WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
修学旅行が終わり、五つ子は自身の祖父が開いてる《虎岩温泉》へとやって来た。
一花「お母さん、本当に病気治ったのかな・・・」
二乃「修学旅行から帰ってから、ずっと体調崩してるよね。」
この頃、お母さんの体調が芳しくないことを、五つ子も感じていた。
そんな中・・・
二乃「四葉、髪乾かした?ドライヤー貸して。」
温泉から上がって、身体を拭いたり、髪を乾かしたりしている中、四葉は一人、頭に緑色のリボンをつけていた。
二乃「え!なにそれ!」
四葉「へへー、可愛いでしょ。」
これで間違われない。
これで風太郎君に見つけるもらえる。
四葉はあの時から、そっくりなことを毛嫌うようになってしまった。
8月14日。
この日、彼女達の母親・中野零奈が亡くなった。
遺体となってしまった零奈の周りに、五つ子が泣いていた。
二乃「わああぁん!!」
五月「お母さあぁん!」
三玖「うっ、うぅ・・・」
一花「やっぱり・・・体調良くなってなかったんじゃん・・・」
四葉「・・・・・・もう、いないんだね・・・」
五つ子はひたすら泣いていた。
しばらくして、五月が言う。
五月「いるよ。」
四葉「!」
五月「いるんだよ・・・お母さんは私たちの中に・・・これからは私がお母さんに・・・お母さんに
それから五月は敬語で話すこととなった。
それは、自身の母親のように。
母親のようになるために。
それが、彼女が自身の母親への愛だと思われる。
しかし、姉達は五月の言っていることに分からなかった。
一花「私たち・・・これからどうなるんだろう・・・」
四葉「おじいちゃんの家・・・なのかな。」
三玖「全員でいけると思う・・・?」
二乃「どういうこと?」
三玖「おじいちゃんだって大変なのに・・・もしかしたら・・・私達、バラバラに引き取られちゃうのかも・・・」
そんな話をする中・・・
???「失礼するよ。」
五つ子「?!」
一人の男性が彼女達のところに入って来た。
男性「こうやって君たちと話すのは初めてだね。何度か顔は合わせてるはず・・・四葉君とは修学旅行以来だね。」
四葉「あ・・・」
四葉がその男性を見ると、その人に見覚えがあった。
あの時・修学旅行の時に自分を発見してくれた男性である。
その男性は零奈の遺影を見た。
その時、彼は何を思ったのだろうか・・・
それは本人しか知らない。
男性「君達は─────僕が責任を持って引き受ける。」
それから彼女達・五つ子の名字は《中野》へと変わった。
男性・マルオは彼女達を高級タワーマンション・PENTAGONに住ませることにした。
彼女達はあの貧しい生活から一転、かなりの裕福な生活へと変わった。
─────だが、そこから彼女達は変わった。
一花は髪を短くし、二乃は二つの黒いリボンをつけ、三玖は首元にヘッドホンをつけ始めた。
それは恐らく─────零奈の死にトラウマとして残ってしまったのだろう。
その為、彼女達はそれぞれ性格も見た目も変わったのだ。
四葉(お母さん─────私たち、中学生になったよ。でもね─────五人一緒なんて無理だよ。私たちは、もう一緒ではいられない・・・)
TO BE CONTINUE・・・・・・