WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
円「僕は──────君のこと好きなんだ。」
五月「・・・・・・え?」
円からの突然の告白に、五月は固まった。
それを数秒かかり、顔を真っ赤に染めた。
五月「きゅ、急に何で?!」
五月は真っ赤になりながら、彼に聞いた。
円「五月─────君は、無理をしているように見えたんだ。」
五月「え・・・?」
円は真剣な表情で彼女を見ていた。
円「君は─────君のその喋り方、母親の真似をしているんだろう?違うかな?」
五月「?!」
円にそう言われて、五月は動揺する。
円は話を続けた。
円「母親の代わりとして姉達・三玖ちゃん達の面倒を見るのを、僕は確かに良いと思う。」
五月「─────」
円「けどね─────君は末っ子なんだから、まだ三玖ちゃん達に甘えてもいいと思うよ。」
円にそう言われて五月は何も言わなかった。
やはり彼女は母親の真似をして、姉達の面倒を見てきたんだろう。
だが、末っ子である彼女はまだまだ早いと思った。
円「・・・・・・あまり・・・無理をしてほしくないと思ったんだ─────妹みたいになってほしくなかった。」
五月「!!・・・森谷君・・・」
円「妹は─────彩は、僕のせいで無理をして、闇を抱えてしまったんだ。」
円は悲しげな顔をしながら話を続けた。
円「僕のせいで─────僕がちゃんと、彩が無理をして明るく振る舞っていることを気づいていれば、死ななかったかもしれない。」
五月「・・・・・・」
円「だから─────ほっとけなかったんだ。彩みたいになるんじゃないんかって。」
そう言って円は両手を広げる。
円「もう─────泣いてもいいから。」
五月「・・・で、でも・・・」
円「いいから。」
五月はそう言われて涙が出そうだった。
しかし─────堪えることができず、涙を流してしまう。
五月「う・・・うぅ・・・森谷君・・・森谷君・・・!」
五月は彼の名前を言いながら、彼の胸に飛び込む。
円は泣いている彼女の頭を撫でていた。
五月「うわあぁぁぁぁぁぁん!!!」
五月はそのまま大きく泣いていた。
それからももっと甘えたかったであろう末っ子は、彼に慰めてもらいながら、大きく泣いていた。
円「落ち着いた?」
五月は暫く泣いていた後、彼女は顔を上げて言う。
五月「はい。お陰でスッキリしました。ありがとうございます。森谷・・・否─────円君。」
円「?!」
五月に突然の名前呼びに、円は驚いていたが、すぐに微笑んだ。
円「じゃあ、答えは─────」
五月「はい─────勿論だよ。」
五月はこの時、彼の告白をOKにし、彼に対してはこれからタメ口にするようになった。
こうして二人は、恋人同士となった。
同時刻。
瑛人達はというと─────
瑛人「おい、風太郎。あの高いビルの屋上からプールに飛び込め。」
風太郎「アホかお前は?!無理に決まってるだろ!!」
瑛人「大丈夫だ。百円あげるから。」
風太郎「対価が安すぎるだろ!!」
五つ子の四人はプールで遊んでいる中、瑛人は風太郎のことを弄りまくっていた。
風太郎はその後、大きな溜息をした。
瑛人「おい、溜息をしたら幸せが逃げるぞ。」
風太郎「誰のせいだと思っているんだ?!」
風太郎は先程よりも大きな溜息を吐いた。
と此処で、瑛人が急に真剣な話をした。
瑛人「そして─────決まったのか?誰に告白をするのかを。」
風太郎「─────」
風太郎は暫く黙っていた。
暫くしてから、口を開いた。
風太郎「俺は──────」
TO BE CONTINUE・・・・・・
ついに無事、五月と円が恋人同士となりました!
実は、五月をオリキャラとカップリングをさせるのは、三玖の次に決まっていました。
五月には風太郎のような人物ではなく、優しい兄のような男性キャラとカップリングにしたら、と思ったのが、この始まりでした。
さて、次回は風太郎回です!
早いですが、もう此処で風太郎の決断があり、もうこの夏休み編で告白をします!
果たして、風太郎が選んだ相手とは?
それでは、また次回。