WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

24 / 172
4話 林間学校 二日目

 

 

 

 

翌朝、一花が目覚めると、何故かその横には風太郎がいた。

 

 

 

一花「んー・・・?!」

 

 

 

横に寝返りをうった拍子に、目が覚めた一花。

その視線の先には、何故か風太郎。

 

 

 

一花「フータロー君・・・な、なんで・・・」

 

 

 

一花は何故彼が横にいるのか、それは彼女が周りの状況を見て知ることとなる。

 

 

 

一花「って、はははっ・・・みんなめちゃくちゃ。・・・寝顔を見るのは二度目かな?」

 

 

 

一花はそんな風に、風太郎に近づきながら一人で呟いていた。

 

 

 

一花「これぐらい平常心でいなきゃ、友達・・・」

 

 

 

一花は首を横に振って、言い直す。

 

 

 

一花「・・・パートナーじゃ、ないよね。・・・大丈夫だよね?」

 

 

 

一花は不安そうにそう呟いていた。

すると、扉がガチャっと開いた。

 

 

 

五月「もう朝ですよ?朝食は食堂で・・・」

 

 

 

五月は何か見た。

それは一花が風太郎に近づいた所を見て、思わずガチャと扉を閉めてしまう。

 

 

 

五月「・・・嘘・・・あれって・・・」

 

???「ん?中野?」

 

五月「え?」

 

 

 

すると誰かに声をかけられた。

 

 

 

???「中野じゃないか。此処で何やっているんだ?」

 

 

 

そこには、見覚えのある人物だった。

 

 

 

五月「せん・・・せい?」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

バスガイド『例年より早い猛吹雪で足踏みしてしまいましたが、1組の皆さんが揃ったということで、今日こそ楽しい林間学校にしましょう!』

 

 

 

そうバスガイドさんのアナウンスで、バスは目的地へと向かっていた。

バスの中には、風太郎と五月のクラスメイトである一組の生徒たちがいた。

 

 

 

風太郎「まさかこいつらも同じ旅館で泊まってたなんてな、よく会わなかったもんだ。」

 

五月「・・・そうですね。びっくりしました。」

 

風太郎「・・・どうした?」

 

五月「い、いえ!(よく見てないから、判断がつかないけれど・・・あれは・・・三玖を除いて、私達の誰かが上杉君を・・・)」

 

 

 

一組のバスも、猛吹雪により、急遽風太郎たちが泊まった旅館へと泊まっていたのだ。

クラスは違うが、瑛人や三玖、一花と二乃に四葉と同じバスで目的地へと向かって行った。

 

 

 

三玖「はい、エイト。」

 

瑛人「ありがとう、三玖。」

 

四葉「あ、三玖!私にもアメちょうだい!」

 

三玖「はい。」

 

四葉「ありがとう!」

 

二乃「あ、四葉、その味アタシ欲しかったのに!」

 

 

 

こうして、風太郎と瑛人、五つ子による林間学校は本格的に始まる。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、林間学校二日目の夕方。

それぞれが班になり、夕飯のカレーを作っている。

 

 

 

二乃「じゃあ私たちでカレー作るから、男子は飯ごう炊さんよろしくね。」

 

男子「うーい。」

 

 

 

こちらの班では、料理上手な二乃の指示の元にカレー作りが進んでいた。

 

 

 

女子「わっ、二乃野菜切るの速っ。」

 

女子「家事やってるだけのことはあるね。」

 

二乃「これくらい楽勝よ。」

 

 

 

彼女の手際の良さに、班の女子は感心して、二乃はドヤ顔で返す。

 

 

 

二乃(ついに始まったわね、林間学校。あの子たち、うまくやれてるかしら・・・?)

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一花「これもう使った?片付けておくね。」

 

男子「は、はい!」

 

 

 

一花の気づかいっぷりに、班の男子たちは釘付けになってしまう。

 

 

 

男子「中野さん、美人で気が利いて完璧超人かよ。」

 

男子「俺の部屋も片付けてほしいぜ。」

 

・・・・・・自分の部屋もまともに片付けられないようなやつに、片付けられる部屋など存在するのだろうか。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

四葉は飯ごう炊さんで使う薪を斧で割っていく。

 

 

 

男子「いやもう薪割らなくていいから!」

 

四葉「あはは、これ楽しいですね。」

 

 

 

四葉は薪割りに夢中になり、大量の薪ができてしまった。

 

 

 

男子「これもらってくぞー。」

 

四葉「はーいどうぞー。」

 

 

 

その割りすぎた薪は、他の班にも持ってかれ、この飯ごう炊さんに使われた薪は、ほとんどが四葉が割った薪だとか。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

三玖「辛いの苦手な人いる?」

 

女子「私、ちょっと苦手・・・」

 

三玖「そんなときにはこれ。」

 

 

 

三玖は調味料の中から、あるものをだす。

 

 

 

五月「ケチャップですか?」

 

三玖「うん。これ入れれば、大丈夫になるから。」

 

 

 

そう言って三玖はケチャップを煮込んでるカレーの中に適量入れる。

 

 

 

女子「すごーい!三玖ちゃん料理得意なの?」

 

三玖「そんなことない。これは、教えてもらったから。」

 

