WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

2 / 172
2話 転校生

 

 

 

 

瑛人は少女を連れて、食堂へと向かって行った。

だが歩いている途中、二人はなかなかと喋らない。

その理由は・・・・・・

 

 

 

瑛人(ど、どうしよう・・・なかなかと喋る内容が見つからない・・・しかも、この子が可愛すぎる・・・)

 

少女(初めて合う人で喋る内容が見つからない・・・何を話せばいいんだろう?)

 

 

 

そう、この二人は緊張をしていた。

瑛人は少女のあまりの可憐さに緊張しており、少女は人見知りで喋れなかった。

そうこうしているうちに、食堂についてしまった。

 

 

 

瑛人「つ、着いたよ・・・此処が、食堂・・・」

 

少女「う、うん・・・ありがとう・・・」

 

瑛人「どういたしまして・・・」

 

 

 

瑛人はそこで別れようとするが、勇気を出して、少女に聞いた。

 

 

 

瑛人「えっと・・・君は?」

 

 

 

少女は目を見開いたが、答えた。

 

 

 

少女「・・・《中野三玖(なかのみく)》・・・」

 

瑛人「中野三玖って言うんだ・・・いい名前だね。」

 

三玖「そ、そんなこと・・・」

 

 

 

三玖は顔を紅くしながら、恥ずかしそうに言った。

 

 

 

三玖「えっと・・・あなたは?」

 

瑛人「俺は朝山瑛人・・・宜しくね。」

 

三玖「うん、宜しく。」

 

 

 

こうして二人は名残惜しながらも、別れていった。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

風太郎「焼肉定食。焼肉抜きで。」

 

おばさん「あいよ。」

 

瑛人「お前、相変わらずだな・・・あ、カレーライスで。」

 

おばさん「あいよ。」

 

 

 

瑛人は三玖と別れた後、幼馴染である風太郎と一緒に食べる席を探していた。

そして、ようやく見つかったと思ったその時、

 

 

 

ガシャ

 

風太郎「ん?」

 

瑛人「ん?」

 

少女「あ。」

 

 

 

風太郎のお盆と重なり、相手の人物を見た。

そこには、赤髪のロングヘアー、こめかみに星型のヘアピン、整った顔立ち、青色の瞳、白い肌をした少女だった。

しかもその顔立ちは、先程の少女と同じ顔立ちだ。

 

 

 

瑛人(さっきの女の子と同じ顔だな・・・もしかして、姉妹かなんかか?)

 

少女「あ、あの!」

 

 

 

すると、少女が先に話しかけた。

 

 

 

少女「私の方が先でした。隣の席が空いてます。移ってください。」

 

 

 

少女は強気で、風太郎にそう言った。

 

 

 

風太郎「此処は毎日俺が座っている席だ。あんたが移れ。」

 

 

 

しかし、風太郎は此処で引き下がらず、そう言い返す。

 

 

 

少女「関係ありません。早い者勝ちです。」

 

瑛人「全く、なんだよ面倒臭い・・・俺が隣に座るわ。」

 

 

 

面倒臭くなった瑛人は、自ら隣の席に移った。

 

 

 

風太郎「別に、お前がそこまでしなくてもいいだろ・・・」

 

瑛人「いいんだ。どうせ埒が明かない。あんたもそれでいいんだろ?」

 

少女「あ、ありがとうございます。」

 

 

 

そんなこんなで、三人はそれぞれご飯を食べることにした。 

が、

 

 

 

少女「ん?」

 

 

 

少女は風太郎が勉強をしながら、食べている行動に顔をしかめた。

 

 

 

少女「行儀が悪いですよ。」

 

 

 

風太郎のしている行動に、少女は注意をした。

 

 

 

少女「食べながら勉強ですか?」

 

風太郎「何?二宮金次郎風にやっている俺に文句でもある?」

 

少女「状況が違います!!」

 

