WORLD ONE BRIDE GENESIS 作:マリービィ
瑛人は少女を連れて、食堂へと向かって行った。
だが歩いている途中、二人はなかなかと喋らない。
その理由は・・・・・・
瑛人(ど、どうしよう・・・なかなかと喋る内容が見つからない・・・しかも、この子が可愛すぎる・・・)
少女(初めて合う人で喋る内容が見つからない・・・何を話せばいいんだろう?)
そう、この二人は緊張をしていた。
瑛人は少女のあまりの可憐さに緊張しており、少女は人見知りで喋れなかった。
そうこうしているうちに、食堂についてしまった。
瑛人「つ、着いたよ・・・此処が、食堂・・・」
少女「う、うん・・・ありがとう・・・」
瑛人「どういたしまして・・・」
瑛人はそこで別れようとするが、勇気を出して、少女に聞いた。
瑛人「えっと・・・君は?」
少女は目を見開いたが、答えた。
少女「・・・《
瑛人「中野三玖って言うんだ・・・いい名前だね。」
三玖「そ、そんなこと・・・」
三玖は顔を紅くしながら、恥ずかしそうに言った。
三玖「えっと・・・あなたは?」
瑛人「俺は朝山瑛人・・・宜しくね。」
三玖「うん、宜しく。」
こうして二人は名残惜しながらも、別れていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
風太郎「焼肉定食。焼肉抜きで。」
おばさん「あいよ。」
瑛人「お前、相変わらずだな・・・あ、カレーライスで。」
おばさん「あいよ。」
瑛人は三玖と別れた後、幼馴染である風太郎と一緒に食べる席を探していた。
そして、ようやく見つかったと思ったその時、
ガシャ
風太郎「ん?」
瑛人「ん?」
少女「あ。」
風太郎のお盆と重なり、相手の人物を見た。
そこには、赤髪のロングヘアー、こめかみに星型のヘアピン、整った顔立ち、青色の瞳、白い肌をした少女だった。
しかもその顔立ちは、先程の少女と同じ顔立ちだ。
瑛人(さっきの女の子と同じ顔だな・・・もしかして、姉妹かなんかか?)
少女「あ、あの!」
すると、少女が先に話しかけた。
少女「私の方が先でした。隣の席が空いてます。移ってください。」
少女は強気で、風太郎にそう言った。
風太郎「此処は毎日俺が座っている席だ。あんたが移れ。」
しかし、風太郎は此処で引き下がらず、そう言い返す。
少女「関係ありません。早い者勝ちです。」
瑛人「全く、なんだよ面倒臭い・・・俺が隣に座るわ。」
面倒臭くなった瑛人は、自ら隣の席に移った。
風太郎「別に、お前がそこまでしなくてもいいだろ・・・」
瑛人「いいんだ。どうせ埒が明かない。あんたもそれでいいんだろ?」
少女「あ、ありがとうございます。」
そんなこんなで、三人はそれぞれご飯を食べることにした。
が、
少女「ん?」
少女は風太郎が勉強をしながら、食べている行動に顔をしかめた。
少女「行儀が悪いですよ。」
風太郎のしている行動に、少女は注意をした。
少女「食べながら勉強ですか?」
風太郎「何?二宮金次郎風にやっている俺に文句でもある?」
少女「状況が違います!!」
瑛人「流石に俺もそう思う。風太郎、食べながら勉強するのやめろ。」
風太郎「テスト勉強だ。ほっといてくれ。」
その言葉に、少女は口角をあげニヤついた。
少女「へ〜?よっぽど追い込まれているんですね?何点だったのですか?」
そう言いながら少女は風太郎のテスト用紙を取り、何点なのか確認した。
風太郎「あ!おい!」
少女「え〜と、上杉風太郎君・・・得点は・・・?!」
少女は風太郎のテストの点数を見て、鳩が豆鉄砲に食らったかのような顔をした。
それもそうだろう、何故なら・・・
少女「ひゃ、100?!」
そう、瑛人の幼馴染・上杉風太郎は学年トップの天才だ。
少女「・・・これって・・・」
風太郎「あー!めっちゃ恥ずかしい!」
勿論、彼は棒読みで言った。
それを見た少女は、頬を膨らまして怒った。
少女「わざと見せましたね?!」
風太郎「何のことだか?」
瑛人「否、お前わざとだろ。どう考えても。言い方も棒読みだし。」
少女は悔しそうに言った。
少女「悔しいですが、私は勉強得意ではないので羨ましいです・・・そうです!」
少女は何か思いついたかのように、言った。
少女「折角私と相席になったんです!勉強を教えてくれ・・・」
風太郎「ご馳走様でした。」
少女「え?!食べるの早っ?!」
瑛人「まぁ、あれだけの量だしな・・・」
風太郎のあまりの早さに、少女は再び鳩が豆鉄砲に食らったかのような顔をし、瑛人は呆れていた。
少女「お昼ご飯、それっぽっちでいいのですか?私の分も少し、分けましょうか?」
