WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
三玖(一花)「いいこと教えてあげる─────フータローが京都で会った子。」
風太郎「?!」
三玖(一花)がそう言うと、風太郎は気になったのか喰い付いてきた。
三玖(一花)「─────一花なんだよ。」
風太郎「っ!!!?」
─────この時、一花は言ってしまった。
三玖の格好でそう言う嘘をついてしまったことを。
しかも、その嘘は三玖だと思わせるようなことを。
三玖(一花)「─────嘘じゃないよ。」
風太郎は思った。
これは、おかしいと。
何故なら、三玖の瞳には光が無い。
まるで、誰かにマリオネットで操られているかのように。
その瞳が、風太郎は少し恐怖が出てきた。
─────その時であった。
瑛人「騙されるなよ風太郎─────そいつは三玖じゃやい。」
風太郎・三玖(一花)「?!」
風太郎の背後から声がした。
瑛人「そいつは三玖じゃない。俺は分かるからな。」
風太郎「てことは─────」
瑛人「偽物だ。・・・そうだよな?」
突然、瑛人の声が変わった。
その声は、ドスに効いた低い声であった。
その声でかなり怒りがこもっていることが分かる。
その声を聞いた三玖(一花)は身体をビクッとし、怯んだ。
瑛人「てめぇ・・・わかってるよな?俺の恋人を傷つけようとしたら、タダじゃおかない・・・分かってるのかコルァ。」
三玖(一花)「!!!」
とてつもない怒りに、三玖(一花)は怯んだ。
その隙に、風太郎は彼女のウィッグを取り、その正体が分かった。
風太郎「どういうことだ──────一花。」
一花「──────」
風太郎も一花に対して、怒りが出てきた。
彼女は嘘をつき、更に三玖を陥れようとしていた。
風太郎「もういい・・・お前のことは信用できない。残念だったよ。」
風太郎はそう冷たく言い放った後に、その場から去った。
そのタイミングで、瑛人は一花の胸ぐらを掴む。
一花「酷いなぁ、朝山君は・・・乙女にそんなことしていいの?」
こんな空気の中、そんな煽るように瑛人にそう言った。
だが──────
パチン!
一花「?!」
瑛人は一花にビンタをした。
そして、そのまま廊下に放り投げた。
一花「乙女の顔を叩くなんて・・・酷──────」
瑛人「黙れ。」
一花「ヒッ?!」
再び、とてつもない低い声に、一花は怯む。
瑛人「てめぇは・・・俺の幼馴染を騙そうとした・・・それだけじゃない。挙げ句の果てには、俺の恋人・三玖まで傷つけようとした。本当は、その顔面真正面にぶち込めたかった。だけどな、そんなことしたら三玖・・・否、お前の妹達が悲しむからだ。叩かれたぐらいで、感謝しろ。分かったか─────クソガキ女。」
そう言った後に、瑛人はその場を後にした。
一花はその場でただひたすら、呆然としていただけだった。
TO BE CONTINUE・・・・・・