前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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ざ・すねいく ふっと
# 01. 聞いてないよ?


 

 

唐突に紗夜(さや)から同棲のお誘いを受け、ヘンリにより抗議が入ってしまい どうした物か考えなくなればならない

 

正直に言えば、紗夜の指摘の通り 僕の恋愛対象は女性で 多分 僕は紗夜の事が好きなんだと思う、そう言う意味で

 

どう納めたものか少し頭を悩ませていると

 

 

「ははは、相変わらずモテモテだな? カナリア」

 

「割と真面目に修羅場っぽいから、ふざけた事を言ったらスネに岩塩ぶつけるからね?」

 

「勘弁してくれよ、マジで痛ぇんだぞ? それ」

 

「そっか、ドンマイ」

 

「お前なぁぁ」

 

 

割と真面目に無い頭を必死に捻って良案を捻出しようとしていると、法衣(せいそう)のキュクノスが 僕をイジる気マンマンな笑みを浮かべて現れたので、先に釘を刺してやると 何故か呆れた表情をしてくる、何故かな?

 

 

「ははは、相変わらず カナリアちゃんは面白いね」

 

「ありがとうございます?」

 

 

キュクノスと僕の漫才を見ていた文月が笑いながら言って来たので、そう答えると更に面白そうに笑う

 

元々 高身長かつスタイル抜群の文月が普段のパンツルックな装いではなく、ザ・セレブな豪華なパーティドレスを着ているのだが、彼女のイメージとは違い 少し ゆったり 目な物で少し意外な気がする

 

と言うか、ステラ・アークで見掛ける事は有っても向き合って会話をするのが久しぶり過ぎるな、うん

 

 

「文さんって、パーティドレスを着るんですね? 意外です」

 

「あぁ いつもなら そうするのだけど、流石に レディーススーツだと お腹がキツイし目立ってしまうからね? いやはや 今更ながら母親の気持ちの一端を知る事が出来たよ」

 

「ん? ん〜?」

 

「文さん、カナリアが理解出来ずに宇宙猫になってるから、もっと分かりやすい説明をしてやってくれ」

 

「おやおや それはすまない、しかし かわいいだろう?」

 

「それは否定しないけどさ?」

 

 

文月 へ 僕の少々 失礼な感想を述べると、彼女は気にした様子も無く 笑みながら答え、意味深な事を言い 僕の思考は停止する アレ? この雰囲気 何処かで経験した様な気がするぞ?

 

 

「まだ母様(かあさま)に報告をしていないのだけど、君なら構わないだろうから報告しておくね? 実は私は妊娠中なんだ、ちなみにもう少しで5ヶ月と言った所」

 

「え? そうなんですね? おめでとうございます、おめでとうございます?」

 

「ははは、ありがとうカナリアちゃん。父親は 君の従兄(いとこ)であるキュクノス君だから、これで私も君の親戚の仲間入りだね」

 

「え?! キュクノス?! 君、まだ学生でしょ?!!」

 

「いや・・・そうなんだけどよ・・・抗えなかったって言うか・・・」

 

 

文月が僕にも分かる様に噛み砕き説明をしてくれたのだが、新たな問題が発生しキュクノスを問い詰めると、彼にしては珍しく煮え切らない表情と言い方をする、あれか? 性欲に抗えなかった事を恥じているのだろうか?

 

 

「カナリアちゃん、キュクノス君を責めないでやってくれないかな? 私が彼を組み敷いて致してしまったのが原因だからね」

 

「・・・はい?」

 

「いやはや、どうして人生はままならないのだろうね? 二徹で作業して昂ってしまって本能に抗えず キュクノス君を美味しく頂いてしまったのさ、ウス=異本の様な展開だけれど、仕方ないよね? だって私はキュクノス君の事を愛している訳だから」

 

「お・・おぉぉ・・・すっごい 嬉しそう かつ 本気だぁ」

 

 

僕が軽くキュクノス へ 蔑みの目線を向けている事に気づいたらしい文月にキュクノスを責めない様に言われ、再び脳が理解を拒む様な事をサラッと言われてしまい 思考が軽く停止する

 

キュクノスを組み敷くって・・・あぁ文月はワカモの実子、つまり9尾であるワカモのチカラを受け継いでいる訳だから、一般人と比べたら強靭な部類のキュクノスより強い事は理解出来る、つまりキュクノスからしたらい不可抗力だった訳かな? 多分

 

とりあえず、そう言う事という事で納得しておこう、そうしよう

 

 

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