WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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第15章 レジェンド・ソルセリア編
1話 呪いの水道


 

 

 

 

貴方は、《呪いの水道》というのはご存知だろうか?

《呪いの水道》とは、旧校舎にあった何の変哲もない水道。

しかし、その水道の隣に《サワルナキケン》と書いている。

好奇心で開けてみると、その水道から出てきたのは透明な水ではなく、それは─────()()()()()

その紅蓮の液体で主人公は染められてしまうと言う物語である─────

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人「─────という話があったという。」

 

二乃・五月「ひ、ヒィ?!」

 

一花・四葉「・・・・・・(震々)」

 

風太郎「ぐ、グロい・・・」

 

円「相変わらずだね、君は・・・」

 

 

 

夏休みが終わり、二学期へと入った頃だった。

9月に入ったのだが、それでもまだ夏は終わらず、暑い温度が続いていた。

そんなとある日の放課後、瑛人は暑いからという理由で円や風太郎、五つ子と一緒に怪談話をしようかと話し、八人で怪談話をすることとなった。

三玖は先程の話を聞かれないよう、瑛人が彼女の耳を塞いだ。

円は怯えて泣いてくる五月に、頭を撫でながら優しく慰めていた。

風太郎はあまりにもグロい話を聞いた為、ドン引きしていた。

 

 

 

瑛人「というわけで、行くぞ。」

 

風太郎「え?」

 

円「・・・・・・」

 

五つ子「え?」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

五月「か、帰りましょうよ〜。」

 

 

 

瑛人は七人を連れて旧校舎へと向かう。

三玖は『瑛人が行くなら、私も行きたい』ということで、一緒に連れてくることにした。

 

 

 

瑛人「何を言っているんだ。こういうのも肝試しするのが、男だ。」

 

円「瑛人、五月は女の子だよ。」

 

 

 

と話していると、何か音がした。

 

 

 

三玖「この音・・・」

 

瑛人「・・・・・・」

 

 

 

八人はそっと音の方へと近づく。

そこには、水道に何かをしている男がいた。

その男は高身長で、青髪をした若い男だった。

 

 

 

瑛人「彼奴は・・・?」

 

円「何かをやってる・・・怪しいね。」

 

五月「こ、怖いです・・・」

 

 

 

五月は円の陰に隠れる。

すると、瑛人が言う。

 

 

 

瑛人「おい、風太郎。お前、行って来い。」

 

風太郎「はぁ?!何を言って─────」

 

瑛人「お前なら大丈夫だ─────きっとな。」

 

風太郎「きっとかよ?!」

 

 

 

すると、そうこうしている間に男は立ち去った。

 

 

 

瑛人「あ、行けるぞ!」

 

円「よし。」

 

 

 

二人は先に行った。

残りの六人は見守ることにした。

二人は『サワルナキケン』と書かれている水道を触ることにした。

 

 

 

瑛人「よし、行くぞ?」

 

 

 

瑛人はそう言って水道の蛇口を回す。

─────しかし、何も出なかった。

 

 

 

瑛人「あれ?」

 

円「出ない?」

 

 

 

そう思っていたら次の瞬間─────

 

 

 

ブシャアァァァァァァァァァ!!!

 

瑛人・円「ぐわあぁぁぁぁぁぁ??!!」

 

 

 

別の水道からとてつもない量の紅蓮の液体が噴水かのように、勢いで出てきた。

二人はそのまま流されていく。

 

 

 

勝也「ど、どうした?!」

 

 

 

騒ぎに駆けつけてきた勝也はその光景を見て驚く。

 

 

 

勝也「な、何だこれ?!」

 

瑛人「助けてくれぇ!!」

 

 

 

─────しかし、勝也は此処で気がついた。

 

 

 

勝也「これ─────赤錆か。」

 

円「え?赤錆?」

 

瑛人「赤錆って、あの赤錆?」

 

 

 

そう、この紅蓮の液体の正体は赤錆であった。

ただ単に古い水道でもあった為、錆がこびりついていたようだ。

 

 

 

一花「な、何だ・・・ただの赤錆か〜・・・」

 

四葉「赤錆って?」

 

二乃「赤色の錆のことよ。その錆で水道と一緒に出てきたのよ。」

 

五月「よ、良かったです・・・」

 

三玖「ホッ。」

 

風太郎「驚かせんなよ・・・」

 

 

 

六人は赤錆だと分かり、安堵をしていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

先程の男はゆっくりと廊下を歩いていた。

そして、先程の赤色の液体を一滴、ゴクリと飲む。

それを飲んだ男はニヤリと怪しげな笑みをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「美味(びみ)だね─────()の味は。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






今回から新章、レジェンド・ソルセリア編が始まります!
今回は本章の序章という感じになりますね。
最後に出てきた男は後程、再登場します。
そして、本章で第3部も終わりに…

それでは、また次回。

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