WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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2話 三年生の始まり

 

 

 

 

彼等の新しい季節がやって来た。

二年生の生活は修了し、三年生へと進級することができた。

登校してきた瑛人と三玖はクラス表をソワソワしながら見ていた。

何故なら、今年も二人は同じクラスになれるかどうかであった。

そして─────クラス表には、出席番号順でこう書かれていた。

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

3年1組のクラス表

 

 

 

 

 

担任教師:赤石勝也

 

副担任教師:酒澤紫音

 

 

 

 

 

朝山瑛人

 

 

 

上杉風太郎

 

 

 

中野一花

 

中野五月

 

中野二乃

 

中野三玖

 

中野四葉

 

 

 

森谷一樹

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

二人は見た。

二人の名前は一組のところにあった。

同じクラスだったことに大いに喜ぶ。

そして─────同じクラスだったのは表の見ての通り、二人だけではなかった。

三玖を除く五つ子と風太郎までも同じクラスであった。

勿論、偶然ではなかったのだ。

それは─────()()()()()の仕掛けであった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

江端「旦那様、無事お嬢様方が同じクラスに配属されたとのことです。」

 

マルオ「そして?」

 

江端「彼らも同じクラスです。」

 

マルオ「ご苦労。そして、朝山君─────君の勇姿、上杉と共に見届けるよ。」

 

 

 

そう。

これはマルオが理事長に通して、彼等を同じクラスにしたのだ。

そしてマルオは勇也と共に、彼に三玖を守れるのか見届けることにした・・・

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

ざわざわ・・・

 

 

 

男子「わぁ~。」

 

男子「中野さんが五つ子ってのは知ってたけど。」

 

女子「やっぱりそっくりなんだねー。」

 

 

 

新しいクラスでは、五つ子が特に注目をされていた。

普段こそ五人で暮らしているので、一緒にいる時間の方が多いものの、学校では五人でいる機会がほとんどなかった五つ子姉妹。

それが集結しているとのことで、珍しいモノ見たさに、多くの生徒が彼女たち見に来ていた。

 

 

 

女子「苗字だとわかりづらいから、名前で呼んでいい?」

 

一花「うん、その方が私たちもありがたいかもー。」

 

男子「あれやってよ、同じカード当たるやつ。」

 

二乃「ごめんねー、テレパシーとか無いから。」

 

女子「三玖ちゃんも似てるんでしょ?もっと顔みせてよ。」

 

三玖「・・・・・・」

 

瑛人「おい。」

 

 

 

そこで、瑛人がその場に割り込んできた。

そして、三玖を守るように前に立つ。

 

 

 

男子「え?何だ、朝山。」

 

瑛人「三玖狙いは容赦しないからな。分かったか?」

 

 

 

瑛人は三玖を見る男性陣に睨む。

瑛人に睨まれた男性陣は怯む。

 

 

 

男子「な、何だよ彼奴・・・」

 

男子「中野(三玖)さんの彼氏か?」

 

 

 

男性陣は瑛人のお陰で三玖から離れていった。

そして、四人の方は・・・

 

 

 

女子「何?上杉君も中野さんたちのこと気になる?」

 

風太郎「トイレだ。邪魔だから退いてくれ。」

 

 

 

それだけ淡と言って、教室を出ていった。

風太郎の態度に、野次馬たちからの印象は悪い。

 

 

 

女子「え・・・何あれ。」

 

女子「あの人感じ悪っ。」

 

一花「あはは・・・私たちは無視・・・」

 

五月「相変わらずですね。上杉君は二年のときからあんな感じです。クラスではあえて人と関わらないようにしているというか。」

 

 

 

と風太郎に助けてもらえると思ったが、やはり彼は彼であった。

そして、チャイムがなり担任教師が来る─────

 

 

 

勝也「ええまず、三年生進級、お目出度うと言いたいところなんだが─────何で今年も朝山の担任教師なんだ?!」

 

瑛人「今年度も宜しく〜。」

 

 

 

そう。

クラス表の見ての通り、瑛人の担任教師は何故か勝也であった。

しかも、一年、二年と続いて三年まで一緒になった。

 

 

 

勝也「最悪すぎるだろ!理事長に訴えよっかな?!もしくは、クラスを変えてほしいわ!」

 

瑛人「まぁそう言わずに、お茶でも飲んでゆっくりして下さいよ。」

 

勝也「家の主かお前は?!」

 

 

 

とまぁ、同じクラスになってしまったからには、勝也は相変わらず瑛人に弄られていた。

 

 

 

男子「もう二人は漫才師になった方がいいっすよ、先生。」

 

勝也「やかましいわ!誰が此奴と一緒にやるか!」

 

男子「おすすめするっすよ。」

 

勝也「勘弁してくれぇ!」

 

 

 

瑛人に続く男性陣は勝也を弄りまくっていた。

 

 

 

二乃(ねぇ、三玖。何時もあんな感じなの?)

 

三玖(うん、何時もエイトは先生を弄っている。)

 

 

 

するとそこで、勝也の救世主とも言えるような四葉が手を挙げる。

 

 

 

勝也「ん?どうした?」

 

男子「弄るんじゃないすかね?」

 

勝也「やめてくれ!これ以上敵を増やさないでくれ!」

 

 

 

しかし、四葉が手を挙げる理由は他である。

 

 

 

四葉「このクラスの学級長になりたいです!」

 

勝也「まだ言ってないんだが・・・まぁいい、じゃあ中野四葉が学級長でいいか?」

 

 

 

そんな話一切していなかったにも関わらず、学級長に立候補した。

なのだが、勝也も反対はしていないので、四葉に決まった。

 

 

 

四葉「みなさん困ったら私になんでも言ってくださいねー!」

 

勝也「じゃあついでに男子の方も決めとくか?立候補せるやつはいるかー?」

 

瑛人「じゃあ、先生で。」

 

勝也「生徒に決まってるだろ!」

 

 

 

二人がそう会話をしている間、男子達は押しつけ合いをする。

だが、一人がこんなことを言った。

 

 

 

男子「武田しかいねーよ。そのうち誰か推薦するだろ?」

 

武田「全く、やれやれ。」

 

 

 

武田本人にも聞こえていたらしく、澄まし顔で推薦を待っている武田。

と此処で、四葉がいつもの元気な声で言った。

 

 

 

四葉「先生、私学級長にピッタリな人を知っています─────上杉風太郎さんです!」

 

風太郎「・・・え?・・・はぁ!!?」

 

 

 

この時間中ずっと勉強していた風太郎が、急に大声で驚いた。

まさか自分が推薦されるなんて、ましてやそんなもの興味すらなかったし、困惑をするのも当然だろう。

クラスは再びざわざわしだし、風太郎で大丈夫なのか、武田を差し置いてなんて何者なんだと話し合っている。

 

 

 

勝也「じゃあ、それでいいか?」

 

瑛人「先生で。」

 

勝也「だから生徒だって言ってるだろ!!」

 

風太郎「先生!僕は何も言っておりません!!」

 

 

 

風太郎はそう反対をした。

だが結局、風太郎で決まってしまい、次の係も決めてしまうのであった。

 

 

 

風太郎「四葉・・・なんてことを・・・」

 

 

 

風太郎は四葉に勝手に決められ、頭を抱えるのであった。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

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