WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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第4章 林間学校編
1話 あの日


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見ていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《あの日》、《あの時》の悪夢を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢であってくれと願っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど、夢ではなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ赤に照らす研究所。

その中に一人の男性がいた。

銀髪の髪、白衣を着ている若い男性だった。

その男性に、俺は見覚えがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ドクター》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺にとって、父親のような男性だった。

そしてその父親のような男性は今、消えようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ドクター!ドクター!」

 

 

 

後ろから幼い声がした。

 

俺だ。

 

俺は今、必死にドクターを止めようとしていた。

 

消えゆくドクターを。

 

 

 

ドクター「御免ね・・・瑛人・・・お別れだ。」

 

瑛人「嫌だ!消えないで!ドクター!」

 

 

 

あの優しいドクターが消えてしまう。

 

俺はそんなの嫌だった。

 

 

 

瑛人「ドクター!行かないで!ドクター!」

 

 

 

ドクター「ありがとう、瑛人。」

 

 

 

やめてくれ・・・そんな優しい笑顔で・・・

お別れだなんて言わないでくれ・・・

 

 

 

瑛人「ドクター!ドクター!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクター「楽しかったよ。・・・・・・バイバイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は俺に振り返って、そう言った。

彼の最期の顔は、笑顔だった。

そして、彼は・・・ドクターは光になって消えていった・・・

 

 

 

瑛人「ドクター!ドクター!ドクター!ドクター!ドクターァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑛人「はっ!」

 

 

 

瑛人はそこで起きた。

 

 

 

瑛人「・・・ッ・・・クソ!」

 

 

 

瑛人は壁に殴った。

何故、今更あの夢を・・・

あの夢は見ないって思ったのに・・・

 

 

 

瑛人(・・・・・・ドクターは・・・どんな気持ちで消えたんだろうな・・・)

 

三玖「エイト・・・?」

 

瑛人「?」

 

 

 

瑛人は起き上がっている三玖を見た。

 

 

 

三玖「どうしたの・・・こんな時間に起きて?」

 

 

 

三玖は不思議そうに此方を見つめる。

 

 

 

瑛人「・・・・・・何でも無い。」

 

三玖「そう・・・」

 

 

 

彼女は瑛人に泊まりに来ていた。

そして一緒に寝ることとなっており、こうして隣同士で寝ていた。

 

 

 

ギュ

 

瑛人「ん?」

 

 

 

三玖は瑛人を抱きしめた。

 

 

 

三玖「・・・辛かったら・・・いつでも言っていいよ。」

 

 

 

三玖は笑顔で彼にそう言った。

瑛人はそんな彼女に頭を撫でた。

 

 

 

瑛人「ありがとうね。三玖。」

 

三玖「此方こそ。」

 

 

 

二人はお互い抱きしめ合う。

 

 

 

瑛人「ねぇ三玖。」

 

三玖「何?エイト。」

 

瑛人「・・・・・・もし、俺がいなくなったら・・・嫌?」

 

 

 

瑛人は彼女にそれを聞いた。

そして、さっきよりも力を強めた。

 

 

 

三玖「・・・嫌だよ・・・瑛人がいなくなるの嫌・・・」

 

 

 

三玖の嗚咽が聞こえる。

聞いてはいけないことを言ってしまった。

瑛人はそれを罪悪感を感じた。

 

 

 

三玖「言わないで・・・そんなこと・・・」

 

瑛人「御免ね・・・過去のこと色々とあったからさ。」

 

三玖「過去?」

 

瑛人「否、何でも無い。」

 

 

 

そして、三玖は泣き止んで彼に笑顔で言った。

 

 

 

三玖「・・・ずっと、私の側にいて。」

 

瑛人「・・・ああ、勿論だよ。」

 

 

 

そうして、二人は唇を重ねた。

月が、二人を照らしていた。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






本作、初めてのシリアス回。
何故このタイミングで?と思う方いるかもしれません。
理由は、次章からが本格的に物語が始まるからです。
今回はその序章という感じになります。
さて、次回からが本格的に林間学校編!
今回シリアスだったので、此処から暫くはボケやギャグだらけになります!
それでは、また次回。

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