WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
とある日の日曜日。
風太郎に選ばれ、告白してもらい、四葉は彼と付き合ってから二ヶ月経過していた。
四葉はルンルン気分でデートに行く格好を選んでいた。
彼女はこういう時にはちゃんと、年相応の女の子らしく服を慎重に選ぶタイプである。
四葉「うん!これでいこう!(風太郎君、可愛いと行ってくれるかな?)」
四葉はそう想いの人を思いながら、部屋を後にする。
四葉は部屋から出て、リビングにいる他の姉妹達に挨拶をした。
四葉「おはようみんな!」
一花「おはよう〜。服が可愛いね〜。もしかして、フータローくんとデート?」
四葉「ニシシシ〜・・・勿論だよ!上杉さんとデートの約束をしているんだ!行ってきます!」
四葉はそうスキップしそうな足取りで、家を出た。
五月「そうなんですか。」
三玖「行ってらっしゃい。」
二乃「そうやって油断すると、フー君を奪うからね!」
と残りの三人もそう挨拶をした。
最後、二乃が不穏な言葉を言うが気にしないでおこう。
四葉は風太郎と待ち合わせ場所へと向かう。
暫くして探していると、まだ高校生なのに180近くある長身の青年がいた。
四葉「上杉さん!」
風太郎「四葉。すまん、待ったか?」
四葉「大丈夫ですよ〜。ニシシシ。」
風太郎は彼女の格好をまじまじと見ていた。
四葉「う、上杉さん?」
風太郎「い、いや・・・可愛いと思ってな。」
四葉「上杉さん・・・」
風太郎にそう言われ、彼と共に四葉も顔を真っ赤に染めていた。
二人がこうデートをするのは、初めてである。
二人がデートする場所は近くにある遊園地であった。
四葉「どれ乗りますか?やっぱり、ジェットコースターとか!」
風太郎「い、いや・・・ジェットコースターは苦手でな・・・」
四葉「大丈夫ですよ!慣れでいけば大丈夫です!」
風太郎「あ!お、おい!待て!」
四葉は風太郎の手を引っ張り、ジェットコースターへと向かう。
風太郎「うぅ・・・うぐ・・・」
ジェットコースターに乗った後、当然風太郎はゴミ箱に向かって嘔吐していた。
四葉は謝罪をしながら、彼の背中をさすっていた。
四葉「綺麗な景色ですね!街が小さく見えますよ!」
二人は次、観覧車を乗っていた。
四葉は窓に向けて小さくなっていく街を、見ていた。
風太郎「そうだな(お前とこうやってデートして、楽しくなってきたな・・・)」
風太郎は目の前ではしゃいでいる四葉に微笑んでいた。
風太郎「俺はお前に出会ってから色々と変わった。」
四葉「?!」
風太郎の言葉を聞いた四葉は彼を見る。
風太郎「元々金髪不良だったこの俺を、勉強熱心させてくれたお前のお陰だ。ありがとうな、四葉。」
四葉「?!上杉さん・・・」
四葉は今度、彼を抱きしめる。
風太郎は四葉の背中に腕を回し、抱きしめ返す。
四葉「あれ?筋肉増えました?」
四葉は風太郎の身体の硬さに驚いていた。
風太郎「ああ。俺も男だし、そろそろ恋人であるお前を守らないとなと思い、最近ジムに通っている。」
四葉「そうなんですか〜。ニシシシ、嬉しいです。」
二人は暫く抱きしめ、四葉が再び口を開いた。
四葉「上杉さん─────否、風太郎君。」
風太郎「?!」
四葉は名前を呼んだ。
六年前のあの時のように──────
四葉「─────大好きだよ。」
四葉があの時のように、タメ口でそう言った。
風太郎はそれを微笑んで返す。
風太郎「ああ─────俺も大好きだ。」
二人は観覧車から降りるまで、ずっと抱きしめながら見つめ合っていた。
TO BE CONTINUE・・・・・・
いよいよ次回は、トリのえいみくです!
えいみくが終わる同時に、本章も終わりとなります。
それでは、また次回。