前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな事を考えつつヘンリ と合流する
「やぁ、ぼく だよ」
「こんにちは ヘンリさん、戻ってきたのですね?」
「ヘンリちゃん、実家に用事あったんじゃなかったの〜?」
「うん、クオンが五月蝿いから 逃げてきたんだ」
「クオンさんが? 」
「クオン? そういえば、会った事あったなぁ」
ヘンリ が定番の挨拶?をしてきたので返して質問をすると、そんな事を言うので首を傾げる
過保護なグンジョウのダル絡みを嫌ってトンボ帰りしてきたなら想像もしやすい気もするが、ヘンリに対して同性のキョウダイ程度の塩対応しかしないクオンがヘンリの心配をするとは思えないので、クオンが五月蝿かったとなると 面倒事の方向だろうか?
え? ヘンリの本気装備って、王太子が嫌がるぐらい ヤバい物なのかな? しかも その王太子は 割と塩対応な人な訳で・・・ これは 此処では聞けないね? うん
「おん? 揃いも揃って こんな偶然も有るとはな」
「やぁ ケーネ先生、ぼく だよ」
「こんにちはケイネ先生」
「こんにちは、ケイネ先生」
「こんにちは〜」
「おーー 元気そうだな?
「元気です」
「おかげさまで」
「へへ〜」
ヘンリ と軽く会話をしていると、聞き覚えのある声に呼ばれた気がして振り向くと、そこには見慣れた黒髪の男性医師がオフスタイルで立っていて その後ろに 明らかに日本人ではない美男美女を連れていた、因みに虎杖はニナの苗字だ
なんだろう? この美男美女が他人?の様な気がしないなぁ?
そんな事を考えつつ青色の髪にアイスブルーの瞳をしていて微笑み続けている美女と、なんだかムスッとしている赤髪に琥珀色の瞳をした美男を軽く見てみる・・・あれ? なんか知ってる人な気がしてきたぞ?
「ケーネ先生も鰻食べるんだね」
「そりゃ 鰻ぐらい食うだろ、元とはいえ日本人だぞ? まぁ今回は ティアリーが鰻食いたいって言ったから来たんだけどな? ほら、お前が 此処の鰻は美味いって言ってたから」
「なるほど、理解」
僕が美男美女を観察しているのを知ってか知らずかは分からないが、ヘンリがケイネ先生へ 話しかけると、彼は肩をすくめて答えるのだが・・・なんだろうか? 聞き逃せない事を言っていなかったかな? 今
え? ティアリー? まさか、
嗚呼 気になり過ぎる
「ふふ、見ていて面白いわね? カナリアちゃん」
「あ・・・お久しぶりです?」
「えぇ、久しぶりね?」
僕の視線に気付いたティアリーが声を掛けてきたので返事を返すと、更にニコニコし始め 直感で 『 あ、あまり放っておくとヤバい 』 と感じる、特にフラムベルグが不機嫌になる
フラムベルグは無口で言葉数が少ないが、ティアリーの事を想っているから拗ねたら少し面倒かも知れない
「え、えーっと・・・外出許可が出たんですね?」
「えぇ、シンクとケーネ あとヘンリちゃん の お陰ね? 王太子が 最後までうるさかったけれど、ケーネが囮になっている内に出国しちゃったわ」
「あ、あーー ・・・ なるほど、それでクオンさん が五月蝿いと ヘンリさんが言っていた訳ですか」
「えぇ、なんだか色々と御託を並べていたけれど、全ては 『 俺がレイと過ごす時間が減る』 と言う一文で済んでしまうわね」
「ははは・・・」
僕が
まぁクオンの気持ちも分からない訳ではない、ティアリーもフラムベルグも 先史時代の特級呪物だ
幾星霜の時を経て尚、自我を有し続けている強力な宝具な訳だから 受肉して歩き回る事に抵抗を感じるのも理解出来る
問題が発生したら、対応に追われる事は目に見えているだろうからね? うん