前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で我が家の駐車場に僕のninja400、ヘンリのyzfr25、母の隼が並び なかなか 良い光景が出来上がる
なかなか に映える光景ではなかろうか?
そんな事を考えつつインカムの接続がされているか確認してからヘルメットとグローブを装着し、今回の提案者であるヘンリを先頭に早朝の住宅街を出発する
「何処を目指す感じです?」
「ふふん、それは着いてからのお楽しみ だよ? カナリア」
「なるほど」
早朝で通勤時間帯前だけあって住宅街とはいえ、空いているけど 安全運転を心掛けて走りながら ヘンリ へ目的地を尋ねると、そんな答えが返ってくる
それだけ期待をして良いと言う事なのだろうか? 朝食を食べていないから 本当に期待してしまうのだけど、構わないよね?
それから位置の低い太陽に照らされながらヘンリの後を着いて行き、住宅街を越えたので少し速度を上げて軽快に走ってゆく
「
「うん、ダメっぽいね。死んだ目をしていたよ」
「あらあら、カナリニウムが欠乏しているのね? 可哀想に」
「カナリニウムとは何ぞやー」
徐々に日光により温められるのを感じつつ ヘンリ へ尋ねると、帰還報告をしに行ったらしい ヘンリが そんな事を言い、マイマザーが トンチキな事を言い始める
仕事は しっかりとこなすのだけど、プライベートだと こう言う トンチキな事を言い始めるのは何でだろうか?
僕って、そんな謎の物質を出してない筈・・・出してないよね?
そんな不安を抱いていると
「貴女は聖女、そこに居るだけで周りを浄化して行くパッシブスキルが常時発動しているわ、つまりカナリニウムは存在するのよ」
「途中までは良かったなぁー 惜しかったなぁー」
「大丈夫、今は効果は無いかも知れないけれど、いずれはガンにも効果が出る」
「あれ? ヘンリさん、お酒呑んできました?」
「失礼な、シラフだよ」
「それはそれで問題な気がしますけど・・・」
母が僕の疑問に対して、忘れていた聖女の説明をしてくれていたが、最後は 再び トンチキな事を言い始めたので どうしようも無さそうだ
そう、結構忘れていたけど 聖女には 自身の周囲を清めて聖域化していくパッシブスキルが存在している
それは時間経過で範囲を広げていく訳だけど、その浄化速度はクラスレベルとスキルレベルに比例して増加していく
レベル1では 申し訳程度だった聖域化も、レベル2桁となれば使用に不満は無くなるだろう、存在を忘れていなければ
現在 聖女のクラスレベルは二桁後半に差し掛かるので、どのぐらいで聖域化が進むのか把握していない、収容作戦でプラスに作用してくれると言いな
とりあえず朝活が終わったらステラ・アークの事務所へ行って紗夜に休憩させよう、なんかダメそうだし
母が言うカナリニウムなる物による欠乏症なら、僕が会いにいけば改善されるとも思うしね? うん
そんなこんなで一旦 給油を兼ねた小休憩を挟む為にガソリンスタンドに入り、各々のバイクに燃料を入れて 傍に寄せてから お花を摘みに行ったり 自販機でMAXコーヒーを購入して飲んだりする
「少しずつ増えてきたね」
「ですね〜 通勤時間帯になり始めてますからねぇ」
「早めに難所を越えるべきね」
「ん、ぜひもなし。下道の予定だったけど高速に乗る」
「分かりました」
「了解よ、姫」
3人並んでコーヒーを飲みながら言うヘンリに相槌を打つと、作戦変更がされて下見ルートから高速ルートに変わったらしいので、返事をする
どの方面かは分からないけど、通勤ラッシュの逆方向へ向かうルートなら高速でも渋滞はしない筈なので、その辺りは祈っておこう
そんなこんなでコーヒーを飲み切ったので空き缶を捨てて、再び愛車に跨り ヘンリの先導でガソリンスタンドから再出発する
さてさて、どんなラーメンが待っているのかな? 楽しみだ