WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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6話 修学旅行 二日目 前編

 

 

 

 

修学旅行の二日目の朝。

皆がわいわいと食事を楽しんでる中─────

 

 

 

二乃「二人共聞いて─────盗撮犯に追われているわ。」

 

 

 

二乃が向かいにいる一花と四葉にそう言った。

食事を楽しんでいた一花と四葉はそれを聞いて、驚いていた。

 

 

 

一花・四葉「え?」

 

二乃「京都駅にいたころからずっと感じてたの。そしてお昼に山を登った時に確信した。間違いないわ。修学旅行生がターゲットにされるって、ニュースで前見たもの。」

 

 

 

二乃は京都駅や、稲荷山の山頂に着いてからしばらくして、確かに同じシャッター音を耳にした。

最初は空耳かと思ったが、同じ音を背後から何度も聞いたことで、二乃も疑念が湧き、少し前のニュースで《修学旅行生をねらった痴漢被害、京都市が注意喚起》という記事を思い出して、確信へと変わったのだ。

 

 

 

カシャン

 

二乃「!!やっぱり・・・!」

 

 

 

後ろからのシャッター音に二乃は盗撮犯だと思い、振り向いたが・・・

 

 

 

女子「ご馳走だねー。」

 

女子「インスタあげよー。」

 

 

 

別のテーブルで朝食中の女子が、食事をスマホのカメラで撮っているだけだった。

 

 

 

二乃「・・・・・・」

 

一花「き、気の所為じゃないのかな〜?」

 

四葉「そ、そうだといいね・・・」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

京都。

京都は誰もが知っている、奈良を引き継いだ二代目の都。

その和風な感じが、日本人だけではなく外国人にも豊かにしてくれる聖地。

そして此処は、学生の修学旅行で行く場所は此処、と第一位になったと言われる場所でもある。

因みに第二位は奈良で、第三位は東京である。

そんな京都なのだが、此処に来たらやはりあの寺だ!と言われる人気スポット・清水寺。

その有名な清水の舞台の柵に手を置きながら、円は京都の街並みを一望し、隣にいる五月は怯えながら柵の下を覗いていた。

 

 

 

五月「柵はもっと高いと思ってました。」

 

円「そうだね。まぁ、僕達も高三だし。」

 

 

 

と、柵に手をついていた円が・・・

 

 

 

ツルッ

 

五月「!!」

 

 

 

彼の手が柵から落ちる─────

 

 

 

円「─────なんちゃって。」

 

五月「もー!やめてください!」

 

円「ごめんごめん。」

 

 

 

五月をからかって遊ぶ円。

それを見て「ケッ」と言う前田と「フフフ」と微笑む武田。

一方、その横では─────

 

 

 

瑛人「よし、赤石先生。今から此処でバンジージャンプをしてくれるっすか?十円上げるんで。」

 

勝也「アホかお前は!!罰当たるわ!!それに対価が安すぎるだろうが!!何だ十円って?!!」

 

瑛人「大丈夫っすよ。罰は当たらないはずっすよ。神社だったらともかく、寺なので問題ないっす。」

 

勝也「寺でも良くないに決まってるだろ!!寺だったら何でもオッケーって言うつもりかお前は!!」

 

瑛人「はい。」

 

勝也「『はい』ってあっさり言うな!!お前の価値観はどうなってるんだ?!!」

 

瑛人「大丈夫っすよ、赤石先生。赤石先生は意外に身体が丈夫な方なので。」

 

勝也「そういう問題じゃねぇ!!」

 

 

 

と瑛人が何時ものボケで勝也を弄りまくっていた。

隣にいた三玖は瑛人の横から顔をひょこっと下を覗いていた。

 

 

 

三玖「ねぇ、エイト。此処で写真を撮ろうよ。」

 

瑛人「そうだね。よし─────撮ろう。」

 

三玖「うん!」

 

 

 

瑛人は三玖の肩を抱いて、自身のスマホを此方に向ける。

 

 

 

瑛人「はい、チーズ。」

 

三玖「・・・ピース。」

 

カシャン

 

 

 

二人はそう写真を撮っていた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

同時刻。

風太郎達はというと─────

 

 

 

一花「フータロー君は私と一緒に行く!」

 

二乃「フー君は私と一緒に行くのよ!」

 

風太郎「勘弁してくれぇ!」

 

四葉「お、落ち着こうよ二人共・・・」

 

 

 

風太郎の両腕を引っ張る長女と次女、そしてその二人を落ち着かせようとする四女の姿があった。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

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