■月■日
覚醒してから■ヵ月と■日。
今日は■■神社に着いて早々、神主の作った式神の討伐に参加したらボコボコにされた。
後ろから流を行いながら助走して飛び掛かり、硬を足に纏わせ全力で飛び蹴りしたのに少ししか怯まず反撃を食らったり。
マグネタイトを制御不可能になる限界ギリギリまで込めた念弾を頭に撃ち込んでも、紙の身体が僅かに傷付くだけで、反撃に周りの覚醒者を巻き込んむ突撃を受けて吹き飛ばされたり。
そんな事を試行錯誤しながら数時間も繰り返す事で、ようやく一体の式神を討伐する事に成功した。
神主曰く、自分の製作出来る式神の中でも一番弱い下位式神を討伐させたとのことだが、超越者の視点から見た強さの物指しで語られてもアッハイとしか返せない。
とはいえ、式神相手に実戦経験を積むことができた為レベルが上昇し、念能力の基礎と応用、二つを束ねた基本能力をスキルとして確立する事が出来た。
それに、攻撃しない時は常に凝による霊視擬きを続け。
討伐に参加した他の覚醒者達の使うスキルをよく観察出来たお陰で、スキルの幾つかは少し練習すれば再現出来そうという収穫もあった。
これでようやく、倒すかどうかは兎も角として家に居る悪魔と正面から対峙出来そうだ。
■月■日
下位式神討伐から翌日。
神主から斡旋された民間からのオカルト鑑定の依頼を無事に解決し。
昨日の討伐で流れ出た、自身を含めた覚醒者達の血や肉に倒した式神の一部を用いて作られた一反木綿型の式神を貰って家に帰り。
家に住み着く悪魔と対峙した。
式神を召喚しながら霊視能力者から模倣した見鬼術で悪魔の正体を暴いた結果。
悪魔の正体は軍神 Lv5のネコショウグンだった。
何時でも流で身を守れるよう凝をしながら戦闘態勢を取ると、慌てた様子でネコショウグンが命乞いするので不意打ちを受けない様に式神を盾にしながら話を聞いたところ。
このネコショウグン、元は只の飼い猫で。
家の中で飼い主に甘えながら悠々自適な生活を送っていたそうなのだが、その飼い主が覚醒者で尚且つ生前の猫に対して信教にも近い執着心を持っていた影響で死後、悪魔として蘇ったのだが。
生前の飼い主は悪魔として蘇った猫に対して『解釈違いだ』と言い残して死体の供養もせずに引っ越してしまい。
それ以来、ただ地面に死体を埋められた影響から地縛霊の様に土地に縛られ、もう一度苦しい思いをして死にたくないと今まで死体に群がろうと集まって来る魔虫だけを食べて生活していたらしく。
ネコショウグンが見える俺に死体を供養して新しい主人に、或は主人になってくれそうな人を紹介してほしいと懇願された。
飼い主に捨てられた事は同情する。
けどその話が本当かどうかは分からないので一旦保留にし。
直接・間接を問わず人を襲わない事を条件に、このネコショウグンを討伐しない契約を結び、覚醒者掲示板に案件を投げた。
考えるのが面倒になったので後の事は他の覚醒者の決定に従うよ。
■月■日
今日は学校に通ったのだが、最悪な事に悪魔の臭いがする人間が増えた。
悪魔の臭いをさせる人間はいずれも女性ばかりで、美人と噂される少女達が標的になっているようだ。
敵対覚悟で凝と見鬼を使うと、彼女達の頭の中には白い羽の様な物が埋まっているのが確認でき。
下腹部にも悪魔由来のナニかが詰まっており、下腹部のナニかから俺が感じたむせ返る様な悪魔の臭いの正体だった。
今の俺に彼女達を助ける方法は無い。
だけど、何もせずに見てるだけなのは嫌なので模索してみる。
★ Lv1 シキガミ
物理型 物理耐性 破魔・呪殺・精神無効
スキル カバー
主人公の式神。
素材にLv20の下位式神の一部に同意を得た複数の覚醒者の身体の一部を使用している為、レベル以上のステータスとレベルアップ時の高い成長率を獲得しており。
現在、物理系のスキルを挿しているため物理型になっているが魔法スキルを挿せば魔法型に変更出来る万能性を持つ。
彼女達が助かる事を祈るのです(天使並感)