前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

855 / 875
855. 休暇3日目

 

 

素晴らしい うな重に舌鼓を打った後、ケイネ先生が当然の様に全ての会計をしてくれたので、自分の分は自分で支払う旨を伝えたが 『 此処は 俺に格好つけさせてくれ 』 と言われてしまい、引き下がる他なかった

 

今度 お礼に 何か作って差し入れをする事にしよう

 

そんな訳で 鰻を食べて大満足した後、目に映る全てが珍しいのか フラフラと何処かへ行きそうになるティアリーをケイネ先生が自身の車へ押し込み 収容(笑)をして去っていったので、僕達は新たにヘンリを仲間に加えて ドライブ(仮)を再開して楽しい1日を過ごす事ができた

 

 

「・・・朝だ」

 

 

いつもの様に決まった時間に目を覚まし身体を起こして冬だからか まだ薄暗い窓の外を見て呟く

 

ベッドから降りて日課をこなして身支度をする為に汗をシャワーで流しリビングへ行くと、既に三鶴(みつる)がスタンバッていたので髪を乾かして貰う、本当 三鶴が管理してくれなかったら散髪したいぐらいの長さだ

 

自分で乾かすには流すぎるからね? ほら僕は面倒くさがりだしね?

 

 

「結構伸びたね、カナリア」

 

「そうだね・・・もう丸2年ぐらいは散髪してない筈?」

 

「ふふ、僕は君の髪を手入れ出来て嬉しいよ」

 

「む、ぼく もカナリアの髪を すきたい」

 

「ははは これが実兄の特典って奴だよ、ヘンリさん」

 

「・・・なんでいるのかな? 」

 

 

三鶴が僕の髪を乾かし 椿製の櫛ですいて整えてくれながら言ってきたので、なんとなく答えると 第三者の声が聞こえて振り向くと、不満そうなヘンリが頬を膨らませていた、なんでいるのかな?

 

 

「やぁ ぼく だよ」

 

「あ、はい」

 

「こんな早い時間に何かようかな?」

 

「朝活のお誘いだよ、因みに鶖斗(しゅうと)が入れてくれた」

 

「あぁ、ランニングに出たのか お父さん」

 

「ん、タンクトップにカーゴパンツだった」

 

 

どうやって我が家に入ってきたのか気になったが、どうやらランニングに出た父が招き入れた様だ

 

 

「あら、ヘンリ姫 いらっしゃいませ」

 

「ん、おじゃましているよアルエット」

 

「本日は どのような用件で?」

 

「カナリアを朝活に誘おうと思ってね」

 

「良いわね、私も良いかしら?」

 

「構わないよ、アルエット」

 

「あれ? 僕、まだ行くって言ってない・・・まぁ良いか」

 

 

部屋着姿でリビングに入ってきた母がヘンリに気付き話しかけ、僕の了承が得られる前に 朝活に向かう事が決まってしまう

 

まぁ今日は予定が有る訳でもなかったし、流されてしまう事にしよう

 

因みに三鶴は我関せずに僕の髪をすき 続けている、流石は自他共に認めるシスコン

 

 

「三鶴ちゃんは? 行く?」

 

「残念だけど、今日は用が有るからね 辞退させてもらうよ」

 

「そっか、残念だね」

 

「無念」

 

「三鶴、貴方の分まで お母さんが カナリアを愛でるわ」

 

「うん、お願い 母さん」

 

「どう言う事だろうか?」

 

 

一応、頼れるシスコンである三鶴へ尋ねると、先約があるとの事で不参加を表明し 謎の会話が交わされる

 

まぁ僕に理解が出来ない会話が交わされるのは、いつもの事だから気にしないでおこう

 

 

「それでヘンリさん? 朝活って、どうするんです?」

 

「ん、朝ラーとか どうかな?」

 

「こんな朝早くからやっているの?」

 

「問題ない、やっている所まで行けば良い」

 

「まぁ それはそうでは有るけども」

 

 

僕の質問にヘンリは答えるが、当然の答えではある あるけれど 何というか結局は長距離を走る事になりそうな答えな様な気がする

 

別に構わないし、バイクに乗れるなら 喜んで話に乗る所存ではあるけどね? うん

 

今日は興が乗ったのか、某セイバーのシニヨンを完成させてくれた、相変わらず器用だなぁ

 

そんな訳で、いつまでもリビングで話している訳にも行かないので、着替えたりして準備をしてから我が家の駐車場へと向かい、連日 活躍しているninja400を収納魔法から取り出して、軽く目視で確認する

 

そろそろ定期点検をして貰いに行こうかな?

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。