WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

162 / 172
9話 風太郎と四葉(ふうよつ)の遊園地デート

 

 

 

 

とある日の日曜日。

風太郎に選ばれ、告白してもらい、四葉は彼と付き合ってから二ヶ月経過していた。

四葉はルンルン気分でデートに行く格好を選んでいた。

彼女はこういう時にはちゃんと、年相応の女の子らしく服を慎重に選ぶタイプである。

 

 

 

四葉「うん!これでいこう!(風太郎君、可愛いと行ってくれるかな?)」

 

 

 

四葉はそう想いの人を思いながら、部屋を後にする。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

四葉は部屋から出て、リビングにいる他の姉妹達に挨拶をした。

 

 

 

四葉「おはようみんな!」

 

一花「おはよう〜。服が可愛いね〜。もしかして、フータローくんとデート?」

 

四葉「ニシシシ〜・・・勿論だよ!上杉さんとデートの約束をしているんだ!行ってきます!」

 

 

 

四葉はそうスキップしそうな足取りで、家を出た。

 

 

 

五月「そうなんですか。」

 

三玖「行ってらっしゃい。」

 

二乃「そうやって油断すると、フー君を奪うからね!」

 

 

 

と残りの三人もそう挨拶をした。

最後、二乃が不穏な言葉を言うが気にしないでおこう。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

四葉は風太郎と待ち合わせ場所へと向かう。

暫くして探していると、まだ高校生なのに180近くある長身の青年がいた。

 

 

 

四葉「上杉さん!」

 

風太郎「四葉。すまん、待ったか?」

 

四葉「大丈夫ですよ〜。ニシシシ。」

 

 

 

風太郎は彼女の格好をまじまじと見ていた。

 

 

 

四葉「う、上杉さん?」

 

風太郎「い、いや・・・可愛いと思ってな。」

 

四葉「上杉さん・・・」

 

 

 

風太郎にそう言われ、彼と共に四葉も顔を真っ赤に染めていた。

二人がこうデートをするのは、初めてである。

二人がデートする場所は近くにある遊園地であった。

 

 

 

四葉「どれ乗りますか?やっぱり、ジェットコースターとか!」

 

風太郎「い、いや・・・ジェットコースターは苦手でな・・・」

 

四葉「大丈夫ですよ!慣れでいけば大丈夫です!」

 

風太郎「あ!お、おい!待て!」

 

 

 

四葉は風太郎の手を引っ張り、ジェットコースターへと向かう。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

風太郎「うぅ・・・うぐ・・・」

 

 

 

ジェットコースターに乗った後、当然風太郎はゴミ箱に向かって嘔吐していた。

四葉は謝罪をしながら、彼の背中をさすっていた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

四葉「綺麗な景色ですね!街が小さく見えますよ!」

 

 

 

二人は次、観覧車を乗っていた。

四葉は窓に向けて小さくなっていく街を、見ていた。

 

 

 

風太郎「そうだな(お前とこうやってデートして、楽しくなってきたな・・・)」

 

 

 

風太郎は目の前ではしゃいでいる四葉に微笑んでいた。

 

 

 

風太郎「俺はお前に出会ってから色々と変わった。」

 

四葉「?!」

 

 

 

風太郎の言葉を聞いた四葉は彼を見る。

 

 

 

風太郎「元々金髪不良だったこの俺を、勉強熱心させてくれたお前のお陰だ。ありがとうな、四葉。」

 

四葉「?!上杉さん・・・」

 

 

 

四葉は今度、彼を抱きしめる。

風太郎は四葉の背中に腕を回し、抱きしめ返す。

 

 

 

四葉「あれ?筋肉増えました?」

 

 

 

四葉は風太郎の身体の硬さに驚いていた。

 

 

 

風太郎「ああ。俺も男だし、そろそろ恋人であるお前を守らないとなと思い、最近ジムに通っている。」

 

四葉「そうなんですか〜。ニシシシ、嬉しいです。」

 

 

 

二人は暫く抱きしめ、四葉が再び口を開いた。

 

 

 

四葉「上杉さん─────否、風太郎君。」

 

風太郎「?!」

 

 

 

四葉は名前を呼んだ。

六年前のあの時のように──────

 

 

 

四葉「─────大好きだよ。」

 

 

 

四葉があの時のように、タメ口でそう言った。

風太郎はそれを微笑んで返す。

 

 

 

風太郎「ああ─────俺も大好きだ。」

 

 

 

二人は観覧車から降りるまで、ずっと抱きしめながら見つめ合っていた。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






いよいよ次回は、トリのえいみくです!
えいみくが終わる同時に、本章も終わりとなります。
それでは、また次回。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。