WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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6話 時が来た、中間試験

 

 

 

 

チュンチュンと小鳥が鳴く。

瑛人はそれでゆっくりと目覚める。

起き上がり、隣を見てみる。

そこには、スゥスゥと穏やかな寝息を立てる幸せそうな表情で眠る恋人がいた。

 

 

 

瑛人(可愛いな。)

 

 

 

このまま寝顔を見るのを堪能したいのだが、流石に時間が来ているので起こすことにした。

 

 

 

瑛人「三玖〜。起きて〜。朝だよ〜。」

 

三玖「ん・・・」

 

 

 

三玖はゆっくりと目を開ける。

焦点が合わないまま、必死に此方に向けようとする。

 

 

 

瑛人(可愛い。)

 

三玖「おはよう、エイト。」

 

瑛人「おはよう。顔を洗ったほうがいいよ。そうすれば、目が覚めるから。」

 

三玖「分かった。」

 

 

 

半分夢の中にいる三玖は、顔を洗いに行く。

風太郎達も起こす・・・のだが、何故か空いている水のペットボトルを中に水を入れた。

そして、蓋を開けそのまま風太郎の顔面(というより口や鼻辺り)に向けて、水を落とす。

 

 

 

風太郎「が?!ふがががが!!(な?!何するんだ!!)」

 

瑛人「さぁ、目覚めよ風太郎。朝が来た。」

 

風太郎「ふがが!ふがふがふがふが!!(起きる!起きるからやめろ!!)」

 

 

 

瑛人は今度、ソファに眠る一花と四葉の元へと来る。

 

 

 

一花・四葉「ZZZ・・・ZZZ・・・」

 

 

 

そして瑛人は何処から持ってきたのか、スピーカー持って彼女達に向ける。

 

 

 

瑛人「ふぅ・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

一花・四葉「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ??!!」

 

 

 

なんと、スピーカーで二人を謎の雄叫びで起こした。

 

 

 

瑛人「これでよし。」

 

風太郎「よくねぇよ!」

 

一花「よくないよ!」

 

四葉「よくないです!」

 

 

 

酷い起こされ方を三人は瑛人に非難をする。

 

 

 

瑛人「そんなことよりお前等、いよいよ中間試験だ。」

 

風太郎「でも、残り二人は・・・」

 

瑛人「それは大丈夫。何故なら・・・」

 

二乃「何よ朝から・・・」

 

五月「ふわぁ・・・」

 

瑛人「ほらな?」

 

風太郎「あ、ああ・・・」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

こうして七人は学校へと到着し、生徒玄関前に来た。

 

 

 

風太郎「みんな、ここまでよく頑張った!あとは自分たちの積み重ねてきたことを本番にぶつけるだけだ。落ち着いて、緊張せずにテストに臨んでくれ。俺が言えるのはそれだけだ。」

 

四葉「はい!頑張ります!」

 

一花「いい点取って、2人を驚かせないとね。」

 

三玖「・・・がんばる。」

 

五月「皆で頑張りましょう!」

 

二乃「・・・言っとくけど、あたしはパパに真実をそのまま伝えるから。」

 

 

 

二乃を除く四人は張り切っていた。

そして、五つ子全員が円になって集まり、それぞれの親指と小指を結ぶ。

 

 

 

五月「死力を尽くしましょう!」

 

一花「頑張るぞー!」

 

四葉「おー!」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

風太郎(皆・・・頼んだぞ!)

 

 

 

風太郎はテストをしながら、五つ子の赤点回避を祈った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

三玖(難しい問題ばっか・・・でも歴史なら分かる・・・)

 

 

 

社会のハゲ教師が風太郎のために用意した問題のせいで、思わぬ妨害を受けた三玖。

しかし、

 

 

 

三玖(・・・あ、ここ、エイトに教えてもらった所・・・すぐに思い出せた・・・)

 

 

 

瑛人と一番一緒に勉強してきたのは伊達ではなかった。

今までとは比べものにならない程に、空欄が埋まっていく。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

四葉(う〜ん・・・思い出した!)

 

 

 

四葉がカッ!と目を開いて思い出したもの、それは・・・

 

 

 

四葉(五択問題は四番目の確率が高いっと。)

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

二乃(討論・・・討論・・・わかんないや、次・・・)

 

 

 

問題を飛ばそうとした二乃だったが・・・

 

 

 

風太郎『[でばて]と覚えるんだ。』

 

 

 

二乃(・・・・・・勝手に教えてくるんじゃないわよ)

 

 

 

たまたま聞こえた風太郎の言葉を思い出してしまった二乃。仕方なく解答欄へと書き込んでいく。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一花(終わった〜。こんなもんかな・・・おやすみー。)

 

 

 

ある程度空欄を埋めて、一花は机に突っ伏して寝ようとした。

 

 

 

一花(・・・・・・式の見直しくらいしてもいいかな。)

 

 

 

再び起き上がり、試験の用紙を見つめる一花。

どうやらしばらくは寝れそうにないみたいだ・・・

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

五月(・・・あなたを辞めさせはしません。らいはちゃんのためにも!念のためです!)

 

 

 

完全な独り相撲状態になっていることにも、気づいてはいなかった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、瑛人はというと・・・

 

 

 

瑛人(赤石先生の・・・ハゲタコ・・・と。)

 

 

 

テストの答案用紙の裏に相変わらず、クラスの担任である勝也の絵を描いて、上に《ハゲタコ》と書いた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして中間試験が終わり、風太郎は覚悟を決めてPENTAGONへと向かった。

赤点回避を祈りながら、向かって行った。

果たして・・・

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 

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