WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
とある日の土曜日。
三玖は自室で荷物をまとめていた。
瑛人の家に泊まるという約束をしているからである。
準備が終わって部屋を出ると、リビングには一花と四葉がいる。
四葉「あ!三玖どっかお出かけ?」
三玖「うん・・・」
三玖はこの二人でよかったと胸を撫で下ろす。
二乃だったら何を言われるかわからないし、行くのをやめさせられる。
この二人ならわかってくれるし、二乃にも黙っててくれるだろう。
三玖は階段を降りて二人に言う。
三玖「瑛人の家に行ってくるね。」
四葉「朝山さんのお家?お泊まりで?」
三玖「うん。」
一花「・・・・・・そっか。じゃあいってらっしゃい。二乃たちには私から言っておくから。」
三玖「ありがとう。行ってくるね。」
四葉「いってらっしゃい!三玖!」
玄関に向かう三玖を一花と四葉は見守った。
三玖はそのまま瑛人の家へと向かって行った。
瑛人は公園で、ベンチに座って三玖を待っていた。
お互いの家が近いのでここで待ち合わせをすることとなったのだ。
待ち合わせ時間の五分前くらいに三玖の姿が見えたので、立ち上がって三玖のところへ行く。
三玖も瑛人の姿を見て、早歩きで向かってくる。
三玖「お待たせ。待った?」
瑛人「全然待ってないよ。荷物俺が持つね。」
そう言って三玖の荷物が入った青い大きなバッグを左手で持つ。
三玖「い、いいよ・・・!自分で持てる・・・」
瑛人「これくらいさせてよ。こういうのは彼氏の特権ってやつだからさ。」
瑛人の優しさに、三玖は顔を赤くしてうれしく思う。
瑛人は何時もふざけたり、担任教師までも弄っているのだが、優しい時は優しい。
そんな彼に三玖はますます好きになっていった。
瑛人「やっぱり、三玖は可愛いね。」
三玖「か、可愛いって・・・そんなことないよ・・・」
瑛人「自身を持ちなって。」
三玖は顔を俯きモジモジとしていた。
しかし、そんな彼女にも可愛いと思ってしまった。
瑛人「じゃあ、行こうか。」
三玖「う、うん・・・」
二人は互いに手を繋いで歩きだす。
指を絡ませて、優しく、それでいてがっちりと繋いでいて、瑛人の家につくまで離そうとはしなかった。
二人が歩き始めて十分くらい経って、瑛人の家に到着する。
瑛人「どうぞ。先に入って。」
三玖「お、お邪魔します・・・」
瑛人「いらっしゃい、三玖。」
三玖が入ったあと自分も入りドアを閉める。
互いに靴を脱ぎ、リビングに連れていく。
瑛人「ここがお風呂と洗面所で、そのとなりがトイレだから遠慮なく使って。」
三玖「う、うん。」
移動しながら場所を教えてリビングに向かう。
リビングに到着し、三玖の荷物をソファに置く。
瑛人「荷物ここ置いとくね。俺ご飯の準備してくるから、適当なところに座ってゆっくりしてて。」
三玖「うん、ありがとう・・・」
瑛人が台所に行ったところで、三玖はリビングをキョロキョロ見回す。
前も来たが、やっぱり恋人の家と思うと、少しドキドキしてしまう。
─────一時間後。
瑛人「お待たせ。できたよ。」
三玖「ありがとう、瑛人。」
瑛人が出した料理は和食を中心した、健康的なものだった。
瑛人「冷めないうちに早く食べよう。」
三玖「う、うん。いただきます・・・」
テーブルに向かい合って座り、あいさつをしてから料理に箸を持っていく。
三玖「・・・美味しい。」
瑛人「よかった。まだあるからたくさん食べて。」
二人は会話を交えながら、食事を進めていった。
二人は食事を終わり、風呂へ入った後にベッドのところへと来た。
そう─────今から二人がやろうとしているのは勿論であった。
瑛人「三玖─────愛してるよ。これまでも、これからも、ずっと。」
三玖「エイト────大好き。私も、愛してる。」
二人は互いの背中に、腕を回して抱きしめ合い、再び口づけを交わす。
舌を絡め合う濃厚な口づけを。
瑛人「ん・・・ふっ・・・ちゅっ・・・ちゅる。」
三玖「んん・・・ちゅっ、ちゅ・・・れりゅ・・・」
唾液の混じる音と、舌を舐め合って強く繋げて絡め合う感触に、瑛人はその場で倒れそうになるが、それを抑えて、キスをしたままベッドへと歩いて行き、三玖を背中からゆっくりと押し倒した。
瑛人「─────いくよ。」
三玖「うん─────来て。」
三玖の両手が、瑛人の首へと回る。
瑛人は三玖の頬に軽くキスをして、三玖の青い瞳を見ながら囁いた。
瑛人「三玖─────愛してる。」
その言葉に、彼女も、瑛人の瞳を見ながら返す。
三玖「エイト─────愛してる。私も。」
二人はこの夜─────本当の意味で愛を結ばれたのであった。
コンコン!
皇「失礼します!」
皇、セルディクとデールは神楽の部屋へと入ってきた。
三人はどうやら、かなり慌てた様子。
神楽「どうだった?」
皇「やはり、
デール「我々だけで何とか死傷者は出ていませんが・・・」
セルディク「このままだと、まずいぜ。」
四人はかなり深刻な状況に、沈黙が続く。
そんな中、神楽が先に口火を切る。
神楽「ひとまず引き続き、頼む。」
三人「はっ!!!」
三人はそのまま、神楽の部屋をします後にした。
神楽は一人でこう思い始めた。
神楽(何か─────悪い予感が起こるのか・・・?)
神楽は少しの悪寒を感じ始めた。
日本とは思えない、鬱蒼と茂る、背の高いセコイアの樹々の間を抜け、細い小径を森の奥深くまで進んでいくと・・・明かりの灯った、小さな小さな小屋に行き当たる。
その小屋の主・源一郎は静かに目を瞑っていた。
源一郎「─────」
すると源一郎はゆっくりと目を開ける。
源一郎「そろそろ彼等にこれを送らなければならないようだ。」
源一郎は
源一郎「もうすぐ─────
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Chapter15 END
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次章─────
─────最終章
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Next Chapter
ムーンライト・ヘヴン編
Coming Soon・・・
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全てにおける最終決戦が─────
─────今、始まる─────!
これにて、レジェンド・ソルセリア編も終。
それぞれのイチャイチャパートを如何でしたか?
このふうよつ、まどいつ、えいみくのどれがイチャイチャパートの中で良かったか感想をお願いいたします。
さて、いよいよ次章は、このGENESISシリーズの物語の最終章へ入っていきます。
今回のそれぞれのカップリングイチャイチャパートを投稿していたのは、その理由です。
そしてついに、この最終章でラスボスが…?!
これまでの話はまた次回の後書きで話します。
それでは、また次回。