前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ヘンリの提案を了承した後、ステラ・アーク事務所へ彼女も連れて行き、雇用主の
僕の為に骨を折ってくれた紗夜と渚に熱い御礼を言うと抱きしめられ撫で回されたが、まぁ対価としては安いので受け入れる
それから短時間で済む案件の撮影を幾つかこなしてから帰宅し、家族会議を開催して事情説明をして、鷹樹に伺いを立てる
「すまん、流石に無理だ。大き目の案件が有ってな」
「そっか、無理言ってごめん」
「構わねーよ、
食卓の中央に置かれた機器により空間投影されたディスプレイに映る鷹樹が申し訳無さそうに言うので、一言謝ると鷹樹が新婚ホヤホヤの雀晴を除外した残り3人へ尋ねる
「俺は3日後から数日 ギルド本部に出張」
「私は明日から1週間ぐらい出張、近隣ギルドとの定例会議があるの」
「僕は特には無いかな、バイトも休み取れるから」
かなり不服そうな両親と比例して満面の笑みを浮かべる
「お父さんもお母さんも出張頑張って? お土産は買ってくるから」
「優しい子に育って俺は嬉しいぞ、カナリア」
「そうね、私も嬉しいわ」
「すぐ大袈裟にしないで、ね?」
普通の事を言ってるのに、何故だか過大評価をしてくる両親へ言うが、十中八九改善はされないだろう、うん
「それじゃ三鶴ちゃん、2日後に出発予定だから、そのつもりで」
「わかったよ、カナリア」
「カナリアをよろしくな、三鶴」
「お願いね? 三鶴」
「任せてよ、父さん母さん」
そんな事を言いつつヘンリへ2人分のチケットの手配をお願いする為にスマホを操作していると、視界の端で そんな寸劇風のナニカが繰り広げられていたが、見えなかった事にする
そんなことで翌日 丸1日使って旅支度をし、当日 勉強机の引き出しの肥やしになりかけていたパスポートも装備して、待ち合わせ場所である最寄りの空港へと三鶴が運転する車で向かい、立体駐車場へ駐車して空港施設内へと入り、ヘンリを探す
「時間に余裕を持って待ち合わせしてるから、余程じゃない限りは大丈夫だと思うけど・・・」
「日本だと蒼髪は目立つし、すぐ見つかる筈だよ」
ゴロゴロとキャリーケースの車輪を鳴らしながら国際線受付カウンター近くの目印を目指す
そんなこんな特に問題が起こる事もなく目印に近付くと日本では珍しい蒼髪の美少女を色々な角度からカメラで写真を撮影している薄茶の髪の美女が目に入り
「良かったねカナリア、アレなら見逃す心配はないね」
「はは〜凄い皮肉が効いてて最高だね」
ユウカの奇行を目の当たりにして少しSAN値が削られた気がするけど、三鶴は違うらしく、ニコニコと表情を崩さずに2人へ歩み寄り
「ごきげんよう、ヘンリエッタさんとお見受け致します。僕は三鶴、カナリアの兄です、本日より少しの間お世話になります」
「ん、ご丁寧にどうもありがとう、こちらこそよろしく」
「
「
三鶴がヘンリへ挨拶をしていたらユウカが上からな態度で何か言っていたがヘンリに物理的に口を塞がれて黙らされる
相変わらず扱いが雑だなぁ、あとリューネ語があまり分からないから 何となく『うるさい、黙ってろ(意訳)』ぐらいしか分からなかった
「ヘンリさん、よろしくお願いします」
「うん、任せて。使えるコネをふんだんに使った快適な旅を約束するよ」
「・・・はい」
物凄く良いドヤ顔を披露してくれたヘンリに何も言えず、曖昧な返事を返す
今回はヘンリに おんぶに抱っこだから文句を言える立場じゃないしね