瑛人「流石に俺もそう思う。風太郎、食べながら勉強するのやめろ。」

 

風太郎「テスト勉強だ。ほっといてくれ。」

 

 

 

その言葉に、少女は口角をあげニヤついた。

 

 

 

少女「へ〜?よっぽど追い込まれているんですね?何点だったのですか?」

 

 

 

そう言いながら少女は風太郎のテスト用紙を取り、何点なのか確認した。

 

 

 

風太郎「あ!おい!」

 

少女「え〜と、上杉風太郎君・・・得点は・・・?!」

 

 

 

少女は風太郎のテストの点数を見て、鳩が豆鉄砲に食らったかのような顔をした。

それもそうだろう、何故なら・・・

 

 

 

少女「ひゃ、100?!」

 

 

 

そう、瑛人の幼馴染・上杉風太郎は学年トップの天才だ。

 

 

 

少女「・・・これって・・・」

 

風太郎「あー!めっちゃ恥ずかしい!」

 

 

 

勿論、彼は棒読みで言った。

それを見た少女は、頬を膨らまして怒った。

 

 

 

少女「わざと見せましたね?!」

 

風太郎「何のことだか?」

 

瑛人「否、お前わざとだろ。どう考えても。言い方も棒読みだし。」

 

 

 

少女は悔しそうに言った。

 

 

 

少女「悔しいですが、私は勉強得意ではないので羨ましいです・・・そうです!」

 

 

 

少女は何か思いついたかのように、言った。

 

 

 

少女「折角私と相席になったんです!勉強を教えてくれ・・・」

 

風太郎「ご馳走様でした。」

 

少女「え?!食べるの早っ?!」

 

瑛人「まぁ、あれだけの量だしな・・・」

 

 

 

風太郎のあまりの早さに、少女は再び鳩が豆鉄砲に食らったかのような顔をし、瑛人は呆れていた。

 

 

 

少女「お昼ご飯、それっぽっちでいいのですか?私の分も少し、分けましょうか?」

 

 

 

すると風太郎は少女に向かって、冷たく言い放った。

 

 

 

風太郎「寧ろ、あんたが頼みすぎなんだよ。太るぞ?」

 

 

 

風太郎の言葉に少女はショックを受け、瑛人は流石にと思い、

 

 

 

瑛人「おいお前、流石にそれは言い過ぎ・・・」

 

風太郎「おっと、電話だ。じゃあな、瑛人。」

 

瑛人「あ、おい!」

 

 

 

瑛人は風太郎に注意しようとするが、彼は電話があると言い、去って行った。

 

 

 

少女「何なんですか?!あんな無神経な人、初めて見ました!あんな人にもう勉強を教われたくありません!」

 

瑛人「まぁ、そうだよな・・・すまんな。」

 

 

 

風太郎の先程の発言に、瑛人は呆れてながら、彼女に謝罪をした。

 

 

 

少女「あ、ちょっと?!あなたは謝らなくて大丈夫ですよ?!あの人が悪いんです!あ、そうです!」

 

瑛人「ん?」

 

 

 

少女は再び、何かが思いついたかのように言った。

 

 

 

少女「あなたが教えてください!」

 

瑛人「・・・は?」

 

少女「お願いします!」

 

 

 

少女が頭を下げた。

否、これは駄目だろう。

女の子が男に頭を下げるなんて、男としてのプライドが許さない。

 

 

 

瑛人「分かった!分かったから!頭を下げないでくれ!」

 

少女「ありがとうございます!」

 

瑛人「じゃあ、食べ終わったらやるぞ。」

 

少女「はい!」

 

瑛人「そういえば自己紹介忘れてたな。俺は朝山瑛人。」

 

少女「私は《中野五月》です!宜しくお願いします。朝山君。」

 

瑛人(中野?やっぱり、三玖の姉妹か?顔立ち似てるし、名字もそうだし。)

 