すると風太郎は少女に向かって、冷たく言い放った。
風太郎「寧ろ、あんたが頼みすぎなんだよ。太るぞ?」
風太郎の言葉に少女はショックを受け、瑛人は流石にと思い、
瑛人「おいお前、流石にそれは言い過ぎ・・・」
風太郎「おっと、電話だ。じゃあな、瑛人。」
瑛人「あ、おい!」
瑛人は風太郎に注意しようとするが、彼は電話があると言い、去って行った。
少女「何なんですか?!あんな無神経な人、初めて見ました!あんな人にもう勉強を教われたくありません!」
瑛人「まぁ、そうだよな・・・すまんな。」
風太郎の先程の発言に、瑛人は呆れてながら、彼女に謝罪をした。
少女「あ、ちょっと?!あなたは謝らなくて大丈夫ですよ?!あの人が悪いんです!あ、そうです!」
瑛人「ん?」
少女は再び、何かが思いついたかのように言った。
少女「あなたが教えてください!」
瑛人「・・・は?」
少女「お願いします!」
少女が頭を下げた。
否、これは駄目だろう。
女の子が男に頭を下げるなんて、男としてのプライドが許さない。
瑛人「分かった!分かったから!頭を下げないでくれ!」
少女「ありがとうございます!」
瑛人「じゃあ、食べ終わったらやるぞ。」
少女「はい!」
瑛人「そういえば自己紹介忘れてたな。俺は朝山瑛人。」
少女「私は《中野五月》です!宜しくお願いします。朝山君。」
瑛人(中野?やっぱり、三玖の姉妹か?顔立ち似てるし、名字もそうだし。)
五月「どうしましたか?」
瑛人の様子に、五月は首を傾げた。
瑛人「否、何でも無い。じゃあ、宜しく。」
五月「はい!宜しくお願いします!」
二人は食べ終わった後に、瑛人は五月に勉強を教えていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そして、午後。
勝也「お〜い。お前等、話を聞け。」
勝也は生徒達にそう声をかけるが、生徒達からの返事は無かった。
勝也「話を聞けって言ってるだろうが。」
しかし、それでも生徒達からの返事は無かった。
勝也「仕方無い。話を聞かないんだったら、《奥の手》が必要のようだな。」
そう言って勝也は口を開けた。
一体、何をするんだろうか・・・?
勝也「ぷはぁ〜。」
そう、勝也の奥義。
その名は、《悪臭》だった。
クラスメイト「うわ?!くっせぇ?!」
クラスメイト「何だこれ?!未知なる臭さ!」
クラスメイト「くっせぇ!!口がくっせぇ!!」
勝也「残念ながら口ではない。先生の歯が臭いんだ。」
瑛人「おえぇ・・・分かった!分かったからやめてくれぇぇぇぇぇぇ!!!」
そんなこんなで、クラスは落ち着いていった。
勝也「いいかお前等?次聞かなかったら、エンドレスで悪臭の息を吐き続けるからな。」
そこで勝也は話を切り替えた。
勝也「午前にも言った通り、転校生が来るからな。入って来ていいぞ。」
ガラガラガラ
中に入って来たのは、大人しそうな雰囲気、赤みかかったセミロング、整った顔立ち、青色の瞳、白い肌、そして首元には青色のヘッドフォンがついている女の子。
瑛人が先程あった少女であった。
瑛人(あ、三玖じゃん。)
クラスメイト「おい、あれ。黒薔薇女子じゃね?」
クラスメイト「本当だ。しかもめちゃくちゃ可愛い。」
クラスメイト「大人しそうな女の子だ。」
勝也「今日から転校してきた中野三玖だ。」
改めて、三玖はクラスに挨拶をした。
三玖「・・・中野三玖です・・・宜しく・・・」
三玖は控え目に、挨拶をした。
勝也「じゃあ、朝山の隣に座ってくれ。」
三玖「・・・はい・・・」
三玖は瑛人の隣に空いている席に、座った。
瑛人「宜しくね。」
三玖「うん。宜しく。」
そして、授業が始まろうとしていた。
勝也「じゃあ早速、授業始めるぞ。朝山、頼む。」
瑛人「へい。起立、礼、ミュージックスタート!!!」
勝也「は?」
三玖「え?」
するとその場にいる勝也と三玖を除いて、クラス全員が何故か踊りだした。
勝也「お、おい?!何で皆で踊ってる?!おかしいだろ絶対に!てか何の踊りだ?!」
あまりの光景に、勝也は大きくツッコむ。
瑛人「HeyHey!HeyHey!兄ちゃん!ノッてるかい?」
勝也「誰が兄ちゃんだ!!」
一方、三玖はというと、何故か踊りだすクラス全員に唖然としていた。
三玖(これから騒がしくなりそう・・・)
三玖の第一感想は、そんな風に思っていた。
TO BE CONTINUE・・・・・・
めちゃくちゃふざけました。
もうとにかくギャグをします。
今回の瑛人は、前回よりマシな性格になっております。
それでは、また次回。