは結構 紅葉とか綺麗そうだから、次は秋に来る事にしようかな?
そんなこんな安全運転で山道を降って、目的の お蕎麦屋へと到達した訳だけど、運悪く 売り切れ御免となっていて もう入店が出来ない状態だった 無念
泣き喚いても、無い物は無いので諦めて 更に降り 鰻屋へと向かう事になったので、
「あの お蕎麦屋、凄く美味しかったから 食べて欲しかったなぁ」
「仕方ないよ、材料が底をついてしまったんだから」
「最高級品の蕎麦だからね、定数が決まっているって言っていたし、仕方ないよ」
「だね〜」
山を降りながら呟くとニナと三鶴が 各々 相槌を打ってくれる、手打ち 蕎麦らしく 厳選された蕎麦を なんやかんや 下処理したりして 石臼で挽いているから、1日の定数が決まっているらしいと言っていた
ご飯物が無い訳では無いけど、添え物の オニギリ的な物や 稲荷寿司ぐらいだから、蕎麦が無くなったら お仕舞いって訳だ
「次に行く鰻屋は、鰻だけじゃなくて 他のも出してるから 鰻が売り切れでも ご飯は食べれるね」
「流石に私も お腹空いたし、ご飯ナシはキツイなぁ」
「大丈夫だよ、ギリギリピークは超えてるけど 結構回転している筈だから、他メニューが有る筈だからね」
流石のニナも空腹なのか、僕の話を半分ぐらい聞いている状態で呟き、三鶴がニナを安心させる様に言う
そういえば これから行く鰻屋は 結構 豊富なメニューがある お店だった筈なので、どうにかなるだろ 多分
そんな訳で お腹の虫の大合唱を響かせながら山を降り 麓にある鰻屋へと到着すると、予想より人が多い事に気付く
「ピークは過ぎているけど、やっぱり人気だから 少し待つ事になりそうだね?」
「そうだね? あれ?」
「どうかした? カナリアちゃん」
「どうもしてないけど、見覚えの有るyzf-r25が見えるから」
「え? そうなんだ?」
徐行で駐車場へ侵入して空いているスペースに駐車してヘルメットとグローブを外しながら言い、軽く見渡すと 見覚えがあるyzf-r25が目に入る
人気車種であるyzf-r25は、色も含めてカブる率は とても高い
だから、僕の考えすぎかも知れないけど 今 帰国している筈の彼女が居る可能性を考えてしまった訳だ
いや、流石にトンボ帰りしてくるとも考えられないし、考え過ぎだよね? うん
「ねぇカナリアちゃん? あそこで手を振ってる子、ヘンリちゃんじゃない?」
「うん、そうだね」
「トンボ帰りして来た様だね? なんでだろう?」
「グンジョウさん がダル絡みしたとか?」
「あー ・・・ グンジョウさん、シスコン拗らせてるもんね」
「三鶴ちゃん、君だけには言われたく無いと思うよ?」
「ははは、ありがとう」
「褒めてないよ」
「ははは・・・」
うん、分かってた。こう言う時に囁いた第六感は大抵当たる事をさ?
まぁ何か事情があったのかも知れないし、触れないでおこう とりあえず
僕と三鶴の兄妹漫才を愛想笑いで誤魔化すニナを横目に、とりあえずヘンリへ手を振り返すと、手招きする素振りを見せたので大人しく彼女の誘導に従う
どうせ入るつもりの お店だし、待機列に並ぶ必要があるからね?
それはそれとして お腹が空いたから、それなりに量を食べちゃおうかな? 前に来た時はランクが高いのを食べたから、今回はランクを下げてお代わりする方にしよう
そうしたら、量が確保出来る筈だし 多分
昼食を食べた後は、ヘンリも含めてドライブの続きにしようかな? まぁヘンリに用事が無ければの話だけれど