WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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15話 ハルウタ➇

 

 

 

 

──────あれから五ヶ月、経過した。

4月15日──────この日、勇也とその妻・愛美の間に子供が生まれた。

名前は、上杉風太郎にしたと言う。

しかし、彼の中に何者かの魂に入り込んだことを、勇也も愛美も、そして─────風太郎本人も知らない。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

青木三玖「勇也の奥さん。出産、お目出度うございます。」

 

愛美「ありがとう、三玖君。」

 

勇也「可愛い子供だな〜!ガッハッハ!!」

 

 

 

勇也は自身の子供を見て、自慢気に笑っていた。

 

 

 

青木三玖「・・・・・・うっ?!」

 

 

 

その時─────青木三玖に何か異変が起こっていた。

彼は胸を抑えて、苦しんでいた。

 

 

 

愛美「み、三玖君?!」

 

勇也「大丈夫か?!」

 

 

 

二人は彼を心配をしていた。

突然、彼の身体が異変が起こっていたからだ。

 

 

 

青木三玖「だ・・・大丈夫です(そろそろ・・・時間なのか・・・)」

 

 

 

もうすぐ5月5日─────その日はいよいよ、自分自身が消える日だ。

 

 

 

青木三玖(そろそろ、瑛人とお別れの時間だな・・・)

 

 

 

 

 

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青木三玖「ん?どうしたの?」

 

 

 

ある日、青木三玖は瑛人と一緒に廊下を歩いていたら、瑛人は足を止めていた。

 

 

 

瑛人「・・・だ・・・」

 

青木三玖「え?」

 

 

 

瑛人は涙を溢れ出ていた。

そして、絞り出すように声を出した。

 

 

 

瑛人「─────もうお別れなんて、嫌だよ。」

 

 

 

─────何故か、瑛人はそう感じていた。

青木三玖が消えると思い始めたのか、彼は涙を流していた。

 

 

 

青木三玖「ど、どうして・・・?」

 

 

 

青木三玖は震えた声で、そう言った。

 

 

 

瑛人「・・・この過ごしていた間でも、わかるよ。ドクターは何を考えているのか。」

 

青木三玖「瑛人・・・ごめんね。大丈夫だよ。」

 

 

 

そう言って青木三玖は、瑛人を抱きしめた。

青木三玖の暖かい体に瑛人は、安心感があった。

 

 

 

青木三玖「大丈夫だよ・・・いなくならない。」

 

 

 

青木三玖はそう言って、瑛人を安心させた。

これで大丈夫─────そう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人「ドクター!ドクター!ドクター!ドクター!ドクターァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

結局─────彼・青木三玖は瑛人との約束を果たせないまま、亡くなってしまった。

 

 

 

ごめんね─────瑛人。

 

消えないと言ったのに────消えてしまって。

 

だけど、何時かまた、会えるよ。

 

何故なら僕と君は

 

友達なんだから

 

 

 

さよなら、瑛人。

 

さよなら─────僕の大好きな友達

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

─────5月5日。

この日、青木三玖が死亡した。

その同時に、中野零奈の五つ子が誕生した。

彼女達の中に、亡くなった青木三玖の名前、『三玖』という名前を三女に命名することとなった。

しかし─────三玖以外の姉妹達の中に何者か達の魂が入り込んだようだ。

そのことを気づいているのは、零奈も、三玖も、三玖以外の姉妹も、誰も知らない・・・

更に─────青木三玖は死亡した後、転生して彼等と出会い、円の家に居候することとなった。

 

 

 

そして─────現在へと至る─────

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






いよいよ次回でこの章も終わります。

正直、「五等分の花嫁なのに、全然風太郎と五つ子が出てこねぇじゃねぇか」、と批判される覚悟を持って書きました。
しかし、これを書かないとストーリーとして意味不明になるかと思い、この過去編を書くこととなったのです。

こんな長々とした過去編を読んでくださり、本当にありがとうございます!

それでは、また次回。

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