WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
1話 呪いの水道
貴方は、《呪いの水道》というのはご存知だろうか?
《呪いの水道》とは、旧校舎にあった何の変哲もない水道。
しかし、その水道の隣に《サワルナキケン》と書いている。
好奇心で開けてみると、その水道から出てきたのは透明な水ではなく、それは─────
その紅蓮の液体で主人公は染められてしまうと言う物語である─────
瑛人「─────という話があったという。」
二乃・五月「ひ、ヒィ?!」
一花・四葉「・・・・・・(震々)」
風太郎「ぐ、グロい・・・」
円「相変わらずだね、君は・・・」
夏休みが終わり、二学期へと入った頃だった。
9月に入ったのだが、それでもまだ夏は終わらず、暑い温度が続いていた。
そんなとある日の放課後、瑛人は暑いからという理由で円や風太郎、五つ子と一緒に怪談話をしようかと話し、八人で怪談話をすることとなった。
三玖は先程の話を聞かれないよう、瑛人が彼女の耳を塞いだ。
円は怯えて泣いてくる五月に、頭を撫でながら優しく慰めていた。
風太郎はあまりにもグロい話を聞いた為、ドン引きしていた。
瑛人「というわけで、行くぞ。」
風太郎「え?」
円「・・・・・・」
五つ子「え?」
五月「か、帰りましょうよ〜。」
瑛人は七人を連れて旧校舎へと向かう。
三玖は『瑛人が行くなら、私も行きたい』ということで、一緒に連れてくることにした。
瑛人「何を言っているんだ。こういうのも肝試しするのが、男だ。」
円「瑛人、五月は女の子だよ。」
と話していると、何か音がした。
三玖「この音・・・」
瑛人「・・・・・・」
八人はそっと音の方へと近づく。
そこには、水道に何かをしている男がいた。
その男は高身長で、青髪をした若い男だった。
瑛人「彼奴は・・・?」
円「何かをやってる・・・怪しいね。」
五月「こ、怖いです・・・」
五月は円の陰に隠れる。
すると、瑛人が言う。
瑛人「おい、風太郎。お前、行って来い。」
風太郎「はぁ?!何を言って─────」
瑛人「お前なら大丈夫だ─────きっとな。」
風太郎「きっとかよ?!」
すると、そうこうしている間に男は立ち去った。
瑛人「あ、行けるぞ!」
円「よし。」
二人は先に行った。
残りの六人は見守ることにした。
二人は『サワルナキケン』と書かれている水道を触ることにした。
瑛人「よし、行くぞ?」
瑛人はそう言って水道の蛇口を回す。
─────しかし、何も出なかった。
瑛人「あれ?」
円「出ない?」
そう思っていたら次の瞬間─────
ブシャアァァァァァァァァァ!!!
瑛人・円「ぐわあぁぁぁぁぁぁ??!!」
別の水道からとてつもない量の紅蓮の液体が噴水かのように、勢いで出てきた。
二人はそのまま流されていく。
勝也「ど、どうした?!」
騒ぎに駆けつけてきた勝也はその光景を見て驚く。
勝也「な、何だこれ?!」
瑛人「助けてくれぇ!!」
─────しかし、勝也は此処で気がついた。
勝也「これ─────赤錆か。」
円「え?赤錆?」
瑛人「赤錆って、あの赤錆?」
そう、この紅蓮の液体の正体は赤錆であった。
ただ単に古い水道でもあった為、錆がこびりついていたようだ。
一花「な、何だ・・・ただの赤錆か〜・・・」
四葉「赤錆って?」
二乃「赤色の錆のことよ。その錆で水道と一緒に出てきたのよ。」
五月「よ、良かったです・・・」
三玖「ホッ。」
風太郎「驚かせんなよ・・・」
六人は赤錆だと分かり、安堵をしていたのであった。
先程の男はゆっくりと廊下を歩いていた。
そして、先程の赤色の液体を一滴、ゴクリと飲む。
それを飲んだ男はニヤリと怪しげな笑みをした。
男「
TO BE CONTINUE・・・・・・
今回から新章、レジェンド・ソルセリア編が始まります!
今回は本章の序章という感じになりますね。
最後に出てきた男は後程、再登場します。
そして、本章で第3部も終わりに…
それでは、また次回。