■月■日
夏休みが始まった。
ダークサマナーによる彼女たちへの教育は順調に進んでいて暫く帰ってこなくても問題無さそうだったので、土地の管理を任せて自分は根願寺からの依頼が増えたガイア連合の依頼をこなした。
少し前までは自分を目の敵にする覚醒者集団が、自分が普段から優先して受注していた塩漬け依頼を先取りしてたのだが。
最近では塩漬け依頼に飽きたのか、依頼が増加した影響もあって割の良い依頼へ多くの覚醒者が流れて行ったようで塩漬けされた依頼がまた増えだした。
現在はまた周りが受けたがらない依頼をはしごしている。
報酬が少ない依頼なら報酬以上に経験を得られるように行動すれば良いし、罠依頼は事前に調べてガイア連合に相談すれば罠に引っ掛かるわけもなく、移籍を強要されても威圧して実力の差をわからせていれば恐怖から勧誘はされにくいと経験則から学んだ自分には死角あんまりない。
とはいえ、依頼の数は多いし一人で依頼を受けられるわけでもないので事務員から同行者を紹介して貰ったんだが、紹介された相手が未覚醒者だった。
事務員曰く、ガイア連合に流れてくる依頼の量が日々増加傾向にある関係上、依頼を受けられる覚醒者がまだ少ない現状では今までのように覚醒者どうしで依頼に赴くのは難しい為。
苦肉の策として未覚醒者に警報持ちの簡易式神を持たせ、巡回ルートを巡らせる等の比較的安全な依頼を受けてもいいと決まったそうだ。
正直な所、現場猫案件で不安しか感じない。
が、上が決めた以上事務員に愚痴っても意味は無さそうなので出そうになった愚痴を飲み込んで非覚醒者達と一緒に依頼を消化して回った。
仕事終りに一応、問題を起こしそうな非覚醒者を同行者の中からピックアップして報告はしておいた。
死傷者が出ないといいな。
■月■日
夏休み■日目。
今日は誰とも組まずに単独で依頼を処理して回った。
主に異界調査に非覚醒者用の巡回ルートの製作と悪魔討伐やオカルト偵察をやった。
とはいっても、今回請け負ったこれらの依頼はどれも塩漬け依頼だが。
異界調査はアナライズ系のスキルが無ければ自力で悪魔の種類や耐性ノックをしたり、どの悪魔が異界の主が分からない中異界を壊さないようにマッピングする必要があって時間が掛かる。
非覚醒者用の巡回ルートは非覚醒者が通っても大丈夫なように安全なルートを模索する割には基本、報酬が低めに設定されているし。
悪魔討伐は悪魔の情報が一つでも合っていれば良い方で
悪魔の情報が無かったり、情報があっても実際には間違ってたりする事もざらにある。
オカルト偵察なんかは更に悲惨で。
依頼事態が真っ赤な嘘で偵察に来た人間を殺そうと待ち伏せされたり、何なら来た時には既に悪魔や他所のオカルト組織に壊滅されてたなんて事もあった。
それに加えて、依頼を達成したのに難癖つけて報酬を減らそうとしたりタダ働きさせようとする依頼主がたまにいるので、ガイア連合に連絡をとってから連中を〆、ちゃんと報酬を払うように促したりと実に面倒な事ばかりだった。
けど、こう言う周りがやりたがらない依頼を積極的にこなすと、事務員や上層部からたまにアイテムや霊装の値引きや美味しい狩り場の斡旋など色々と優遇してくれるから多少こちら側が赤字になっても辞められないんだよなぁ。
★★★ Lv36 ■■■■
■■型 破魔・呪殺・BS無効
固有スキル 念能力(基本)
覚醒スキル なし
習得スキル 戦闘術 陰陽術 オカルト知識 アイテム製作
主人公。
神主の仲魔に修行を頼んで喧嘩殺法が戦闘術に変化し、書庫で書物を読み漁り実戦する事で陰陽術を習得した。
神主考えた覚醒した者用の再覚醒修行を受けて覚醒している。
これは余談だが、この主人公実は1度も人を含めた悪魔を直接殺した経験はなく。
悪魔会話の成功や修行だけでレベルを上げ、式神を盾にしながら相手の手持ちが素寒貧になるまで搾り取ってから