WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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9話 赤松源一郎の告白

 

 

 

 

一同は、映画村を後にし、京都駅と向かうバスへと乗っていた。

 

 

 

バスガイド『本日はご乗車いただき、ありがとうございます。まもなく京都駅に到着いたします。』

 

武田「上杉君、聞いたかい?例の盗撮騒動。」

 

前田「悪ィ、ミスった。」

 

風太郎「・・・やっぱお前か・・・」

 

 

 

謝る前田に、風太郎は大筋を理解したようだ。

 

 

 

武田「全く、空気を読みたまえ。」

 

前田「つい気合を入れすぎちまった・・・」

 

風太郎「はぁ・・・まぁいい。俺が頼んだんだからな。」

 

 

 

─────その時だった。

風太郎の頭にガシッと何かに掴まれていた。

 

 

 

瑛人「ナンノハナシヲシテルノカナフウタロウクン?」

 

風太郎「え、瑛人さん・・・?」

 

 

 

風太郎は自身の頭を掴んでいる主を見た。

そこには、悪寒を感じさせる笑顔で此方を見る青年がいた。

 

 

 

風太郎「ま、待ってくれ・・・これには理由が・・・」

 

瑛人「問答無用。」

 

 

 

最後に風太郎の悲痛な声が上がった。

そう─────今回の盗撮犯の犯人は前田で、それを仕組んだのは風太郎だったのだ。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

五月「本当に・・・言わなくて良かったのですか?」

 

 

 

地元への帰る新幹線。

五月は風太郎が会った、六年前の少女に向けてそう言った。

 

 

 

四葉「うん─────これで良かったんだよ。」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

修学旅行から戻ってきた瑛人と三玖。

日本とは思えない、鬱蒼と茂る、背の高いセコイアの樹々の間を抜け、細い小径を森の奥深くまで進んでいくと・・・明かりの灯った、小さな小さな小屋に行き当たる。

そこが、瑛人と三玖の目的地であった。

 

 

 

源一郎「やぁ、来たようだね。瑛人君。それに、三玖君まで。」

 

三玖「こ、こんにちは。」

 

瑛人「久しぶりですね。」

 

 

 

家の主・赤松源一郎はお茶を作っていた。

 

 

 

源一郎「これから話すのは長くなるからね。ゆっくりとお茶を飲んでくれ。」

 

瑛人「すみません・・・」

 

三玖「すみません・・・いただきます。」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人「それで・・・話とは?」

 

 

 

瑛人は源一郎に話の本題を聞いた。

源一郎はゆっくりと話した。

 

 

 

源一郎「これから話すのは、君達が今起きていることの話だ。そう─────全ての始まりのこと。」

 

瑛人・三玖「?!!」

 

 

 

源一郎の言った言葉に、瑛人と三玖は目を見開いた。

 

 

 

瑛人「それって・・・ドクターと関係があることですか?」

 

源一郎「そうだ─────まず三玖君以外の姉妹と風太郎君のことだ。」

 

三玖「私以外の姉妹と・・・?」

 

瑛人「風太郎が・・・?」

 

 

 

何故、彼等の名前を出したのだろうか?

二人はそう疑問に思い始めた。

 

 

 

源一郎「実は─────全ての始まりとなった、()()()()()についての話だ。その五人の魂が、()()なんだよ。」

 

 

 

二人は言葉を失う。

源一郎は話を続けた。

 

 

 

源一郎「一人ずつ話そう。まず、中野家長女の一花君は火野蛍(ひのほたる)が。次女の二乃君は水野哉汰(みずのかなた)。四女の四葉君は木野遥(きのはるか)。五女の五月君は星野心愛(ほしのもとより)。そして、上杉風太郎君は土野圭(つちのけい)。」

 

 

 

源一郎は瞑っていた目をゆっくりと開く。

 

 

 

源一郎「これは、ドクターとその五人の話だ。時は今だ─────全てを話そう。」

 

 

 

明かされる。

この物語の全てのジェネシス(始まり)─────

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






いよいよ明かされる─────全ての始まり・・・
とその前に、ちょくちょくと出てきた四葉の話を含めた五つ子の過去編へ入ります。
終わり次第、物語の核心となる話への入っていきます。
それでは、また次回。

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