WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
─────数日後。
瑛人のクラスは文化祭の出し物を未だ決められずにいた。
理由は一つ。
たこ焼きとパンケーキでずっと争っているからだ。
主に男子VS女子となっており、男子と二乃はたこ焼き、女子と三玖はパンケーキ。
お互い一歩も譲らないのである。
女子「諦めなさいよ男子!」
男子「お前ら女子こそ諦めろ!」
という感じでずっと、こんなのを続いていた。
女子「パンケーキはふわふわで柔らかくて美味しいのよ?!」
女子「三玖ちゃんも何か言って!」
三玖「えっと・・・その・・・」
パンケーキを提案した本人・三玖はどうしたらいいのか、分からなかった。
男子「日本といえばたこ焼きだろ!」
男子「たこ焼きが好きじゃない日本人なんて存在しない!ですよね?二乃さん!」
二乃「え、ええ・・・」
二乃の方もそう返事しているが、困惑をしている様子であった。
そして、何よりも男子はとあることに腑に落ちていなかった。
男子「何で朝山はそっちなんだよ?!」
男子「まさか三玖さんがいるからそっちにいるからパンケーキに賛成しているのか?!」
男子「同じ男なのに裏切るつもりか?!」
瑛人「当たり前だろ。恋人が決めた方向には、俺も此方側になって応援するんだ。」
それを聞いた男性陣は瑛人に批判し始めた。
男子「リア充爆発しろ!」
男子「この裏切り者!」
男子「お前なんか同じ性だとは思いたくない!」
瑛人(此方の台詞だ。
と瑛人は
撫でられている三玖は頬を紅く染めながら、微笑む。
それを気づいた男性陣は余計に苛々としていた。
結局、この日も決まることはなく、二つともやる方向へと向かってしまった。
放課後、瑛人と三玖、二乃に四葉と四人で廊下を歩いていた時であった。
風太郎「お前らの意見はよく分かった。」
角の方から風太郎の声がした。
四人はその声を聞いて、こっそりと見る。
そこには、風太郎と先程のパンケーキ派に賛成していた女子三人と対立していた。
風太郎「えーっと・・・女子なのに男子組の中にいるのはおかしい。あんな媚を売って男子の誰かを狙ってるに違いない・・・か」
二乃(あーあ、やっぱね・・・)
女子「そ、そうだよ!もしその相手が祐輔君だったら・・・二乃ちゃんが相手じゃ勝ち目ないよ・・・」
瑛人「祐輔って?」
四葉「武田さんですよ・・・」
彼女の言いたいこと大体分かった風太郎。
それを受けて風太郎は一言言い放つ。
風太郎「勘違いだ。二乃の意中の相手はたこ焼き派にはいない。それだけはわかってる、安心してくれ。」
と、場を収めるように風太郎は言った。
─────だが、本当のことを言ったのだが彼女は納得していないようだった。
信じられないだの意味わかんないだのと、風太郎にきつくあたっている。
ここで風太郎は、二乃には申し訳ないが怒られる覚悟を持って、言うことに決めた。
風太郎「二乃は俺をすっ・・・好きだからな。だから仲良くしてやってくれ(二乃すまん・・・)」
二乃が自分を好きだとカミングアウトし、心の中で謝る。
しかし、それを聞いていた二乃は嫌そうな顔をしなかった。
寧ろ、何処か嬉しそうな顔をしていた。
だが、女子たちの反応は思っていたものと違った。
女子「上杉君・・・妄想はやめよう。その設定は二乃ちゃんが可哀想だよ・・・」
風太郎「ち、違う本当に・・・」
女子「うんうん。良い子紹介してあげるからさ。」
本当のことなのだが、普段の信頼からか信じてもらえなかった。
四葉も二乃に「きっと何か理由があるから、隠れてコソコソでもいいと思う」と告げる。
それを聞いて二乃は父、マルオもそうだったのだろうと気づいた。
そして、マルオへの招待状を四葉と共に考えるのであった。
瑛人と三玖は一緒に帰路をついていた。
三玖「エイト、今日はありがとう」
瑛人「恋人ととして、当然のことしただけだよ。」
二人がそう話していたら、突然、瑛人のスマホが鳴った。
瑛人「はい・・・はい・・・はい・・・分かりました。三玖、源一郎さんの家に行こう。」
三玖「え?」
TO BE CONTINUE・・・・・・