WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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8話 ハルウタ①

 

 

 

 

瑛人「俺の名前は─────朝山瑛人!宜しく!」

 

 

 

その青年は青木三玖にそう自己紹介をした。

青木三玖の方は、見知らぬ青年に声をかけられ、困惑をしていた。

 

 

 

瑛人「えっと・・・大丈夫か?」

 

 

 

青年は心配そうに、青木三玖に声をかけた。

そして、緊張をしながら精一杯声を出す。

 

 

 

青木三玖「あの・・・瑛人さん?」

 

瑛人「ああ、そうだ。お前は何て言うんだ?」

 

 

 

朝山瑛人とという青年が青木三玖に訪ねる。

青木三玖はオロオロしながら、青年の質問に答える。

 

 

 

青木三玖「僕は・・・青木・・・三玖・・・です。」

 

瑛人「青木三玖な、よろしく!」

 

 

 

青木三玖がオロオロしているのを対照的に、青年は元気な感じで言う。

 

 

 

瑛人「こんなところでどうしたんだ?」

 

青木三玖「・・・・・・」

 

 

 

青木三玖は視線を落とした。

彼は人見知りであり、初対面である彼に目を合わせることができない。

 

 

 

瑛人「もしかして、人見知りか?」

 

青木三玖「・・・は・・・はい・・・」

 

 

 

青木三玖は力を振り絞るように声を出したが、出たのは蚊が鳴くぐらいの声であった。

 

 

 

瑛人「よし、じゃあ俺と一緒にやるぞ!」

 

青木三玖「え?ちょ?!」

 

 

 

瑛人に手を引っ張られ、そのまま二人は公園へと向かって行った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人「よし、ちょっと此処で待ってろ。」

 

 

 

青木三玖を連れて、ベンチで座らせていた。

瑛人は何処かに行って、数分経つと戻ってきた。

 

 

 

瑛人「二人でアイスでも食おうぜ。」

 

青木三玖「う、うん・・・」

 

 

 

青木三玖は緊張しながらも、瑛人と一緒にアイスを食べていた。

 

 

 

青木三玖「何で僕に声をかけたの?」

 

 

 

青木三玖はふと、瑛人にそう訪ねた。

 

 

 

瑛人「何か・・・ほっとけないからな。こうやって俺と喋っていたら、お前も人との関わりを持つようになってほしいと思いたいな。」

 

 

 

瑛人の話を聞いて、青木三玖は微笑む。

それから青木三玖は彼と遊ぶようになった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

それから青木三玖は瑛人のお陰で少しずつ、人との関わりを持つようになっていった。

青木三玖は瑛人と一緒に公園で遊ぶことが日常になっており、それを二年は続いていた。

そしてそんなある日、二人はとある会話をしていた。

 

 

 

瑛人「そういえば三玖。」

 

青木三玖「何?」

 

瑛人「将来何になるか、決まっている?」

 

青木三玖「・・・・・・」

 

 

 

青木三玖は考え始めた。

将来何になるか、決まっていなかった。

何にしようかと、悩んでいた。

そんな時だった─────

 

 

 

ブロロロロロロロ・・・!

 

瑛人「?!三玖!避けろ!」

 

青木三玖「え?」

 

 

 

瑛人は青木三玖を押して、そのまま突っ込んでくるトラックに轢かれた。

 

 

 

青木三玖「え・・・瑛人・・・兄ちゃん・・・?」

 

 

 

青木三玖は眼の前の光景に疑った。

自身を親しくしてくれた青年が、トラックに轢かれ、宙に浮かんでいる。

 

 

 

青木三玖「瑛人お兄ちゃん!」

 

 

 

青木三玖は走り、朱色に染まってしまった彼の身体を揺さぶる。

 

 

 

瑛人「三玖・・・良かった・・・」

 

青木三玖「良くないよ!お兄ちゃん!早く病院に!」

 

瑛人「もう無理だ・・・三玖・・・」

 

 

 

瑛人は言った。

 

 

 

瑛人「お前なら・・・大丈夫だ・・・幸せに・・・」

 

 

 

瑛人はそう言った後に、手をするりと落ちた。

 

 

 

青木三玖「瑛人お兄ちゃん!瑛人お兄ちゃん!瑛人お兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

 

 

青木三玖はその後、ひとしきりと泣いていた。

この時、彼はとあることを決心したのであった

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






今回のサブタイトルの由来はいきものがかりさんの「ハルウタ」という楽曲からとりました。

それと、お待たせして申し訳ありません!
この季節に入ってから色々と忙しくなってしまい、書く余裕がありませんでした。
今日から暫く、2日か3日と4日、下手すれば週に一回になるかもしれませんが、余裕があれば明日か今日投稿します。
お楽しみいただいている皆さん、本当に申し訳ありません。

それでは、また次回。

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