前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな訳で本体が居ると目される最奥の部屋に繋がる扉の前に到達し、念の為にトラップが無いか確認してから開けて中へ入ると、玉座の様なモノがあり そこに 過去2度会った事のある 考古学者がなんとも妖艶に そして邪悪な笑みを浮かべて座っていた
それだけなら良かったが、明らかにヤバいと分かる程のオーラを放つ龍を侍らせているので、少し現実逃避したくなる
体長3〜4m、体高2mと小型の部類ではあるが、間違いなくヤバい
「全く 時間稼ぎすら出来ないなんて、とんだ役立たずだと思わない?」
「・・・トーカ先生の
「あっれーーー? 無視? ひどくなーい? ねぇ?」
「ガリュー?!」
邪悪な笑みを浮かべたままで僕達へ 声を掛けてきたレプリカ トウカは、ヘンリが彼女を無視して警戒する様に口にした事が気に入らなかったらしく、侍らせていた龍に指を指して指示をし 龍の
僕は急いで崩れ落ちるガリューを抱き止め治癒魔法を掛けようとするが、ガリューは首を横に振り
「
「うん、ゆっくり休んでねガリュー」
僕はガリューに休む様に言い送還し、レプリカトウカの方を見ると 退屈そうな表情になっていて
「ベタベタな主従劇をありがとー で?
「それが お望みなら、すぐにでも」
「こわーい、本当 神の使徒ってヤツは野蛮で救えない、さも自分が正義である様に振る舞う、反吐が出る」
「そっか、でも それって貴女の感想ですよね?」
「生意気、ソーマ 」
「応」
「速い!」
退屈そうなレプリカトウカとレスバをすると、急に
「本当に生意気、なんで死なないの? 」
「死にたく無いからだけど、そんな事も分からないんだ? 案外バカなんだね?」
「はぁ? コチラが下手に出ていたら調子に乗って・・・もう良い、ソーマ ? 本気で戦って良いよ」
「良いのか? 部屋が壊れるぞ?」
「別に良い、部屋は また探せば見つかるし・・・嘗められたら殺すのが、私達の流儀だから」
「そうだな」
「みんな気をつけて、何かする気だ」
ソーマの一撃を防ぐとレプリカトウカが不満そうに尋ねてきたので、軽く煽ると 余程 気に入らなかった様で ソーマへ指示を出す
さて、一体いつレプリカトウカが下手に出ていたのか問いただしたい所だが、まぁ諦めよう 時間の無駄になりそうだからね?
そんな訳で僕もパーティメンバーに注意する様に言い、2人の動向を注視していると、ソーマの足元に魔法陣が展開され光の柱が立ち登り ソーマを覆って数秒しない内に先程の10倍程の大きさになったソーマが立っていて、咆哮を上げる
「ヘンリさん、ソーマって誰ですか? 」
「ぼく が聞きたいぐらいだよ カナリア、彼はぼく の知らない・・・装甲龍だ」
「装甲龍・・・コイツはやべーな」
「龍ですって、フラムベルグ」
「勝てば、俺達はドラゴンスレイヤーだな? ティアリー」
これまで要所要所のレプリカに知識を持っていたヘンリに、ソーマについて尋ねると 珍しく 少し動揺した様子で返事をするヘンリに一抹の不安を抱くが、ヘンリが分からないなら仕方ない
僕達でドラゴンスレイヤーを成すしかないのだから、頑張ろう