 

そう、あれは空いていた時間とかで瑛人に教えてもらっていた。

 

 

 

女子「そろそろ煮込めてきたかな?」

 

五月「待ってください。あと3秒で15分です。」

 

三玖「五月細かすぎ。」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、瑛人とはというと・・・

 

 

 

瑛人「一樹、そっち頼む。」

 

一樹「オッケー。因みに瑛人、彼方の方には終わったから。」

 

瑛人「サンキュー。一樹。」

 

 

 

一樹とのコンビネーションで次々と仕事をこなしていく。

その光景を周りからは感心していた。

 

 

 

瑛人「おっさんも何かお願いしていいすか?」

 

勝也「先生だ!!」

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、夜・・・

 

 

 

風太郎・瑛人「ふふふ・・・」

 

前田「うわあぁぁぁ!!!」

 

松井「きゃあぁぁぁ!!!」

 

 

 

風太郎は肝試しの実行員をやり、瑛人は風太郎の手伝いとしてやっていた。

 

 

 

風太郎「くくく・・・案外楽しいものだな・・・」

 

瑛人「眠れない夜にしてやるぜ・・・くくく・・・」

 

四葉「やる気まんまんですね・・・」

 

 

 

足音が聞こえる。

来るようだな・・・と意気込む二人。

そして、一斉に行った。

 

 

 

風太郎・瑛人「うわぁ!」

 

四葉「食べちゃうぞ!」

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

一花「やっほー。」

 

三玖「エイト、楽しそうだね。」

 

瑛人「三玖?!」

 

風太郎「一花?!」

 

四葉「ありゃりゃ。」

 

 

 

そう。

もう既にネタを知っている二人なので、あまり驚かない。

 

 

 

風太郎「あー、いいか?看板が出てるからわかると思うが、この先は崖で危ない。ルート通り進めよ。」

 

一花「おっけー。」

 

三玖「気を付ける。」

 

瑛人「気をつけてね。」

 

三玖「うん。」

 

 

 

三玖は返事をした後に、瑛人に頬をチュッとした。

それを瑛人は少し紅くする。

 

 

 

瑛人「み、三玖・・・」

 

三玖「じゃあね。」

 

一花・四葉(だ、大胆・・・)

 

 

 

三玖はそう言って手を振った。

二人は看板通り、進んで行った。

 

 

 

 

瑛人(か、可愛すぎる・・・)

 

 

 

瑛人は彼女の可憐さに思わず紅くする。

四葉も先程の見て顔を紅くし、風太郎はそれを見て呆れていた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

一花「いや〜見せてくれるねぇ〜。」

 

三玖「だ、だって・・・」

 

 

 

三玖は先程の行動をして、顔を紅くしていた。

 

 

 

三玖「そういえば、一花は好きな人いるの?」

 

一花「?!・・・ど、どうして?」

 

三玖「勘だよ。」

 

 

 

一花は暫く黙り込むが、答えた。

 

 

 

一花「・・・いる・・・かもしれない。」

 

三玖「そ、そうなの?」

 

一花「まだ《かも》だから。」

 

 

 

かもだから、どっちか分からない。

と一花が言った。

 

 

 

一花「どっちなんだろうね・・・」

 

三玖「一花・・・」

 

一花「さ、もうすぐ着くみたいだし。」

 

三玖「そうだね。」

 

 

 

二人は肝試しの森を抜け、それぞれ別れた。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

そして、風太郎と一緒に終わった瑛人はというと・・・

 

 

 

瑛人「因みに赤石先生。」

 

勝也「どうした?朝山。」

 

瑛人「ハロウィンのお菓子まだすか?」

 

勝也「小学生の子どもかお前は?!それにハロウィンはもう過ぎてるし、あげないに決まってるだろ!!」

 

 

 

と勝也に断れた瑛人は、もらえなかった為・・・

 

 

 

勝也「うわあぁぁぁぁぁぁ??!!」

 

 

 

どっかの高台から彼をバンジージャンプさせた。

 

 

 

瑛人「《煮る》か《焼く》か、どっちがいい?!!」

 

勝也「それは落とす前に言うやつだろ?!!」

 

瑛人「武器を捨てて両手をあげろ!!」

 

勝也「武器持ってないし、捕まってる〜!!」

 

 

 

更に・・・

 

 

 

瑛人「おらあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

勝也「うわあぁぁぁぁぁぁ?!!」

 

 

 

瑛人は今度、何処からの馬鹿力なのか、勝也を大きく回転させていた。

 

 

 

瑛人「お菓子くれないと悪戯するぞ?!!」

 

勝也「これ以上の悪戯があるのか?!!」

 

瑛人「お菓子くれるのかくれないのか、どっちだ?!!」

 

勝也「分かった!!あげる!!あげるから〜!!!!」

 

 

 

その後、勝也は大人しく瑛人にお菓子をあげ、極限のバンジージャンプさせられた酔いで、かなりの嘔吐をしていた。

 

 

 

 

 

TO BE CONTINUE・・・・・・

 

 

 

 






もう瑛人と勝也先生の絡みがめちゃくちゃいいです。
これからもこの二人の絡みをお楽しみください。
それでは、また次回。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。