前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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863. オペレーション レリック コンテイン 転送

 

 

流石の冬彩(かずさ)も数百を超える飛翔体を全て撃ち落とす事は出来ないとの事で、僕が障壁を展開して防御する事になったので パーティメンバーを包む様に障壁を展開し衝撃に備える

 

 

「岩とか矢に混ざって魔法も飛んで来ているね」

 

「そうね、これほどの量だと 想定外の物が混ざっていても気付けないわね」

 

紗夜(さや)ちゃん、それフラグじゃ?」

 

「え?」

 

 

障壁で飛翔体を防ぎながら呟くと、紗夜がそんなフラグめいた事を口にしたので返事を返した瞬間、暫く前に見た 妙な鉄球の様な型をした強制転移アイテムが障壁に当たり、視界が白飛びする程の閃光により視界が消失し 気付けば 何処かの野外運動場らしき場所へと移動していた

 

 

「みんな無事?」

 

「目がチカチカしますけど、オレは大丈夫です」

 

「ぼく も 問題無い、あと数秒で回復が完了する」

 

「私も問題ないわ、システムが処理してくれたもの」

 

Kein Problem.(問題ありません)

 

「吾も大丈夫だ、多少目が眩んでおるが ヘンリ同様 あと数秒も有れば回復するでな」

 

「うぅ・・・目がチカチカするわ」

 

「あぁ」

 

 

閃光で目がチカチカしながらパーティメンバーが無事か尋ねると、不幸中の幸いか メンバーは離れ離れになることもなく、全員 近くにいる事が分かる

 

目が眩んでしまっているとはいえ、反響定位で位置把握は出来ているのではあるけれども

 

そんな訳で視界が回復するまで無理をせずに待機してひたすら回復を待つ

 

 

「さて・・・完全にボス部屋だね?」

 

「その様だな? 黒甲冑と戦った (くだん)のランダムエンカウントタイプの様だ」

 

「つまり、今から現れる訳か」

 

Mein Herr kommt.(我が主、来ます)

 

「ん、気をつけて」

 

「お仕事の時間みたいね? フラムベルグ」

 

「あぁ」

 

 

完全に視界が回復するまで待ってから辺りを見渡して状況把握をすると、黒甲冑と戦闘をした時と同じタイプのランダムエンカウント型ボス部屋である事が分かり、軽く警戒しながらボスの登場に備える

 

なんとも演出の凝った様な魔法陣が展開され、転移門が生えて そこから錆色の髪をした男女4名が出てくるのだが、なんとも気持ち悪い 笑みを浮かべているので、普通に生理的に受け付けない

 

 

「なんだ? わざわざ 俺達が出向いてやってるってのに、平伏しない愚民・・・生成りまで居んのかよ、全くやってらんねー」

 

「そう愚痴るなよ兄貴、更にダルくなるだろーが」

 

「お前達、喋る前に手を動かしなさい」

 

「はいはい、分かりましたよ 母上」

 

 

なんだか好き勝手に話し始めた4人衆を眺めつつ、どう対処するか考える

 

正直、油断し切ってる隙をついて奇襲をしても良いけど、失敗したら格好悪いし少し悩む

 

 

「・・・魔玉は相当性格が悪い様だな? まさかテスタロッサ家の人間まで再現してくるとは」

 

「テスタロッサ? 確かリーゼさん の苗字だった様な?」

 

「ティアリー、フラムベルグ、準備運動だ 殺ってくれ」

 

「分かったわ、行きましょう? フラムベルグ」

 

「あぁ」

 

 

気色悪い4人衆を見てワカモがゲンナリした表情をして言い、ティアリーとフラムベルグに相手をする様に言うと、ティアリーは軽い調子で返事をして透き通った氷の様な群青色の片手剣を、フラムベルグは燃え盛る紅蓮の様な深紅の片手剣を手の内に召喚し4人衆へと歩みよっていく

 

その足取りは軽やかで、ちょっと そこのコンビニ みたいなぐらい軽い

 

4人衆も4人衆で隙だらけだし、ティアリーとフラムベルグなら余裕だと思うが、万が一の時は 援護に入ろうかな?

 

 

「よりによって マルシオを始めとした4バカが出てくるとはな」

 

「知ってるの?」

 

「・・・認めたくないが、義理のイトコと伯母だ」

 

「へぇ〜」

 

 

ワカモが珍しく嫌な表情を出して呟いたので尋ねると、本当に嫌そうに言い、4人衆の内の男3名の名前を指差しで教えてくれる

 

本当に嫌なんだなぁ、ワカモが言うぐらいだから、どうしようも無い人達なんだろうね?

 

 

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