WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

156 / 172
3話 日の出祭への準備 後編

 

 

 

 

─────数日後。

瑛人のクラスは文化祭の出し物を未だ決められずにいた。

理由は一つ。

たこ焼きとパンケーキでずっと争っているからだ。

主に男子VS女子となっており、男子と二乃はたこ焼き、女子と三玖はパンケーキ。

お互い一歩も譲らないのである。

 

 

 

女子「諦めなさいよ男子!」

 

男子「お前ら女子こそ諦めろ!」

 

 

 

という感じでずっと、こんなのを続いていた。

 

 

 

女子「パンケーキはふわふわで柔らかくて美味しいのよ?!」

 

女子「三玖ちゃんも何か言って!」

 

三玖「えっと・・・その・・・」

 

 

 

パンケーキを提案した本人・三玖はどうしたらいいのか、分からなかった。

 

 

 

男子「日本といえばたこ焼きだろ!」

 

男子「たこ焼きが好きじゃない日本人なんて存在しない!ですよね?二乃さん!」

 

二乃「え、ええ・・・」

 

 

 

二乃の方もそう返事しているが、困惑をしている様子であった。

そして、何よりも男子はとあることに腑に落ちていなかった。

 

 

 

男子「何で朝山はそっちなんだよ?!」

 

男子「まさか三玖さんがいるからそっちにいるからパンケーキに賛成しているのか?!」

 

男子「同じ男なのに裏切るつもりか?!」

 

瑛人「当たり前だろ。恋人が決めた方向には、俺も此方側になって応援するんだ。」

 

 

 

それを聞いた男性陣は瑛人に批判し始めた。

 

 

 

男子「リア充爆発しろ!」

 

男子「この裏切り者!」

 

男子「お前なんか同じ性だとは思いたくない!」

 

瑛人(此方の台詞だ。馬鹿()共が・・・)

 

 

 

と瑛人は馬鹿()共に喧嘩しながら、三玖の頭を撫でる。

撫でられている三玖は頬を紅く染めながら、微笑む。

それを気づいた男性陣は余計に苛々としていた。

結局、この日も決まることはなく、二つともやる方向へと向かってしまった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

放課後、瑛人と三玖、二乃に四葉と四人で廊下を歩いていた時であった。

 

 

 

風太郎「お前らの意見はよく分かった。」

 

 

 

角の方から風太郎の声がした。

四人はその声を聞いて、こっそりと見る。

そこには、風太郎と先程のパンケーキ派に賛成していた女子三人と対立していた。

 

 

 

風太郎「えーっと・・・女子なのに男子組の中にいるのはおかしい。あんな媚を売って男子の誰かを狙ってるに違いない・・・か」

 

二乃(あーあ、やっぱね・・・)

 

女子「そ、そうだよ!もしその相手が祐輔君だったら・・・二乃ちゃんが相手じゃ勝ち目ないよ・・・」

 

瑛人「祐輔って?」

 

四葉「武田さんですよ・・・」

 

 

 

彼女の言いたいこと大体分かった風太郎。

それを受けて風太郎は一言言い放つ。

 

 

 

風太郎「勘違いだ。二乃の意中の相手はたこ焼き派にはいない。それだけはわかってる、安心してくれ。」

 

 

 

と、場を収めるように風太郎は言った。

─────だが、本当のことを言ったのだが彼女は納得していないようだった。

信じられないだの意味わかんないだのと、風太郎にきつくあたっている。

ここで風太郎は、二乃には申し訳ないが怒られる覚悟を持って、言うことに決めた。

 

 

 

風太郎「二乃は俺をすっ・・・好きだからな。だから仲良くしてやってくれ(二乃すまん・・・)」

 

 

 

二乃が自分を好きだとカミングアウトし、心の中で謝る。

しかし、それを聞いていた二乃は嫌そうな顔をしなかった。

寧ろ、何処か嬉しそうな顔をしていた。

だが、女子たちの反応は思っていたものと違った。

 

 

 

女子「上杉君・・・妄想はやめよう。その設定は二乃ちゃんが可哀想だよ・・・」

 

風太郎「ち、違う本当に・・・」

 

女子「うんうん。良い子紹介してあげるからさ。」

 

 

 

本当のことなのだが、普段の信頼からか信じてもらえなかった。

四葉も二乃に「きっと何か理由があるから、隠れてコソコソでもいいと思う」と告げる。

それを聞いて二乃は父、マルオもそうだったのだろうと気づいた。

そして、マルオへの招待状を四葉と共に考えるのであった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人と三玖は一緒に帰路をついていた。

 

 

 

三玖「エイト、今日はありがとう」

 

瑛人「恋人ととして、当然のことしただけだよ。」

 

 

 

二人がそう話していたら、突然、瑛人のスマホが鳴った。

 

 

 

瑛人「はい・・・はい・・・はい・・・分かりました。三玖、源一郎さんの家に行こう。」

 

三玖「え?」

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。