WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
四葉「お父さん、見てこれ!この前のテスト、五人の中で一番だったんだ!」
ある時、四葉はマルオにテストの結果を見せた。
マルオは無表情のまま、四葉に一言。
マルオ「よくやった。」
ただ一言。
それだけの一言だが、四葉はまだ嬉々と続ける。
四葉「陸上部に誘われたんだけど断ったんだ。でも勉強に集中したいから仕方ないよね。」
マルオ「これからも励みたまえ。」
四葉「・・・・・・」
四葉は嬉々としてマルオにテスト結果を見せに行っても、彼は彼女に素っ気ない返答をするばかりだった。
四葉「うーん、なんか冷たいなー。うちにもほとんどいないし・・・お母さんだったらもっと褒めてくれるのに・・・(褒めてくれる・・・よね?)」
四葉はそう思って、帰宅をする。
そして帰宅途中、とあることを思い出す。
四葉(風太郎君・・・今頃勉強してるかなぁ・・・)
四葉は初恋した少年に、胸に秘める。
それからある時、四葉が勉強により一層集中するために、ゲーム機器を段ボールにしまっていた時のこと・・・
三玖「四葉、これもうやらないの?」
四葉「うん!ゲームはもう卒業!勉強の邪魔になっちゃうからね。」
ゲームを箱にしまった四葉に、三玖が声をかけた。
彼女はそれを手に取って・・・
三玖「じゃあ、これ借りちゃおっかな・・・」
四葉「もー、三玖はまだまだお子様だなー。」
この時までは、ゲームをしようとする三玖を小馬鹿にしていた。
しかしそれのせいで、四葉は更に絶望に落ちてしまうことを本人は知らない─────
三学期:中間テスト
なかのよむば
社会:31点
四葉(よしよし、順調に上がってきてる。元が悪いせいでまだまだだけど・・・これからもっと頑張ろう。)
ゲームをやめたことにより、少しずつだが、成績が上がってきていることに手応えを感じた四葉。
そんな彼女に・・・
三玖「四葉!」
三玖が近づいてきた。
三玖「歴史のテスト、初めてこんな点数取っちゃった。四葉に借りたゲームのおかげだよ。」
四葉「─────」
三玖の解答用紙に記されていた《42点》という点数を見て、四葉は一瞬言葉を失ってしまう。
四葉「・・・そ、そっか。良かったね。」
何とか取り乱さずに、返すことは出来たが、このことが四葉を焦らせてしまうことになってしまった。
なかのよつば
解答用紙
数学:29点
四葉「─────」
四葉は自身の点数を見て、言葉を失う。
四葉(私は・・・なんのために勉強してるんだろう・・・お母さんはもういない・・・楽をさせてあげたかったお母さんはもう─────)
零奈『特別じゃなくていい。大切なのは五人でいることですから。』
四葉(お母さん─────五人でいることがなんで大切なの?私、わかんないよ・・・)
彼女の中で何かがガラスのようにヒビが入った。
それはもう─────取り返しがつかないほどだった。
TO BE CONTINUE・・・・・・