WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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2話 林間学校 準備

 

 

 

 

林間学校。

 

それは高校二年生の最大のイベントである。

このイベントをドキドキやワクワクをする!という人はほぼいるだろう。

しかし、そんな大イベントに興味は無いというのはただ一人いた。

その名は、学年トップの上杉風太郎である。

彼は林間学校より勉強が優先だというお堅い青年だ。

四葉はそんな彼に興味を持ってほしい為、とあることを話し始める。

 

 

 

四葉「では、林間学校が楽しみになる話をしましょう。クラスの友達に聞いたんですが、この学校の林間学校には伝説があるのを知っていますか?最終日に行われるキャンプファイヤーのダンス。そのフィナーレの瞬間に踊っていたペアは、生涯を添い遂げる縁で結ばれるというのです。」

 

風太郎「非現実的だ、くだらないな。」

 

四葉「冷めてる!現代っ子!」

 

 

 

四葉の話をバッサリと切り捨てる風太郎。

興味は出るどころか寧ろ、『現実を見ろ』というような言い方である。

 

 

 

風太郎「学生カップルなんてほとんどが別れるんだ。時間の無駄遣いだな」

 

四葉「う、上杉さん・・・それ三玖の前で絶対に言っちゃダメですよ・・・?」

 

 

 

丁度の三玖はいなかった。

彼女は瑛人と一緒に屋上で話をしていた。

 

 

 

四葉「でもでも!やっぱり好きな人と付き合いたいって思うじゃないですか!」

 

風太郎「俺は興味も無いね。」

 

四葉「ぶ〜・・・上杉さんの堅物!真面目人間!」

 

風太郎「なんとでも言ってろ。」

 

 

 

と二人はそんな感じで言い争っていた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

同時刻。

瑛人と三玖はというと・・・

 

 

 

三玖「ねぇエイト。」

 

瑛人「ん?どうしたの?」

 

 

 

瑛人は不思議そうに彼女に返した。

 

 

 

三玖「あの・・・その・・・」

 

 

 

三玖はモジモジとしながら、彼に言う。

 

 

 

三玖「キャンプファイヤーのダンス・・・踊ってくれる?」

 

瑛人「キャンプファイヤーのダンス?あの結びの伝説の?」

 

三玖「そう・・・」

 

 

 

三玖は頬を赤く染めて瑛人にお願いする。

伝説が本当かはわからないが、もし本当なら瑛人と踊って生涯を添い遂げたい。

でも瑛人に、他に踊る相手がいるのなら・・・三玖の心に少しの不安が残っている。

 

 

 

瑛人「・・・御免、三玖。正直俺は、キャンプファイヤーのダンスのこと、信じていないんだ。」

 

三玖「え・・・どうして?」

 

瑛人「そんなんで勝手に人生決められたくないからね。それに結ばれても、あのダンスのおかげってなるのは、なんか後味悪いかな。」

 

三玖「そ、そっか・・・」

 

 

 

それからしばらく黙ったままの状態が続いた。

繋いでいた手も、だんだん握る力が弱くなってくる。

せっかく勇気をだして言ったのに、冷たく跳ね返されたらそりゃ落ち込む。

そこで瑛人が口を開く。

 

 

 

瑛人「三玖を好きになったのは俺の意志だ。たとえ他のやつと踊ったとしても、その想いは変わらない。他のやつらが言い寄ってきても、それに応えるつもりもない。三玖が伝説を信じたい気持ちもわかる。でも俺は、そんな伝説一つで揺らいだりしない。俺が好きなのは、愛してるのは三玖だけだから。そう、自分に誓ったから。三玖が願い続ける限り、俺は三玖のそばにいて、愛し続ける。そう決めたんだ。そんな伝説で俺は折れやしない。どんなことがあっても、三玖以外を好きになることなんてない。安心して。俺と三玖の心が通じ合ってる限り。そんな伝説に頼らなくても俺は三玖と一緒にいる。」

 

三玖「エイト・・・」

 

 

 

瑛人の話しを聞いて、三玖は顔を紅くする。

 

 

 

瑛人「あ、そろそろ時間だ。」

 

三玖「そうだね。帰ろう?」

 

瑛人「うん、一緒に帰ろう。」

 

 

 

二人はそのまま屋上から降りて行った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

その後、瑛人と風太郎、一花を除く五つ子はショッピングモールに来ている。明日の林間学校に着ていく服や、備品を買いに来たのだ。

そして今は、私服が乏しい風太郎のために、みんなでコーディネートしてあげている。

 

 

 

四葉「じゃーん!上杉さんは地味目なお顔なので、派手な服をチョイスしました!」

 

風太郎「多分だけどお前、ふざけてるよな?」

 

 

 

四葉が選んだのは、動物がかわいく描かれたTシャツに、キャップをつばを後ろにしてかぶったスタイル。

何だか子供っぽい服である。

 

 

 

三玖「フータローは和服が似合うと思ったから、和のテイストを入れてみた」

 

風太郎「和そのものですけど!?」

 

 

 

風太郎が言った通り、三玖が選んだのは和服である。

 

 

 

五月「私は男の人の服がよくわからないので、男らしい服装を選ばせてもらいました。」

 

風太郎「お前の男らしい像はどんなだ。」

 

 

 

五月が選んだ服はドクロの描かれたノースリーブのインナーシャツに、パンク風のノースリーブのレザージャケットにレザーのパンツ、指出し手袋。

所謂、ジャズ系の服装であった。

 

 

 

瑛人「俺はこれかな。サ〇ナク〇ョンの新〇島の服装。」

 

風太郎「お前、完全にふざけてるよな?」

 

 

 

瑛人が選んだ服装は、サ〇ナク〇ョンの新〇島の服装であった。

 

 

 

二乃「・・・・・・」

 

四葉「あっ、二乃本気で選んでる。」

 

三玖「ガチだね。」

 

二乃「アンタ達、真面目にやりなさいよ!」

 

 

 

唯一真面目にやった二乃が浮いてしまった。

それから五人は風太郎をおもちゃにしながら買い物を進めていくのであった。

そして、二乃と五月は用事がある為、離脱した。

 

 

 

瑛人「じゃあ、俺達はこれぐらいで。」

 

三玖「うん、またね。」

 

四葉「また明日です!上杉さん!それでは!」

 

風太郎「ああ、また。」

 

 

 

瑛人は三玖と四葉を送ることになり、風太郎は一人で帰ることにした。

そんな中、風太郎の携帯がなる。

 

 

 

風太郎「はい、上杉です・・・え?らいはが・・・?」

 

 

 

そして、風太郎の家で一つの事件が起きてしまった。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






いよいよ始まりました林間学校編!
前回のシリアスとは打って変わって、ギャグだらけになっていきます!
とその前に、何やら事件が・・・?
それでは、また次回!

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