前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
何というか、とてつもなく下らない理由で僕へ会いに来たと言うヘンリの兄ことシンクの奔放さに呆れつつ、改めて彼を見定める
蒼髪蒼眼で
ヘンリの兄と言う事は、彼も王族の1員なのだろうけれど、何というか・・・王族の威厳?というのを感じない
うん、かなり失礼な事なのは理解しているけどね?
「それで、感想は如何です?」
「そうだな・・・ヘンリが気にいるに値する人物だな、大抵の場合は俺等が王族と知ったら畏まったり態度変わったりするもんだけど、変わらないじゃん?」
「正式な場なら兎も角、少なくとも貴方は此処へはヘンリの兄、として来たのでしょう? なら畏まる必要は無い筈ですし、僕はリューネ国民でも無いので、リューネの王子とか姫とかどうでも良いです」
「そう、その思考、精神性が故に俺は君を賞賛しよう」
「えぇ〜・・・」
正直、結構失礼な事を言ってると思うのだけれど、シンクは嬉しそうに芝居掛かった仕草で言う
リューネ王族は変わり者しか居ないんだろうか?
そんな形容し難い感情を抱いていると
「・・・兄様? なんで此処に?」
「お? ヘンリか、いや何・・・噂のカナリアちゃんに会ってみたくてよ」
「兄様はカヅキおばさんに影響され過ぎ、自重するべき」
「そう言うなって、な?」
待ち合わせ時間に合わせて、茶髪青眼の美女と紫髪金眼の美女を引き連れ登場したヘンリがシンクを見て物凄く面倒臭そうな表情をして言い、シンクはケラケラと笑いヘンリの頭を撫でる
ヘンリの表情を見る限り兄妹仲は悪くないようだ
あと何で茶髪青眼美女は無表情で紫髪金眼美女はニコニコ顔なんだろうか?
「ウチの兄がダル絡みして申し訳ない」
「いえいえ、そこまでじゃ無かったので」
「そう兄貴を邪険に扱う物じゃないぜ?ヘンリ」
「兄様は黙ってて」
「うぃ」
申し訳なさそうに言うヘンリへ返答をすると、シンクがヘラヘラ笑い言うが、ヘンリが睨み言うとシンクは大人しく黙る、やはりシンクはシスコンの様だ
「ぷふ〜、シンクおじさん言われてやんの〜」
「おじさんは妹離れするべき」
「相変わらず生意気な双子だな お前等は・・・つか、なんでユウカじゃ無くてお前等が居んだよ?」
何か急にシンクを紫髪の方が煽り始め、茶髪が続いて淡々と追撃を加えてシンクは溜息をつき、質問を投げかける
おじさんって言ってるって事は、2人は姪なのかな? 確かに二十代の美女だけれど・・・もしかしてシンクって例に漏れず外見年齢が詐欺ってる?
「ユーカちゃんなら、うるさいから城に置いて来た」
「私とリリスはパパのお使いで登城してたんだけど、グンジョウおじさんに書類渡して暇になったから、ヘンリちゃんに着いて来たんだ〜」
「ボクとマリアが居れば護衛役として申し分ない、完璧」
「いや、末席とはいえお前達も王族だからな? マリア、リリス」
うーん相変わらずユウカの扱いが雑なんだけど、まぁ良いか 確かにユウカは居るとうるさいし
さてやはり この美女2人はシンクとヘンリの身内の様だ
多分、紫髪金眼がマリアで 茶髪青眼がリリスだろう
「細かいなぁ、そんなんじゃ禿げるぞ〜?」
「ん、おじさんも注意するべき歳、レッドゾーン」
「良い加減にしねーとリオンにチクるからな?」
「それは卑怯だぞ〜」
「おじさんに人の心は無いのか?と問わざる得ない」
なんか僕達を置き去りに、口論が始まってしまったなぁ
とりあえずシンクは見た目に反して実年齢が それなりな様だが・・・幾つなんだろう?
最低でも40は超えてるとは思う、多分
あと、リオンって誰だろ? 名前だけじゃ性別不明なんだけど?