WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
あの事件から日が立ち、五つ子はアパートが解体されると聞いてPENTAGONへと戻ってきた。
再び、PENTAGONでの日常に戻ってきたとある日の土曜日。
五月はこの日、とてもルンルン気分であった。
その為か、彼女は部屋でお洒落な洋服を選んでいた。
五月「うん!これでいこう!」
五月はそのスキップしそうや足取りで、部屋を出る。
五月はリビングへと降りてきた。
彼女がやけにルンルン気分に不思議に思ったのか、姉達は訪ねる。
一花「おやおや〜?五月ちゃん、何処かに行くの?」
四葉「結構楽しそうだね!もしかして、彼氏いるの?」
恋大好きコンビが五月にそう聞いてきた。
五月は笑顔で言う。
五月「はい!これから円君とデートに行くんです!」
一花「へぇー!そうなんだ!じゃあ行ってらっしゃーい!」
四葉「また感想を聞くねー!」
五月は円と付き合ってから二ヶ月経過する。
彼と付き合ってると姉達に報告すると、あの恋愛に不純と言ってた五月ちゃんが?!と驚いていた。
それもそうだ。
学生の恋愛は不順だと言ってた彼女が、円と付き合ってると聞いたら驚く人は多い。
五月は勿論恥ずかしがっていたが、恋愛はいいものだと思い始めた。
五月はPENTAGONに出て、想いの人へと向かって行った。
五月「あ、円君!」
五月は高身長の青年を見つけた。
その青年は彼女を見て、優しい笑顔で迎えた。
五月「お待たせ、待った?」
円「全然、さっき僕も来たところだから。」
そう言って二人はデートを始める。
彼等が向かう先は、映画館であった。
二人が見る映画は、とある純愛をテーマにした映画であった。
五月「う、うぅ・・・やっぱり恥ずかしいよ・・・」
円「だけど、結構人気らしいよ。無理だったらいいけど・・・」
五月「だ、大丈夫だよ!見に行こう!」
五月はそう言って円の手を引っ張る。
円(やっぱり、五月は可愛いな・・・)
笑ったり、怒ったり、恥ずかしがったりとサイコロが回るかのように、表情を豊かにコロコロと変わっていた。
それを見た円は更に、五月を愛おしく感じていた。
不良『大丈夫だ・・・お前のことは・・・俺が絶対に守るからな!』
少女『みー君・・・』
あらすじはざっと、こんな感じだ。
不良で明け暮れていた青年が、心臓病を持つ少女と恋に落ちていく純愛ストーリー。
青年は彼女に恋に落ちたこと切っ掛けに不良をやめた。
だが、最終的には少女は余命よりも早く亡くなってしまう。
しかし、青年は彼女の為に真っ当に生きることになり、彼女を一途に想っていくという映画であった。
五月「うぐ・・・ひっく・・・」
五月はそれを悲しく思い始め、泣いていた。
それを見た円は愛おしく感じ、彼女の小さな手を優しく握った。
二人は映画館から出た。
すると、五月は円の袖を持つ。
円「五月?」
五月「離れたくない・・・」
円「え?」
五月「さっきの映画を見て、円君と離れたくない・・・」
円は五月が顔を下に向けていた為、どんな表情しているのか分からなかったが、嗚咽が聞こえた為、泣いているのが分かった。
そんな彼女に円は抱きしめた。
五月「?!ま、円君?!」
五月が泣いているのを打って変わって、真っ赤になった。
それを見た円は本当に、愛おしく感じた。
彼女の心臓が、早く聞こえるのが分かる。
円「大丈夫だよ、五月。絶対に離れないから。」
五月は円のその言葉を聞き、安心したのか彼の背中に腕を回した。
円・五月(もう少しだけ・・・このままでいたい・・・)
二人はそのまま、時間がかなり経つまで、抱きしめ合っていた。
TO BE CONTINUE・・・・・・