前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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883. 作戦終了

 

 

それから特にトラブルも無く紗夜(さや)とヘンリによる遺物捜索も無事に終了し、僕の腕もくっつき 完全回復する

 

ワカモは凄いなぁ、完全切断状態から文字通り 元通りに治してくれた

 

右腕の調子を軽く確かめつつ 魔槍に刺さっていたユウキと魔銃の弾丸をその身に受けたユウキとフラムベルグを見ると、2人共 少し悔しそうにしていたが 負傷は癒えている様でよかった

 

そんなこんなで目標達成をイーグルアイに報告し、準備を含めて約1年と言う長い作戦が終了した事が告げられ、僕達は最寄りの転移門へと向かい 若宮ギルドのエントランスへと帰還し 流石に疲れてしまったので 早々に解散して三鶴(みつる)の運転する車で帰宅し、お風呂に入ったりして就寝した、朝起きたら母の抱き枕になっていたけど いつもの事だから気にしなくて良いかな? うん

 

そんな訳で残り少ない高校生生活を いつまでも自主休講してはいけないので、母を起こさない様にしてベッドから抜け出して日課をこなし シャワーで汗を流し 三鶴に髪を乾かしてもらって登校すると、いつものようにニナに抱き締められたりして日常を過ごす

 

なんかヘンリは用事で帰国するとの事で自主休講継続するとの事だった、まぁ今更 出席日数が足りなくなる事は無いだろうから大丈夫だろうけど、やっぱり王妹として忙しいのだろうか?

 

それから文字通り何気ない日常を3日程 過ごし、大量消費した魔力が良い具合に満たされた今日この頃、ステラ・アーク事務所 休憩スペースのソファで、ワカモに膝枕されてダラダラしていると

 

 

「やぁ ぼく だよ」

 

「おかえりなさい ヘンリさん、あれ? なんか疲れてます?」

 

「ちょっと、ね?」

 

「お疲れ様です?」

 

 

リューネに帰国していたヘンリが戻ってきたので挨拶を返すと、少し疲れた表情をしていたので労う、これはワカモの膝枕を交代した方が良いかな?

 

 

「えっと・・・ワカモの膝枕、いります?」

 

「ん、ワカモよりカナリアの方が良い」

 

「え? あ、はい。どうぞ?」

 

「わーい」

 

 

身体を起こしヘンリに尋ねると、そんな返事が返ってきたので 応じる事にしてソファに座り直してヘンリに膝枕をしてあげる、僕 そこまで肉付きが良い訳でも無いから 寝心地良くないと思うのだけど・・・まぁ良いか

 

 

「実はリューネで一悶着有ってね」

 

「そうなんですか?」

 

「うん、もうすぐ卒業式だろう? 保護者枠で誰が出席するかで3つ子が互いに牽制を始めてしまってね? ケーネ先生が事態収拾をしてくれなかったら、もっと戻るのが遅れていたと思う」

 

「あー ・・・ それはお疲れ様でした、でも 牽制する必要は無いんじゃ? 確か締め切りまでに申請すれば席を用意する筈ですし」

 

「そうなんだけど、3つ子 の誰も ぼく の話が耳に入っていなかったらしくてね、それはそれは 凄かったよ? 某学級裁判ぐらい熱戦していたよ」

 

「あの、三つ子の方々は ヘンリさん の為に熱くなり過ぎでは?」

 

「末の妹だからね、ぼくは」

 

「それって、関係あるんですかね?」

 

「さぁ?」

 

 

僕の膝枕に御満悦な表情するヘンリがおもむろに何が有ったか話し始めたが、思ったより深刻では無い様で少し安心する と言うか 結構 しょうもなくて良かった

 

 

「それからグンジョウ兄様が薬湯に漬けられる事が決定して、忙しそうだったから帰ってきたんだ」

 

「ん? なんて? なんか急展開してません? 」

 

「そうかな?」

 

 

なぜかグンジョウが薬湯に漬けられる話をされて困惑してしまったが、ヘンリは他意は無い様で首を傾げられてしまう

 

いや、なんで三つ子がディベートをしている話から、グンジョウが薬湯に漬けられる話へワープしたのだろうか?

 

と言うか、なんでグンジョウは薬湯に漬けられる事になったんだろう? いや、本当に分からない

 

僕が思っているよりグンジョウの身体はボロボロな状態なのかな? 多分

 

 

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