WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

152 / 172
7話 五つ子の父

 

 

 

 

瑛人と円、そして、風太郎や前田に武田は男五人で今、話題の面白いアクション映画を見に行っていた。

 

 

 

風太郎「?」

 

 

 

風太郎はその時、とある人物に目に入った。

その人物は老人の男性で、その男性は図書館へと入って行った。

 

 

 

瑛人「ん?どうした、風太郎?」

 

風太郎「・・・・・・否、なんでもない。」

 

 

 

風太郎はその男性のことが気になっていたが、映画のことも気になるのでそのまま映画館へと向かって行った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

五月「─────」

 

 

 

五月は図書館で勉強をしていた。

黙々と勉強を集中していたら、一人の老人の男性が此方に向かってくるのが分かった。

 

 

 

五月「?!・・・あなたは・・・!」

 

 

 

五月は見たことがあった。

それはポスターに出ていた、有名な塾の教師であることが分かった。

その男性が五月の目の前まで来ていた。

 

 

 

五月「()()()()─────其の節はどうもお世話になりました。」

 

 

 

その男性・無堂仁之介は五月が勉強をしているところを見て、大きく褒める。

 

 

 

仁之介「偉い!五月ちゃんは真面目で偉い!そんな真面目なところも五月ちゃんのいいところだよ!」

 

五月「えっと・・・まぁ大学に入って、教師を目指したくて・・・私のお母さんさんが学校の先生でして─────」

 

仁之介「─────知ってるよ。」

 

五月「─────え?」

 

 

 

仁之介は複雑な表情で五月を見ていた。

まるで、何かを懐かしがっているかのように。

 

 

 

仁之介「僕は彼女の担任教師だったんだ。」

 

五月「!」

 

仁之介「君は若い頃のお母さんそっくりだ。」

 

五月「そっくり・・・?」

 

 

 

仁之介は返事をしながら話を続けた。

 

 

 

仁之介「ああ─────歪な程ね。彼女は僕に憧れて、似合わぬ教職の道へと進んだ。最後までそのことを後悔していたよ。」

 

 

 

仁之介はそう五月達の母親の過去の話をしていた。

複雑な表情をしながら。

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

零奈『私の人生─────間違いばかりでした。』

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

仁之介「君がお母さんの後を追っているだけなら、おすすめはしない。」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

夜もすっかりと遅くなってしまい、風太郎は二人に『家に来るか?』と聞き、二人を連れて上杉家に来ていた。

今は勇也とらいはを含めて、五人で食べていた。

勿論、家計がやばいと分かっている瑛人と円は勇也に食費としてお金を渡した。

本人は最初、断っていたが二人はお世話になると分かっているからそのまま、半ば強引だが渡した。

 

 

 

勇也「─────ところで風太郎。この街に()()()()()()とか見なかったか?」

 

風太郎「変なおっさん?」

 

らいは「そうなの。お父さんずっとそう言ってるし・・・」

 

 

 

風太郎は勇也に聞かれた、()()()()()()という人物に分からなかった。

 

 

 

勇也「・・・見なかったら良いんだ─────こう、髭がモサッとしたおっさんだ。」

 

 

 

勇也はそう言いながら、風太郎に分かりやすく顎から手を引く、という髭のジェスチャーをした。

それを見た風太郎は、ピンと来た。

 

 

 

風太郎「ああ─────上下を反対しても顔になりそうなおっさんか?」

 

 

 

風太郎がそう言うと、勇也は顔を険しくなった。

 

 

 

勇也「・・・・・・やはりいやがったか。」

 

風太郎「そのおっさんがどうしたんだよ?」

 

 

 

勇也は顔を険しくしたまま、風太郎に話をした。

 

 

 

勇也「・・・・・・お前には言っておいた方がいいな。あの男は─────」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

─────翌日。

五月は塾でお世話になった仁之介に呼び出された。

場所は、人目につかぬ路地裏であった。

何故、呼び出されたのか五月は彼に訪ねた。

 

 

 

五月「な、何でしょうか?」

 

 

 

仁之介は覚悟を決めたかのような顔をして、彼女に話し始めた。

 

 

 

仁之介「─────何時か君に言わなければならないと思ったんだ─────僕と君のお母さんについて。」

 

五月「?!」

 

 

 

五月が驚いていることを気にせず、彼は話を続けた。

 

 

 

仁之介「昨日も言ったんだが、僕は彼女の教師で同僚でもあったんだ。そして─────僕が、君のお母さんの夫。つまり─────君のお父さんだ。」

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。