WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
放課後。
近所の図書館で勉強している一同。
と言いたいところだが、五月は用事があるので、この場にはいない。
二乃「みんなフー君にプレゼント渡すの?」
三玖「そうしたい・・・けど、今は模試前だから、このタイミングで渡すのは勉強の妨げになるかもしれない。」
四葉「そうだね!上杉さんにもう一度家庭教師してもらいたいし!」
三玖「それがいい。」
二乃「じゃあ、それで決まりね!」
4月15日。
その日は、上杉風太郎の誕生日である。
風太郎の誕生日は全国模試が終わった後の日である為、全国模試終了後に渡すことにした。
一花「・・・・・・」
─────なのだが、一花はそういう気分ではなかった。
あの時、風太郎に拒絶されたからだ。
風太郎『もういい・・・お前のことは信用できない。残念だったよ。』
二乃「一花?」
一花「・・・・・・」
するとそこで、三玖の携帯に誰からかの通知がきた。
三玖「!ごめん皆、ちょっと外すね。」
二乃「分かったわ。行ってらっしゃい。」
三玖は用事がある為、その場を後にした。
一花「ねぇ、皆。ちょっと話があるんだ。」
二乃「え?どうしたのよ?」
二乃「はぁ?!アンタ、そんなことしたの?!」
一花「・・・・・・」
一花は前にやってしまったことを、二人に話していた。
二乃「─────一つ聞くわ一花。なんでその時、三玖の変装なんかしてたの?」
一花「そんなの簡単だよ。フータロー君に嘘をついたときがちょうど三玖の格好してたし、なにより三玖だけ幸せになってるのが気に入らなかったから不信感を与えてあげようと思ったんだ。」
二乃「あんたねぇ・・・!」
目を強ばらせて歯を食い縛り、一花の胸ぐらを掴んだ。
一花「最近の二乃ってすぐ胸ぐら掴むよね。」
二乃「そんなこと関係ないわ。フー君の過去のことは本人から聞いてたわ。フー君の大切な思い出を汚して、四葉に辛い想いさせて、三玖の幸せまで奪おうとして─────これで満足?」
二乃はとてつもない怒りを一花にぶつける。
一花「二乃だけには言われたくないなぁ・・・温泉で言ってたじゃん。他人を蹴落としてでも叶えたいって。私と二乃の何が違うの?教えてよ。」
一花は質問を質問で返すように言った。
そして、二乃は震えながら言った。
二乃「・・・・・・たしかにそう言ったわ。他の誰にも譲るつもりもない・・・でも─────私たち五人の絆だって大切だわ!!たとえあんたが選ばれる日が来たとしても!私は・・・祝福したかった・・・!」
一花「っ!!」
目に涙を溜めながら訴える二乃に、一花は動揺する。
一花の胸ぐらを放し、二乃は背を向ける。
二乃「私が言えるのはこれだけ・・・あとは自分で考えなさい・・・」
二乃はそう言って、その場から後にした。
一護「さて・・・出番ですよ。フフフ・・・」
TO BE CONTINUE・・・・・
早いかもしれませんが、此処で一花編は終わるとします。
残りはいよいよ、全国模試メインの話になっていきます!
それでは、また次回。