WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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5話 金烏玉兎④

 

 

 

 

─────9月28日、当日。

いよいよこの日、セレーネを封印する儀式が行われる。

ソルセリア帝国の国民は、コスモス城の前まで押し寄せてくる。

コスモス城の前には、人集り、そして、謎の大きな箱があった。

ソルセリア帝国の大帝の大賢者は箱の前まで来、国民の方向へと視線を移す。

 

 

 

大帝「国の民の皆者よ!いよいよこの時、我ら生物達に脅かす破壊神・終焉の月(セレーネ)を封印の儀式を行う!見ての通り、この箱はセレーネを封印をするための箱・()()()()()()というものだ!」

 

 

 

大帝の大賢者は声を上げ、国民にセレーネが入ってると思われる箱・()()()()()()に向けさせる。

その箱は闇が入ってもおかしくない、禍々しいオーラを放たれていた。

 

 

 

男性「あれがパンドラの箱・・・」

 

女性「禍々しいわね・・・」

 

男性「なんて恐ろしい・・・」

 

 

 

国民はパンドラの箱を見ながら、ざわざわと不安や緊張を走っていた。

 

 

 

大帝「だが!今から我が弟子五人がセレーネを封印する!」

 

 

 

大帝の大賢者の隣に始祖五賢者が立っていた。

彼等の目は当に、今から封印をする儀式の覚悟を持っていた。

 

 

 

五人「─────」

 

 

 

五人がそうパンドラの箱に手をかざし、儀式を行おうとしたその時だった─────

 

 

 

バッ!!!

 

全員「?!!」

 

 

 

すると、始祖五賢者の隣に何者かが現れた。

黒いフードを被っている為、顔が分からない。

 

 

 

蛍「だ、誰?!」

 

圭「─────何者だ?」

 

 

 

国民はざわざわと流れ始めた。

何だ何だ?誰?とヒソヒソと言っていた。

 

 

 

???「・・・・・・」

 

 

 

その謎の人物は何も喋らない。

ただただ、パンドラの箱を見つめていた。

 

 

 

大帝「汝は何者だ?」

 

???「─────」

 

大帝「答えよ。」

 

 

 

大帝の大賢者はその謎の人物に問い詰める。

そして、ようやく口を動かした。

 

 

 

???「─────僕の名前は月野楓(つきのかえで)。この箱を開けに来たものさ。」

 

全員「?!!」

 

 

 

その人物・月野楓は被っていたフードを外す。

その容姿は紺色の髪をした青年であった。

 

 

 

大帝「─────何故、汝はこの箱を開けようとする?」

 

楓「何故かって?それは─────」

 

 

 

楓は言う。

 

 

 

楓「この箱─────セレーネ・トワイライトを蘇らせ、新しい世界を誕生させようと思っているからさ。」

 

蛍「な、な?!」

 

圭「貴様・・・!!!」

 

 

 

楓の言葉に国民は緊張が走り、始祖五賢者は彼への危険視として睨みつける。

楓は睨みつけられても、ニヤニヤと怪しい笑みをするだけであった。

 

 

 

楓「さぁ─────最高のショーの始まりだ!」

 

 

 

楓はそう高らかに言って、唱えるように何かブツブツと言い始めた。

 

 

 

大帝「貴様!何故その呪文を?!」

 

圭「と、取り敢えず!奴を止めるぞ!」

 

楓「もう遅い!」

 

ビュウゥゥゥゥゥゥ!!!

 

五人「ぐわあぁぁぁぁぁぁ??!!」

 

 

 

楓はそう言って、始祖五賢者を吹き飛ばす。

ドクン・・・ドクン・・・パンドラの箱の中から、心臓の鼓動のように何かが響き渡る。

 

 

 

楓「ああ・・・ついに顕現なされる・・・!!万歳、我らの神─────セレーネ様!!」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

9月28日。

この日、ソルセリア・センチュリー帝国にとてつもない地獄絵図を描いた。

災害、漆黒の魔獣(メランベスティア)の群れ、人々の悲鳴、その光景はとてつもない悲惨であった。

しかし、重症者はかなり出たが、始祖五賢者の尽力によって死者は零名であった。

その後、セレーネを完全封印をすることができた。

楓の方は今回の件で死刑をすることになった。

だが、彼は死ぬ間際にこういった。

 

 

 

楓「僕は子孫を生み出したんだ!残念だったね!恐らく千年後には再び、戦争が起きるんだ!はっはっはっは!!!」

 

 

 

狂気な笑いを最後に、楓は死刑をされた。

しかし、楓の言う通り、再び彼の子孫がセレーネの力と封印を解除するであろう。

そのため、セレーネは何処か宇宙の遠くへと飛ばしていった。

更に、セレーネの力を完全にさせないように解除条件を出す。

力を完全解除するには《太陽の神の恋人と一つにすること》という、条件を出した。

そして─────始祖五賢者の戦いはこれからであった。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






残り2〜3話程度で金烏玉兎編は終。
その後・後半は前回にもお伝えした、()()()の過去編が始まります。

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