前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
魔王トウカによる銃撃に膝を着くフラムベルグを見て急いで岩塩スラグショットを放ち牽制をして、魔王トウカがフラムベルグに追撃出来ない様にしながらティアリーの隣に立ち
「ティアリー、フラムベルグは 暫く戦える状態では無いから、僕と君が頑張る必要がある。行ける?」
「もちろんよ? カナリアちゃん、それに・・・フラムベルグを傷付けられたのだもの、黙ってはいられないわ」
「そうだね、同感だよ ティアリー」
「面倒だな〜 アンタ ガンナーじゃーん? しかもショットガンとか卑怯じゃねー?」
ティアリーと会話しながらフロッティ へ ショットシェルを込めて魔王トウカへ銃口を向けると、なんともふざけた事を彼女は言う。どうやら とことん僕達を嘗めている様だ
とはいえ、現状 有効打を与えられていないから仕方ないかも知れない、ピンチでは有るけど 魔王トウカが僕達を嘗めて油断をしているのは チャンスだと思う
さてと・・・僕の岩塩弾は魔王トウカを葬る事は可能の筈なので、1発 ただの1発 彼女に当てる事が出来れば僕達の勝利は確定する
まぁ聖水でも可では有るけど、僕は攻撃魔法が使えないからね、うん
「ティアリー、君って氷属性だよね? あと何処から魔力持ってきてるの?」
「その通り、あとケイネと博士が作ってくれたストックを使っている状態よ? それが?」
「君を握ったら、僕の魔力を使う感じ?」
「その通りよ、貴女はヴェスタの聖女でもあるから私を握れば攻撃魔法を使えるわね」
「分かった、僕に君を使わせくれないかな?」
「考えがあるのね? 分かったわ」
魔王トウカを警戒しながらティアリーと作戦会議をし彼女の了承を得ると、ティアリーの身体が解け 僕の前に美しい薄氷の様な蒼い片手剣が浮かぶ、僕はすぐに銃剣をフロッティに装着し右手にティアリーを握り軽く振る
以前から振っていたのか? と思える程に手に馴染む、これがティアリーのチカラの一端なのだろう、多分
「えー? なに、折角 2対1で数的有利だったのに、タイマンを選ぶの? バカなの? 死ぬの?」
「酷い言われようだなぁ・・・でも死ぬのは僕かな?」
「よく回る口だなぁ!!!」
「アイスウォール!」
以前として僕を見下す魔王トウカに煽り返すと全体的煽り耐性が低いのか、すぐに怒り 僕へ向けて魔銃の引き金を引いてきたので ティアリーを経由して魔法を発動させ、銃弾を氷壁で阻む
いつもより強固な物が作れているから、ティアリーのチカラは凄いなぁ
「はい、どーーん」
「無茶苦茶するなぁ」
「ちっこいと素早くてダルイなぁ」
魔銃から魔斧に持ち替えたらしい魔王トウカの一撃で氷壁は砕け、その刃が僕へ迫るが持ち前の反射神経によりスウェーでギリギリ躱し、仰反る体勢のままフロッティを撃つが躱されてしまう、やりおる
「んーー パワーより速度重視じゃなきゃ当たらないかー 面倒くさいなぁ」
「そう? なら自害してくれない? 」
「いやだよ〜 ま、そろそろ殺す」
「奇遇だね? 僕も 同じ事を考えていたんだ」
魔王トウカは本当に面倒くさそうに言い魔斧を棄て魔刀を握る、速度重視で僕を殺すつもりらしい
なら僕も迎え撃つしか無い、死中に活を求めるって奴だ
魔王トウカがトンボの構えを取ったので覚悟を決めて彼女へ飛び込み攻撃を誘発させ、僕の頭目掛けて振り下ろされた魔刀を障壁を受け止めるのではなく滑らせる様に展開しギリギリで防ぎ、ゼロ距離で魔王トウカ へ 岩塩バックショットを装填分全て撃ち込んでやる
「ははっ 僕の、勝ちだ! 魔王!!」
「ぐっ・・・こんな奴に!!」
「良いかい魔王、化け物を倒すのは いつでも人間だよ?」
僕は勝鬨を上げ、苦悶の表情を浮かべる魔王トウカの頭 目掛けてフロッティを向けてありったけの魔力を注ぎ込み過去最大威力の岩塩弾を生成し引き金を引いて彼女に引導を渡す
僕の、僕達の勝ちだ!!