WORLD ONE BRIDE GENESIS   作:マリービィ

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8話 白鷺神楽(しらさぎかぐら)

 

 

 

 

神楽「うむ・・・・・・久しぶりの会議だな。神託の盾魔導騎士団の諸君。」

 

 

 

そう言って神楽はコツコツと階段を降りて、奥にある玉座へと向かう。

ただ、コツコツと歩いているだけ。

だがしかし、彼等にとってはドスンドスンと一歩一歩が大きく聞こえていた。

 

 

 

三玖(あ、あの人が・・・神託の盾魔導騎士団の総長・・・)

 

 

 

そして神楽は玉座をゆっくりと座り、

 

 

 

神楽「うむ・・・座れ。楽にしてもいい。」

 

神託の盾兵士軍「は!」

 

 

 

神楽の言う事を従い、神託の盾兵士軍は全員着席した。

五神将(クインテット)は総長である神楽の隣にある、特等席に着席する。

三玖も彼等と同じ席に着席する。

 

 

 

神楽「今回お前達を収集してもらったのは他でもない。瑛人の恋人である三玖少女・・・彼女の護衛についての会議を始める。」

 

神託の盾兵士軍「は!」

 

 

 

そして神楽は足を組み、左肘を置手につけ手を顎に当てる。

 

 

 

神楽「最近、第一師団部隊の隊長・朝山瑛人が恋人と付き合ったことを分かっておるな?」

 

神託の盾兵士軍「は!」

 

神楽「その恋人である三玖少女をこれからどう護衛するか、我々で話し合っていく。」

 

 

 

神託の盾兵士達は「どうする?」「いや、どうするか・・・」「我々ができること・・・」など、悩んでいた。

するとそんな中、一人が手を挙げる。

皇である。

 

 

 

皇「閣下。」

 

神楽「どうした?」

 

皇「瑛人を彼女の家に泊まらせるっていうのは如何でしょうか?」

 

瑛人「俺を?」

 

 

 

皇は言う。

 

 

 

皇「瑛人を彼女達の家で泊まり、そのまま護衛をする・・・私としてはいいじゃないかと。」

 

デール「ふむ・・・なかなかいいと思いますよ。私は。」

 

セルディク「成程な。奴をその女の家に泊まらせたら、それはいいな。」

 

皇「如何でしょう?」

 

神楽「うむ・・・」

 

 

 

神楽は手を顎に当て、考える。

暫く考えた末、

 

 

 

神楽「うむ・・・そうするとしよう。瑛人、三玖少女。それでいいか?」

 

瑛人「お、俺は三玖がいいんなら・・・」

 

三玖「私はいいよ。」

 

瑛人「え?いいの?」

 

三玖「うん。」

 

 

 

返事はあっさりOKと言った。

 

 

 

神楽「なら、決まりだ。そして・・・三玖少女の話ではないのだが、実は最近、《子供達の神隠し》についてのことだ。」

 

 

 

神託の盾兵士軍はざわつく。

 

 

 

神楽「《子供達の神隠し》・・・その名の通り、一時期子供が行方不明になっていることが多い。しかし、暫く経つと子供達が生還する。そしてその子供達がこう言う。『()()()()()()()()()()』と。」

 

五神将「?!!」

 

神託の盾兵士軍「?!!」

 

神楽「小学生だけではない・・・中学生も高校生もだ。」

 

 

 

神楽はそう話していく。

しかし、三玖はいまいち何の話か呑み込めていないようだった。

そんな彼女を置いてけぼりにし、話を続ける。

 

 

 

皇「それって・・・」

 

神楽「ああ・・・恐らく《異世界》のことだろう。」

 

デール「もしかして・・・《奴等》の仕業でしょうか?」

 

神楽「多分な。《奴等》ならやりかねん。」

 

 

 

話しはどんどんと深刻になってゆく。

 

 

 

デール「そうなると、早く手を打たねなければ・・・」

 

皇「だが、どうする?」

 

セルディク「そこが問題だろ・・・」

 

神楽「うむ・・・」

 

 

 

そして神楽は暫く考えた後、

 

 

 

神楽「瑛人、一樹。」

 

一樹「はい?」

 

瑛人「何でしょう?」

 

 

 

神楽は瑛人と一樹を呼ぶ。

 

 

 

神楽「お前達に命じる。三玖少女を守りながら、《異世界》の調査を頼んだ。」

 

瑛人「俺達に・・・ですか?」

 

神楽「ああ、お前達なら行ったことあるだろう?」

 

一樹「まぁ・・・はい。」

 

神楽「なら、話が早い。頼めるか?」

 

 

 

神楽からの命令。

勿論二人は「はい」と答えた。

 

 

 

神楽「ならば、判決をしよう。」

 

 

 

神楽は玉座から立ち上がり、大きな声を上げた。

 

 

 

神楽「瑛人と一樹!三玖少女を守りながら、《異世界》の調査を任命する!」

 

瑛人・一樹「は!」

 

 

 

二人は拳を胸に当て、敬礼する。

 

 

 

神楽「なら短い時間だが・・・これにて、神託の盾魔導騎士団会議はお開きとする。諸君、任務に戻りといい。」

 

神託の盾兵士軍「は!」

 

 

 

神託の盾兵士軍はぞろぞろと任務へと戻ってゆく。

 

 

 

神楽「瑛人。」

 

瑛人「はい。」

 

 

 

神楽は一呼吸した後、言う。

 

 

 

神楽「・・・・・・期待しているぞ。」

 

 

 

神楽はそう微笑みながら言った。

 

 

 

瑛人「・・・仰せのままに。」

 

 

 

瑛人は拳を胸に当て、敬礼をした。

そして神楽は立ち上がり、ゆっくりと自室へと戻って行った。

 

 

 

三玖「・・・・・・」

 

 

 

三玖は思ってしまう。

自分のせいで此処まで大事してしまったと、思っていた。

 

 

 

三玖(エイト・・・)

 

瑛人「三玖。」

 

三玖「?!ど、どうしたの?」

 

瑛人「ちょっと、ついてきて。」

 

三玖「え?」

 

 

 

瑛人は三玖を連れて、何処かへと連れて行った。

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

瑛人は三玖を連れてきた場所は、城の大きなベランダであった。

 

 

 

三玖「此処は・・・?」

 

 

 

連れてこられた三玖は瑛人に尋ねる。

 

 

 

瑛人「俺のお気に入りの場所だよ。」

 

 

 

瑛人は三玖にとあることを話すことにした。

二人は月に照らされながら、会話をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

    Next Time

 

   ファンファーレ

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 






いよいよ次回か、そのまた次回ぐらいで第5章も終。
その後はまた原作に戻ります。
それでは、また次回。

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