WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
修学旅行最終日、三日目。
コース別体験学習の日である。
その日はあさから選択したコース毎に行動を行う予定なので、違うコースを選択した者と会うことはまず無い。
そのまま体験学習をした後に、帰りの新幹線に乗るために京都駅までバスで直行することとなるのだ。
そして、着いた瑛人と三玖は映画村へ向かうバスを待っていた。
瑛人「本当によかったの?歴史系の回るDコースにしなくて。」
三玖「うん。ここも時代劇とかの物見れるし、そういうのは将来二人で来たいから。」
瑛人「そっか。なら今日ここを思いっきり楽しも!」
三玖「うん!」
瑛人達を含めた一行はEコースのバスに乗り込み、映画村へと向かった。
目的地に到着し、バスを降りてそこから自由行動である。
二人は手を繋いで歩いていると、三玖があるものを見つけた。
三玖「エイト、あれやろうよ。」
瑛人の服の袖をくいくいしながら指差した方には、戦国武将の着付け体験があった。
戦国武将が好きな三玖が食いつかないはずがない。
瑛人はもちろん承諾し、2人で着付けを行った。
しばらくして、先に三玖が出てきた。
薄い緑色をベースに赤や白の花柄が描かれている。
次に瑛人が出てきた。
黒い袴に白い布の首に巻き、水色の上着を羽織っていた。
三玖「似合っててカッコいいなんのモチーフ?」
瑛人「えーとね・・・新撰組の斎藤一だって。それより三玖の方が似合ってるよ。花火大会とかお正月の時もそうだったけど、やっぱ三玖は和服似合うね。」
三玖「ありがとう。エイトもカッコいいよ。」
瑛人「三玖こそ綺麗だよ。何度か和服姿見てるはずなのに、その度に見惚れちゃうくらい。」
三玖「あうぅ・・・」
当然の如くイチャついたあと、瑛人は三玖と手を繋いで歩き出す。
二人でいろいろな場所を巡った。戦国武将のコスプレした人と記念撮影したり、お菓子を食べ歩いたり、弓矢の射的などをして楽しんだ。
着付け体験も終わり、二人は休憩できるような茶屋を訪れる。
椅子に腰かけて、まったりとする。
三玖「三日間あっという間だったね。」
瑛人「そうだね。三玖と一緒に巡れて、楽しかった。」
三玖「エイト・・・私もだよ。」
瑛人「三玖・・・」
三玖「でね、私もっと瑛人のこと知りたいんだ。私もエイトのことをもっと知りたい。それだけじゃなくて、私のことももっと知ってほしい。」
そう言うと三玖は立ち上がって色々なものを指差した。
時代劇の撮影で使われていた場所など、それはもう沢山。
三玖「ここにある物・・・全部好き。でも・・・一番好きなのは─────
最後に瑛人を指差して、そう言い放った。
それを聞いた瑛人は、口角を上げて立ち上がり、三玖を抱き締めた。
瑛人「ありがとう、三玖。ここまで俺を愛してくれて。」
三玖「何時でも私はいるよ・・・エイトがどうなっても、これからどんなことがあっても、私はエイトの側にいる・・・約束だから─────エイトを愛してるから・・・」
瑛人「俺もだよ。俺は三玖を守りたい。その笑顔が見たい。俺が傷つき倒れてもかまわない。絶対に守り抜いてみせる。それでも俺は死なない。三玖のそばにいるために。約束を果たすために─────これからも愛し続けるために。」
三玖「エイト・・・大好きだよ─────愛してる・・・」
瑛人「俺も三玖を愛してる─────大好きだ。」
二人は顔を合わせて、唇を重ねる。
外にいるということもあり、重ねるだけのキスだが、それでもお互いの愛を感じることはできた。
TO BE CONTINUE・・・・・・
次回で前半の修学旅行編終了し、その後はいよいよ後半の五つ子過去編。
それでは、また次回。