前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
念の為に周辺を警戒して
「シケてんな、やっぱ ランクが低いアイテムしか無い」
「そうね、ギルドの武器屋の方が質の良い短剣を出してくれるわね」
「違いねぇ」
「二束三文だろうと値がつくだけマシだろう」
「それもそうね」
なんだか身も蓋もない話をしているのが聞こえてきて、フラムベルグがマトモな事を言っている、どうやらティアリー全肯定派ではなかったようだ
そんな3人を観察していると
「お待たせしましたプレジデント、貴官等の位置は当初の位置から徒歩移動で3時間は掛かる位置へ強制転送されている模様、探索者 及び 陽動を担っているUAV部隊も 作戦区域外の為 露払いがされていません」
「相当の距離を転送された様ね、どうしようかしら」
「今日はアシを置いて来ちゃったからなぁ」
イーグルアイからの返答が返ってきたのだけど、当初の予定へ復帰するには少々 問題が発生してしまった
徒歩3時間、しかも陽動部隊の露払いが無い中 行軍する と言う難易度が高い事をしないといけない訳だ
当然ながら、160層 のレベルは相当高い つまりは体力の消費が増える と言う事、しかも 復帰したら 本来の相手と戦う事になる
しかも、
そんな訳で頭を悩ませていると
「よぅ カナリア、困ってるみたいだな?」
「この声・・・キュクノス? なんで君が?」
「ちょっと秘密兵器の調整してたら行き倒れて寝坊したから急いで来たんだよ、流石に婆さんにシバかれちまうからな」
「そうなんだね? それで キュクノス、打開策が有るんだよね?」
「もちろんだ、あと少しで到着するから 周辺警戒を続けて 着陸地点を確保し続けてくれ」
「了解」
突如としてキュクノスから通信が入り、どうやら打開策を持ってきてくれているらしく 着陸地点の確保を依頼されたので返事を返し
「みんな聞こえたね? キュクノスが打開策を持ってきてくれるから、着陸地点を確保するよ、周辺警戒を厳に」
「えぇ、分かっているわ」
「ん、了解」
「承知した」
「了解っす」
「
「分かったわ〜」
「あぁ」
僕がパーティメンバー へ 指示を出すと全員返事をして四方へ散り 周辺を警戒し始める
それから数分も経たない内に、独特な音を立ててオスプレイが現れて 僕達の確保した着陸地点に降り立ち、中からキュクノスが現れ
「待たせたか?」
「そんなには」
「そうか、なら良かった」
話し掛けてきたので答える、見たところ普通のオスプレイに見えるし これに乗れば良いのかな?
「んじゃ、全員乗ってくれ。時間が押してるからな」
「総員搭乗!」
キュクノスの言葉を聞いて僕はパーティメンバーに指示を出すと、全員オスプレイに搭乗し、後部ハッチが閉まり すぐに離陸する
「こちらストーク、ハミングバードのピックアップを完了した、これよりポイント ズールーへ向かう。引き続き陽動を求む」
「ピックアップ完了 了解、直衛を増やす ので任務遂行されたし」
「ストーク了解、全力で遂行する」
キュクノスが通信をイーグルアイに繋ぎ報告をすると返事が返ってきて、僕達を元のルートへ戻してくれる算段になっている様だ
まぁそれはそれとして
確かにコウノトリは運ぶ鳥ではあるけど、あくまでも 赤ちゃん を運ぶ鳥だからね? うん
まぁ良いけどさ? キュクノスが満足なら・・・いや、これ シュラーリヴが聞いたら普通に説教が始まりそうな気がするかも知れない