五月「どうしましたか?」

 

 

 

瑛人の様子に、五月は首を傾げた。

 

 

 

瑛人「否、何でも無い。じゃあ、宜しく。」

 

五月「はい!宜しくお願いします!」

 

 

 

二人は食べ終わった後に、瑛人は五月に勉強を教えていた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、午後。

 

 

 

勝也「お〜い。お前等、話を聞け。」

 

 

 

勝也は生徒達にそう声をかけるが、生徒達からの返事は無かった。

 

 

 

勝也「話を聞けって言ってるだろうが。」

 

 

 

しかし、それでも生徒達からの返事は無かった。

 

 

 

勝也「仕方無い。話を聞かないんだったら、《奥の手》が必要のようだな。」

 

 

 

そう言って勝也は口を開けた。

一体、何をするんだろうか・・・?

 

 

 

勝也「ぷはぁ〜。」

 

 

 

そう、勝也の奥義。

その名は、《悪臭》だった。

 

 

 

クラスメイト「うわ?!くっせぇ?!」

 

クラスメイト「何だこれ?!未知なる臭さ!」

 

クラスメイト「くっせぇ!!口がくっせぇ!!」

 

勝也「残念ながら口ではない。先生の歯が臭いんだ。」

 

瑛人「おえぇ・・・分かった!分かったからやめてくれぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

そんなこんなで、クラスは落ち着いていった。

 

 

 

勝也「いいかお前等?次聞かなかったら、エンドレスで悪臭の息を吐き続けるからな。」

 

 

 

そこで勝也は話を切り替えた。

 

 

 

勝也「午前にも言った通り、転校生が来るからな。入って来ていいぞ。」

 

ガラガラガラ

 

 

 

中に入って来たのは、大人しそうな雰囲気、赤みかかったセミロング、整った顔立ち、青色の瞳、白い肌、そして首元には青色のヘッドフォンがついている女の子。

瑛人が先程あった少女であった。

 

 

 

瑛人(あ、三玖じゃん。)

 

クラスメイト「おい、あれ。黒薔薇女子じゃね?」

 

クラスメイト「本当だ。しかもめちゃくちゃ可愛い。」

 

クラスメイト「大人しそうな女の子だ。」

 

勝也「今日から転校してきた中野三玖だ。」

 

 

 

改めて、三玖はクラスに挨拶をした。

 

 

 

三玖「・・・中野三玖です・・・宜しく・・・」

 

 

 

三玖は控え目に、挨拶をした。

 

 

 

勝也「じゃあ、朝山の隣に座ってくれ。」

 

三玖「・・・はい・・・」

 

 

 

三玖は瑛人の隣に空いている席に、座った。

 

 

 

瑛人「宜しくね。」

 

三玖「うん。宜しく。」

 

 

 

そして、授業が始まろうとしていた。

 

 

 

勝也「じゃあ早速、授業始めるぞ。朝山、頼む。」

 

瑛人「へい。起立、礼、ミュージックスタート!!!」

 

勝也「は?」

 

三玖「え?」

 

 

 

するとその場にいる勝也と三玖を除いて、クラス全員が何故か踊りだした。

 

 

 

勝也「お、おい?!何で皆で踊ってる?!おかしいだろ絶対に!てか何の踊りだ?!」

 

 

 

あまりの光景に、勝也は大きくツッコむ。

 

 

 

瑛人「HeyHey!HeyHey!兄ちゃん!ノッてるかい?」

 

勝也「誰が兄ちゃんだ!!」

 

 

 

一方、三玖はというと、何故か踊りだすクラス全員に唖然としていた。

 

 

 

三玖(これから騒がしくなりそう・・・)

 

 

 

三玖の第一感想は、そんな風に思っていた。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






めちゃくちゃふざけました。
もうとにかくギャグをします。
今回の瑛人は、前回よりマシな性格になっております。
それでは、また次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。