WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
四葉「私が─────上杉さんが六年前に会った女の子なんです。」
風太郎「・・・・・・え?」
風太郎は耳を疑った。
何故ならもしそうだとしたら、今、目の前にいる少女が六年前に会った女の子。
だが、四葉は悲しい顔をしながら言った。
四葉「わ、私なんて、すぐに約束を破ってしまうので一花か二乃にしてください。上杉さんの気持ちは有り難いです。しかし、見ての通り私は約束を破ったんです。だから、早く一花か二乃のところに。」
四葉はそう悲しいことを言い続けていた。
しかし、風太郎はそれでも変わらなかった。
風太郎「俺は─────お前がいいんだ。そして・・・」
風太郎は頭を下げた。
風太郎「すまなかった!」
風太郎は謝罪した。
何に謝っているのかと四葉が思うと、その説明をしてくれた。
風太郎「俺はお前のおかげでここまで勉強してこれたというのに、こんなにお前が近くにいたのに、俺はお前に気づくことができなかった・・・本当にすまん。」
さらに深く頭を下げ、四葉に向けて謝罪をした。
風太郎「正直者のお前がここまで言い出せなかったのは、何か理由があってのことだろ?だからそれで自分を責めないでくれ。俺はお前に感謝している。今の俺があるのはお前のおかげだ。改めて言わせてほしい。ありがとな。」
風太郎による感謝の言葉に、四葉は感動してしまう。
その目には涙も溜まっている。
四葉「上杉さん・・・」
風太郎「あ、そういえば・・・返事は・・・」
風太郎はさっきの話を戻して、告白の返事をする。
四葉「─────はい。」
─────風太郎と四葉。
この時、二人は晴れて恋人同士となった。
一花・二乃「・・・・・・」
風太郎が四葉に告白をしているところを見た長女と次女。
二人は嫉妬の視線で二人を見ていたのではなく、その目は悲しみが写っていた。
一花「やっぱり・・・そうだよね。」
二乃「・・・・・・」
一花「・・・・・・二乃?」
二乃はさっきから黙っていた。
彼女の顔を見てみると、彼女は泣いていた。
二乃「フー君・・・ヒック・・・」
一花「二乃・・・」
二乃「私が最初っから好意的に話していれば、こうならなかったわよね・・・きっと・・・」
二乃は風太郎と出会った時のことに後悔をしていた。
彼女は最初、風太郎のこと姉妹の輪を入り込んでいるところを見て、毛嫌いをしていた。
しかし、彼の良いところを見つけてしまい、彼に好きになった。
だが──────彼は四葉を選んだ。
二乃「けど!あの子がもし隙がついたら、フー君を奪い返すのよ!」
一花「あははは〜・・・相変わらずだね〜。」
二乃の相変わらずっぷりに一花は苦笑いをした。
二乃(見てなさい・・・絶対に私の方が魅力だと分からせてやるから!)
瑛人「上手く行ったみたいだな。風太郎。」
三玖「そうだね。エイト。」
瑛人と三玖は風太郎が四葉に告白をしているところを見て、安心をしていたのであった。
こうして八人は再び合流し、残りの時間でも楽しく過ごすこととなった。
彼等の夏休みはまだまだ続くのであった─────
TO BE CONTINUE・・・・・・
いよいよ風太郎と四葉も恋人同士となりました!
因みに夏休み編はもう少しだけ続きます。
それでは、また次回。